【ラジオ文字起こし】「アジアのポップスを聴く時間!!!」#4 旧正月を意識した放送編 一人語り回
「アジアのポップスを聴く時間!!!」、こんばんは! 音楽ライターのIzumiです!
4回目となる今日は、一人おしゃべり回です! 推し曲を聴きながらゆるりとお送りしていきたいなと思います〜最後までどうぞお付き合いください。
M1. The Kopycat 「Everything You Do」from 『Everything You Do』
というわけで、今日は私が選んだ曲を流していくのですが……2月1日は旧正月! なんですよね。コロナじゃなければ観光地に中国や韓国からの観光客が来ていたり、あとは観光しつつの来日ツアーみたいなこともあったんだろうな〜と思ったり。もう正月モードでは全然ないと思いますが(笑)2022年1回目の放送になるので、新年っぽく行きたいなと思います。
続いての曲は、ご存知の方もいらっしゃるかと思います、Dick Lee(ディック・リー)です。シンガポールの大衆音楽界では先駆者と呼ばれていて、80-90年代に人気を集めました。日本でもいくつかアルバムがリリースされていたりメディア出演もしていますね。私90年代に生まれた所謂Z世代の人間なので、当時については全く知らず一昨年ぐらいに初めて知ったのですが……。初めて聴いたのがアルバム『The Mad Chinaman』。中国系シンガポール人の彼が、自身のアイデンティティを込めたアルバムで、中国の京劇の化粧と衣装を着てドーンと写ってる目を引くジャケットだったり、中国語の歌詞やシングリッシュ(シンガポールイングリッシュ)で歌っていたり。音楽に関しても、彼が聴いてきた民謡にR&Bやロックなどを取り入れてアレンジしているんですが、その色んな要素やメッセージが込められていながらも洗練されていて、素晴らしいアルバムだなと思います。聞き応えがあってお気に入りです。
M2. Dick Lee 「Wo Wo Ni Ni」from 『The Mad Chinaman』
♪Jingle
「アジアのポップスを聴く時間!!!」音楽ライターのIzumiがお送りしております。
続いての曲は、長谷川陽平さんがギタリストで所属する韓国のバンド・チャンギハと顔たち。解散年の2018年1月にリリースされたアルバム『New Year’s Luck』からお送りします。
「Radio Freedom」1月4日放送回では、新年の挨拶コメントと共に、韓国のヒップホップレーベル<AOMG>に所属、「ヒット曲メーカー」と呼ばれるプロデューサー・CODE KUNSTによるリミックスを紹介させていただきました。今回はリミックスではなく原曲をお届けします!
M3. チャンギハと顔たち 「New Year’s Luck」from 『New Year’s Luck』
韓国の新年の挨拶って、「新年に福をたくさん受け取ってください」と言うのですが、もらうだけじゃだめっ! あなた自身も努力しなさい! みたいな、運任せじゃだめよみたいなことですね。毎年この年明けに聞いて自分に言い聞かせています(笑)。
続いて4曲目は、昨年よく聴いた曲です。weiboで人気を集めるインフルエンサー・静電場朔(セイデンバサク)がボーカルを務める、サウンドプロデューサーのA-bee(アービー)、コンポーザーのimmi(イミー)と共に結成された音楽ユニット・DiAN。北京と東京で活動をしていて、日本語中国語英語の歌詞がエレクトロミュージックに乗った独特の世界観があり、かっこいいんです。韓国出身で米韓で活躍するアーティスト・Yaejiの楽曲にDiANを迎えたコラボ曲「PAC-TIVE」です。
M4. Yaeji feat. DiAN 「PAC-TIVE」from 『PAC-TIVE』
気づいた方もいらっしゃるかもしれないですが、パックマンのゲーム音をサンプリングしています。2020年に40周年を迎えたパックマンの記念企画でいくつかアルバムをリリースし、そこにDiANも参加しました。まるでゲームの中に入ったような没入感のあるミュージックビデオの映像も、ぜひチェックしてください!
というわけで、「アジアのポップスを聴く時間!!!」お別れの時間です。
今年初放送なので、お正月気分でゆるりとお届けしてまいりました(笑)。今年もアジア各国の音楽を発信していきますので、よろしくお願いいたします!
ここまで音楽ライターのIzumiがお送りいたしました。ではまた次回!
おやすみなさい!