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南仏トゥールーズの巨大な機械人形 #3-さそり女のリリス

私が住んでいるフランスのトゥールーズという街に、ラ・マシーン(La Machine)というストリートシアターカンパニーがあります。

詳しくは前回と前々回の記事にて。


5年の月日を経て先週末にふたたびトゥールーズの街に現れたミノタウルスと、新キャラの「さそり女・リリス」をレポートします!



さそり女は闇の守護神

今回はストーリー設定もしっかり把握したのでご紹介。

迷宮から脱出しトゥールーズの街の守護神となったミノタウルスと、彼を見守る蜘蛛のアリエンヌ。
冥界の王ハーデスによって解放されたさそり女のリリスは、民と権力を拡大するために呪われた魂を求めて街から街へとさまよい、たどり着いたのがトゥールーズ。
リリスは魔法をかけてミノタウルスを魅了し、ひとときの愛の時間を過ごす。
リリスが冥界への扉を開きミノタウルスを連れて行こうとしたが、アリエンヌが助けに入りミノタウルスは夢から覚め、リリスに別れを告げる。

La machineの公式リーフレットより、要約&意訳


リリス現る!
脚がめっちゃ虫でちょっとゾワゾワ…
パイロットはほぼ一人。アリエンヌやミノタウルスと比べるとかなりコンパクト。
分離帯をはさんで並走するミノタウルス
ミノタウルスと合流して並木道で愛の時間を楽しむ。雪の演出がロマンチック。


ミノタウルスふたたび!

次の日にはミノタウルスを見に。

長いまつげと筋肉の造形にうっとり
前脚を上げると歓声や拍手があがる
木とのたわむれ
巨大なミノタウルスの後について人類大移動


橋の上のリリス

ガロンヌ川にかかる橋、ポン・ヌフを渡るリリスの姿も眺めることができた。

歴史ある建造物との対比が最高にかっこいい


推しのアリエンヌはあまり見られず

ラ・マシーンの中で個人的な推しは蜘蛛のアリエンヌ(か、馬ドラゴンのロンマー)なのだが、今回はタイミングが合わずあまり見られなかった。

ショーを終えて橋の上で眠っているところだけは充分に堪能できた。

また、ラ・マシーンの工場まで会いにいくよ!


次に彼らが街を練り歩くのはまた5年後だろうか。

2018年のイベントでは90万人近くが訪れたらしい。
今回もトゥールーズやフランス国内のみならず、近隣国や英語圏から来ているだろう人も多くいた。

改めてトゥールーズに住んで良かったと思う瞬間。
ロマンあふれるラ・マシーンが大好きだ!


ではまた次回。



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