水が冷たかったって話
弾丸で京都に行ってきた。
毎度お馴染み、起床時間報告。今回は7時15分でした。集合時間の1時間前。「集合」時間であり、家を出る時間ではない。案の定集合場所には少々遅れて到着。「踏切につかまってて遅れる」とラインがきていた。ラッキー。
高校のときに通っていた塾の先生と、同級生との三人旅。同級生はお茶とお菓子を人数分用意してきていた。先生は車の運転。私は?まあ話のネタでも提供するかと思い、ペラペラと喋りまくる。
先生が前日に送ってくれた分刻みスケジュールによると、最初の目的地は米料亭。お米が美味しいご飯屋さんで昼食。計画立ててあったのに、到着は予約時間ぎりぎり。私が途中のパーキングでじゃがりこ買いにいったからかも。ちなみに塩レモン味はここにもなく、じゃがバター購入。
京野菜の天ぷらと、鯛茶漬け。迷って茶漬けにした。美味しい〜と言いながら食べていたらめっちゃ喋るやん、と指摘された。独り言が大きい。鯛茶漬けは出汁がきいていて美味しかった。ご飯お代わりしたときについてきたおこげ、ガリガリで美味しかった。人生で初めてごま塩なるものをかけたかも。食べた時の感動をうまく言葉にしたいんだよな〜と考えていたが出てこず。結局美味しいと言い続ける。
下鴨神社へ。御手洗祭。無病息災を祈る。水が思いの外冷たくて、足が真っ赤になった。あと意外と深い。半ズボンだったからよかったけど、捲らなきゃいけない人たち、大変そうだった。腰型の板?にも名前書いて祈ってきた。腰痛持ちなもので。
下鴨神社にきたら、というか京都にきたら必ず行くパン屋さんへ。ナカガワ小麦店。このお店との出会いは学生時代。夜行バスで京都に行ったとき、早朝の下鴨神社で太極拳する人たちを眺めながら食べた思い出がある。あの頃からずっとパンオショコラ一択。でももう大人なので今回はシナモンロールも買った。一番最初に食べたとき、パンオショコラからオレンジの風味がした気がするんだよな。それをもう一度味わいたくてずっと買い続けてるんだけど、その後は感じたことない。気のせいだったのか?それでも十分美味しい。バターの香りが広がるんですよ。デニッシュ生地もサクサクで。スタッフ募集してた。学生だったら応募してた。
その後鈴虫寺へ。大学受験の時に先生からもらったお守りの返納に。説法を聞くために部屋に入ると、鈴虫の大群が。そういうことか。よく知らないまま来てしまった。席に「寿々むし」と書かれたお菓子が置かれていた。先生と同級生に、鈴虫入ってるんだよと言われる。まじ?本当かどうかわからない。最近昆虫食も流行ってるし。え、だとしたらどうしよう。でも食べないと罰あたるかな。やばい、どうしよう、とぐるぐる考える。
お坊さんのお話が本当に面白くて何度も笑ってしまった。健康に生きていられることが何よりの幸せ。そうだよな。「一切唯心造」という言葉に惹かれた。自分の心次第で物事の捉え方が変わるっていうもの。たしか。最後にお茶菓子の説明。「お菓子に黒い粒々が入ってるんですわ。この寺、鈴虫がたくさん死にますんで…」とにこやかに話すお坊さん。まじかよ!と思ったらすぐに嘘嘘と訂正してくれた。よかった。本当によかった。でもまだ食べてない。
願い事を一つだけ叶えてくれるというので願ったらなぜか二つになってしまった。慌てて一つに軌道修正したら変な願いになってしまった。家まで来てくださるんか。正直ちょっと怖い。
そして恵文社へ。だいぶ前にここにも書いた「16日間の日記、29日間の日記」を買いに来た。すでに一冊持ってるけど、好きすぎて保管用に。悩みに悩んで「桃を煮るひと」も買った。読むのが楽しみ。先に積読を消化せんかい、という気持ちは飲み込んでおく。
同級生がお酒を買いたいとのことで酒蔵にも行った。夜ごはん食べてから帰ろうとのことでお店を探す。同級生はうどん、私は蕎麦、先生希望なし。必死でうどんと蕎麦が食べられる店を探す。私が提案したお店は蕎麦オンリーという理由で全部却下された。わざとじゃない。そこにうどんがなかっただけ。無事見つけて入店。とろろうどん食べてた。先生はざる。私は天ざる。山椒をかけて、山椒にはまっていたことを思い出す。
帰りの車内では何故人間は虫を恐れるのか、という話をした。同じ生き物なのになんで?と聞かれる。意思疎通できないから。犬や猫は表情がみえるからまだいいけど、昆虫はそうでないから怖いと答える。いや、表情がある昆虫もあるかもしれんけど。知らんけど。別にいい。ただ怖い。以上。
帰宅してから送られてきた写真と動画を見返す。下鴨神社で水に足を入れた時の私をうつした動画があった。「冷たい?冷たい!あ〜〜つめた〜〜〜!」冷たい三段活用。楽しそうで何より。
※サムネは天ざる。