おわり
終わってしまう という事に気づき悲しみを覚え出したのはいつだろう。
好きなものができた時とても楽しい気持ちと同時に その事が いつ どのように終わってしまうんだろうってぼんやり考える癖がついていたと思います。
小さい頃読んだ児童書の最終章にたどり着いた時に これを読んでしまったら終わってしまうんだな
と感じたことを覚えているけどそれが初めての感覚だったのかは分かりません。
作品の終わり方っていうものは案外もないものだなぁと感じることが多くて、
ラストが ラストこそがピークだというものをあまり体験していない気がする。
終わり方が、最後がとても綺麗だったと思ってもなんだか訳のわからない後日談なんかつけてしまって、本編を潰しにかかってるんじゃないか?と思う作品もあった。
ので、今日、とても感動した。
なんて素敵な作品を目にできたのだろう。なんて、辻褄を合わせてくるのだろう。なんて、過去の自分を邪魔しないのだろう。
とても綺麗だ。芸術的だ。作品的だ。
おわり。