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摩耶礼賛_3.Nizi Project(前半戦)

 まず私はマヤちゃんだけでなく、NiziUちゃんたち全員が好きだ。まさに奇跡のメンバである。一人ひとり違う輝きを持ちながら、その輝きが重なっても色合いが澱んだり濁ることなく、より綺麗に輝くのだ。まさに奇跡だ。
その奇跡を生んだのが言うまでもなく、Nizi Project(以降、虹プロ)である。私は今なお虹プロをみている。もう10回はとっくに超えた。元気のないとき、特に見たくなる。虹プロは私にとってエナジードリンクなのだ。

この9人は、まさに奇跡

地域予選と東京合宿編(1巡目)

 2章で偶然見始めた虹プロだが、マヤちゃんの沼にハマるまではまだ少し時間がかかる。最初は、地域予選はほぼ飛ばして東京合宿から見る中で、まず目に入ったのはマコちゃんのあの伝説のI'll be backのダンスである。頭に電気が走るような感覚で「なんだ、このかっこいいダンスは!」と驚嘆せざる得なかった。ただ、単に技術的なカッコよさならダンスのうまい人は多くいるため、そこまで感激しなかったであろう。まさにJ.Y.Parkが涙したように、何か人を引き付ける感覚を味わった。それがとてつもなくカッコよかった。マコちゃんは、最近もはや私にとってはアイドルというより人間として尊敬している。これまた語りだすと止まらないため、ここまでにして機会があったら別途語りたい。

腕を上げただけですでに完璧なマコ様

 その次に目に入ったのは、もちろんミイヒちゃんである。14歳のミイヒちゃんの雪の華の澄んだ声の訴える力は半端なかった、まさにすずちゃんの言う通り、この世の中にこんな子がいるんだなと感じた。

ただミイヒちゃんの歌をずっと聴きたくなった

 そのあとは、順当に(?)ニナちゃんの歌声に魅了されて、地域予選を再度みるきっかけとなった。 

うますぎて笑うしかない。JYPボーカル先生すら・・・

 あれ、まだ激推しのマヤちゃんの名前が出ない?はい、実はこの後気の早い自分は飛ばし飛ばしで、みにくいアヒルの子も黒村摩耶も見ずに東京合宿を見終えてしまいました。。。まさに愚の骨頂、馬鹿の極みである。いつかミーグリで自首して、マヤちゃんに「あんたバカぁ?」と言われたい。。。ただ、心配しなくてよい、すぐ純白の深淵の衝撃が訪れるのである。

韓国合宿編①_純白の深淵の衝撃

 韓国合宿からは、飛ばさず全部見ることにした。個人レベルテストで、まず度肝を抜かれたのはミイヒちゃんのNobodyである。Nobodyを語りだすとまた長くなるだろう。あの伝説のステージはWithUの全員の脳裏に深く刻まれたに違いない。そして、昨年の東京ドーム初日のNobody再びの際のWithUのどよめきを現場で味わったのもいまだに忘れられない。

まさか直接この目でこの伝説のステージをライブで見れるとは

 リクちゃんの어머님이 누구니も素晴らしかった。ユナちゃんが本来の実力を発揮できなかったのを悔しく思いながら、次の登場人物に目が移った。 

リクちゃんが終わったあとのスタッフの歓声がすべてを物語っている

 ついに、マヤちゃんである。東京合宿の印象があまりない状態で、ほぼ初見のようにみた。白の衣装をまとったマヤちゃんの表情は優しそうで、どこか影があり、不安そうな感じに見えた。

Touchを選んだマヤちゃん(選んでくれてありがとう)

 失礼ながら、このときTouchという曲を表現するマヤちゃんをイメージできなかった(本当、失礼)。練習のVTRでも自分の実力に不安を覚えるコメントが多くみられて、本番も高く評価されずに終わるのではと思っていた。

パクさんから指摘された短所を克服しようと一生懸命に努力するマヤちゃん
13位の2回で脱落とのパクさんの言葉に不安な顔のマヤちゃん
東京合宿の時の順位から今回のテストが心配なマヤちゃん
個人レベルテスト前日の不安なマヤちゃん

 ただ、J.Y.Parkが繰り返し本当に素晴らしい選曲であると期待していたので、偉そうにまあみてみようという感じだった。

とにかくTouchのマヤちゃんに期待するパクさん(さすがパクさん、予言的中)

 ところが、曲が始まってイントロが流れて、左手を上に伸ばし右手を横に伸ばした瞬間、明らかに空気が変わった。スイッチが完全に切り替わった。目線を上から下に落としながら次の動きに移る姿を見ながら、不安がっていた姿はもうすでになかった。

ついに、白村摩耶の降臨。白を纏った佇まいだけで美しい
もうすでにゾーンに入ってらっしゃって空間を支配してしまったマヤちゃん。手先から美しい

 そうするうちについに来るのだ。今も一番好きでたまらないJYPのところのマヤちゃんである。両手を上げて首を左右に軽く揺らしながら、すべてを引き込む深淵のような光を失った瞳で虚無感の世界へ誘い、しかし一瞬強烈で鋭い眼光を放つ、そしてそして刹那のかすかな笑み。3秒足らずのそのパフォーマンスで頭に雷を打たれたような衝撃が迸った。この3秒足らずの時間の衝撃を自分は「純白の深淵の衝撃」と呼んでいる。この衝撃は、今まで数百回を見ているのだが、いまだにその全容をつかめきれていない。それだけで、論文が一つ書けるかもしれない。 

純白のマヤちゃんの漆黒の深淵に吸い込まれ始める瞬間
一切の光が消えたその瞳は、空虚でありながら無限大の宇宙のよう
胸にずっきゅんの刹那のかすかな笑み(あまりにも一瞬でうまくスクショができない・・・)
急に摩耶様の前にひれ伏せたくなるぐらい、強い意志が感じられる眼差し

 純白の深淵の衝撃のあとも、マヤちゃんは容赦なく自分の感情のA.T.フィールドを突き破ってコアとなるところまで突き刺さってきた。純白の深淵の衝撃の次の下に目線を落とすときの横顔は、まるでこっちをみてください、私のところにきてくださいと訴えるようであった。艶やかな声、悲しげでありながら時に強い意志を表明する瞳、ストレートの黒髪の揺らぎは、ダンスのラインの美しさと合わさって、歌詞の人物になってこちらに訴えかけてきた。You touch my heart babyと語っていたが、タッチされたのは私の心であった。

この世の中のすべての美辞麗句を並べたい

  ここのJ.Y.Parkの口をぽかんと開けた表情も特筆すべきである。他の参加者がうまいときの表情とまるで違う、韓国語でいうと、넋을 잃고 보는、日本語でいうと完全に我を失って魅了された状態は、審査するものでなく、一人の男性が一人の女性に魅了されたそのものであった。パクさんも自分もいい年して、17歳の少女に完全に没頭して魅了されたのである。

マヤちゃんのTouchを見ると、パクさんすらこの表情よ

 このときのニナちゃんのびっくり顔とアヤカちゃんの唾をのむようなしぐさもマヤちゃんのすごさを語っていると思う。 

あのパフォーマンスを見れば、誰でもこの顔になるよね

 完全にマヤちゃんに魂を吸い取られたように微動だにせず釘付けになっていたら、秒速で曲が終わった。

美しい白鳥!!!平行で並んだ腕の角度、手先の角度、目線のラインが素晴らしい

 終わってJ.Y.Parkの評価を待つマヤちゃんは始まる前の不安な顔のマヤちゃんになっていた。これにも驚いた。この変わりは何だろう。本当に同じ人なのかという疑問すら浮かんだ。そして「動作が小さい?」という不安げな答えとその後の口を丸くして微笑み、J.Y.Parkの高評価でどこか安堵するようなその表情から内面ではどれだけ不安があったのだろうと考えたら、急に愛おしい感情も生まれた。

なんて謙虚なんだろ。そのあとの口を丸くしたマヤちゃん、カワ(・∀・)イイ!!

 パクさんは、다른 부족한 부분들이 다 안보여요(足りないところが全部見えません)といったが、私が感じるには、より正確にいうと다른 부족한 부분들은 찾고 싶지도,보고 싶지도 않아요(足りないところは見つけたくないし,見たくもない)と思う。例えが微妙かもしれないが、綺麗な薔薇をみてその美しさと香り以外に葉っぱの裏になんか付いているなんて見つける気もしないし気にもならないのだ。

足りないことなんて、ない!

 パクさんとの誠実と謙虚がにじみ出る問答、パクさんに認められた後の美しい涙(マヤちゃんの涙は別章でまた語りたい)、そしてキューブをもらって安堵と喜びの笑みを浮かびながら席に座って髪をかき上げるその姿もとても美しく映った。

なんて美しい涙。next でなくalreadyだね

 この後、韓国合宿編の再生は一旦中止となった。完全にマヤちゃんのTouchに衝撃を受けて魅了されてもう戻れない、いや戻りたくない沼に足を突っ込んだ私は、本能的に、地域予選と東京合宿編にもどったのである。





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