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事業会社で2年間やって気がついた「インハウスエディター」という仕事の面白さ

この記事は「インハウスエディターアドベントカレンダー 2021」8日目の記事として書いています💁

こんにちは。バーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発・提供するoVice株式会社でPR, Marketingを担当しているもりぞー(@morizooo0825)と申します(カレーが好きなので、アイキャッチはカレーにしました)。

社会人4年目となったこれまでをざっくり振り返ると、編集者・ライター(学生時代)→新卒でウィルゲートに入社しWeb記事のディレクション→広報・マーケのコンテンツ担当→oViceでPR・コンテンツマーケ ……といった感じでコンテンツと編集を軸に生きてきました。

これまでやってきたこと
・オウンドメディアの編集やライティング(コンテンツ企画・制作)
・広報・PR(プレスリリース作成・メディア対応)
・導入事例や活用事例(ディレクション・企画・取材・執筆)
・採用広報やブランディング(ディレクション・企画・取材・執筆・撮影・デザイン)
・コンテンツマーケティング(ホワイトペーパーの制作等)

いろいろな各方面でのコンテンツに事業会社で携わるのは大変なことも多いですが、「インハウスエディター(社内編集者)」という仕事は面白く、得られたことも本当に多かったなと。

(過去に一度「執筆術」的な棚卸しを一度したときのnote)

今回は、そんな事業会社で2年間インハウスエディターをやった自分が現時点でおもっている仕事の「おもしろさ」について書いてみようとおもいます(約4,000字)。

(補足・インハウスエディターは定義がいろいろあるように実際の働き方も本当に企業や組織によっていろいろです。これからの内容はあくまで僕に限った話にはなりますが、1つの例として何か参考になればうれしいです…!💁)

様々な人との関わりを通じてディープな知見が得られる

インハウスエディターとして日々社内外様々なステークホルダー(関係者)の間に立つ機会が多いです。

たとえば社員インタビュー記事を一本書くだけでも、次のように様々な人が関わってきます。

・役員、マネージャーとの企画のすり合わせ
・取材対象の社員との事前打ち合わせ
・取材ライターへの依頼・企画の共有
・デザイナーへのサムネイル作成依頼
・PRメンバーへの記事公開後のSNSシェア依頼
・採用担当メンバーへの共有・求人、スカウトでの活用依頼

そして開発室、マーケティング部門、人事部などさまざまな部署の社員のインタビューをするたびに、関係者は変わってきます。

これを見て「たいへんそう」というリアクションの方がきっと多いかとおもいます。事実、大変です(笑)。企画内容やスケジュールの調整含め翻弄されるケースも多々あります。

しかし、様々な意見やアイデアによって1人では生み出し得ないアウトプットやインパクトが生まれ得る。そんなポジティブな側面もあります。取材を受けてくれたメンバーなど、関わってくれた方がよろこんでくれたときのうれしさたるやすごいです。

(この件はマジでうれしかった)

情報を集め、整理し、コンテンツとして形にする。その過程を通じて多くの出会いがあり、事業や組織の理解を深められる。「そんな経験ができるインハウスエディターは役得だな」とおもうことさえあります。

(当アドベントカレンダーの6日目 清野さんのnoteに書いてあった「結局ディープなノウハウは事業会社の中にある」はまさに……)

広報、マーケ、採用など様々な領域に関われるチャンスがある

今oViceではコンテンツチームの統括を担当しながら、PR、Marketing、HRのチームのみなさんとコンテンツ制作に携わっています。先月(11月)に入社してから1ヶ月の話をすると、たとえばコンテンツマーケ領域でコンテンツチームとオウンドメディアの立ち上げ(気づけば10名体制。素敵なメンバーばかりで日々幸せです)、そして国内二人目人事として採用広報の立ち上げにあたってそれぞれ体制づくり・編集・ディレクション・制作、オンラインイベントの企画・サポートなどを行ったりしました。

そんなこんなに関わる中で感じているのは「インハウスエディターとしての経験は意外といろんなところで活きてくる」ということです。自分の場合、前職でのインハウスエディターとしての最初の仕事はマーケティング部門での顧客事例記事作成からスタートしましたが、そこから広報や人事的な領域にも関わるようになるとはおもってもみませんでした。

その後、広報ブログを書いたり、SNS運用周りを担当したり……と担当領域が広がる中で徐々に気づいたのは「何を」「どこで」「どう伝えるべきか」──といったコミュニケーションに悩んでいる部署や人は意外と多いのだということ。

「コンテンツ=記事や動画」といった限定的なイメージは、徐々に「コンテンツ=あらゆるステークホルダーとの接点」といった定義に自分の中で変化していきました。リード獲得を目的としたウェビナー、採用情報ページ、社内向けのドキュメントなど、あらゆるものがコンテンツであり、コンテンツ化する余地があるものです。だからこそ広報、マーケ、採用など様々な領域で“コンテンツ”は求められているように感じています。

惜しげもなく自社に愛を注げられる

「3つのおもしろさ」として紹介したい最後は「惜しげもなく自社に愛を注げられる」です。

インハウスエディターアドベントカレンダー 2021」4日目の浜田さんのnoteで「自社メディアをめちゃくちゃ愛しています」という文を見たときに、おもしろさというか、自分がフリーの編集者・ライターではなくインハウスエディター的なキャリアを自然と選択している理由が「自社に愛を存分に注げられるからかもしれない」とおもったんです。

仮に複数企業のインタビュー記事を担当する取材ライターがいたとして、好きな会社の記事だけ熱量高く書いて、それ以外は淡々とした文章が連なる記事しかかけない……となると、仕事にならないじゃないですか(笑)。でも、インハウスエディターだと好きな会社(自社・自社サービス)に関することだけを、思う存分書くことが許されます(笑)。

言ってしまえば、インハウスエディターは自社への愛が求められている存在とも言えます。もちろん「伝えたい」「表現したい」に盲目的になることは避けなければなりません。「自分がユーザーだったらどういうものを読みたいか」といった“外”の視点に立ち、伝えたいこととユーザーが求めていることの重なりを丹念に見出していく。それが必要ですし、自分としても心がけなければならないなと折りにふれておもいます。

おわりに

人生初めてアドベントカレンダーを執筆し終えた今でもちょっと緊張してますが、最後までお読みいただきありがとうございました…!(「インハウスエディターアドベントカレンダー 2021」の機会をいただいたみなさまありがとうございます…!)

明日は村上みもさんのアドベントカレンダーが公開される予定です!法律事務所のインハウスエディター話が読めるのをたのしみにしています!!


p.s. 今oViceは一緒に働く仲間を絶賛募集してます…!! 1年で10名→グローバルで125名(フルタイム・パートタイム合わせて)の現在地ですが、事業成長に伴いまだまだ人が足りていません…!!

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