「好きなモノ」と「好きなコト」の違い
よく思い出すことわざの1つに「類は友を呼ぶ」があります。自分と似た人が周りには自然と集まる、の意です。音楽好きの近くには音楽好きが、ダンス好きの近くにはダンス好きが集まる。それが一般的なイメージかとおもうのですが、個人的にはちょっと違うかなという気がしています。
【好きなモノは「名詞」、好きなコトは「動詞」】という話を下記の記事で見つけたのですが、まさにそうだなと。好きなモノが同じでも、好きなコトが同じなわけではない。
「名詞と動詞って比べないですよね」と寺口さんがいうように、単に音楽好きってだけでは"類"でないことの方が多い。それよりも好きな"コト"の軸足が近しいかどうかのほうが重要なんじゃないかなと。
だから人の話を聞くときは好きなモノ、よりかは好きなコトの話を聞く方が多い。それは単純にそっちの方がおもしろいからです。もちろん好きなモノを切り口にたどっていくことはありますが、あまり話慣れていないような、好きなコトの話の方がずっと"好き"。軸足は誰でも、長年磨きこまれている。
そういえばこの間話した人が「あんまり人に話したことはないんだけどね……」と、よもやま話をしてくれたあとで、そうこぼしてくれたことがあって、ずいぶんうれしかったことを覚えています。ためになる話を聞くより、そんな風に話しがいのある話を気持ちよくできるほうが、断然いい。
そこでおもうのは、好きなコトが小さくても、大きくてもそれぞれにあって、楽しく話せるような人が身の回りにいることのうれしさです。昨年お世話になった人の顔が多く浮かびます。またいっしょにライブいったり飲んだりサウナいったりしましょう。
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