「Los Penal」 LUCIANO ESSE & TONI D
欲しい情報って、「好きなもの」の情報なんですよね。翻って嫌いなものの情報も貴重なのですが。
じゃあ自分が発信できる情報で価値があるとすれば、好きな音楽しかないなと。
途中で差し込まれる夕焼けの地平線から聞こえてきそうなサックスの音色も刺さります。しかし軽妙なパーカッションと直線的でハリのあるキックの躍動感がとても素晴らしい。
私が新譜の12インチシングルを毎週追っかけていた2009年のリリース。10年以上経過しておりますが古びることがないですね。ちょっと検索してたら当時は新譜の価格が1000円くらいですね。このイメージが強いので最近のシングルは高価に感じてしまいます。
この時期といえばテクノのハウス化が顕著でした。テクノもハウスもまー言ったもん勝ちなのでどうでもいいトピックですね(けどremix誌のレビューでは毎度この言葉が使われていたんですよ)。あえて分類すればこれはテクノですが、パーカッションの巧みな配置によってハウスとの親和性が非常に高くなっております。打楽器のアルペジオ、というかわかりませんが16で打ってる音は「From Disco To Disco」っぽくもあります。
私はこの曲をずいぶん聞いたので8小節目の打楽器の音を脳内で鳴らしてBPMを計測しております。この曲がBPM127だったかな。頭の中で「トッ・ピ・トットッ・ピ!」と鳴らして早いか遅いか判断するわけです。気になる曲が聞こえてきた時に合わせて「ちょっと早いか」なーんて思っとるわけですよ。
この記事を書くまでSAFARI ELECTRONIQUEというレーベルに注目しておりませなんだが、レーベル名を見る限りパーカッシブな四つ打ちを展開していそうなのでどっかで見かけたらレーベル買いしてみようかしら。