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Atari2600:Haunted House
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ゲームタイトル:Haunted House
販売:Atari
種別:トップダウン
発売年:1982年
カートリッジID:CX-2654
1.ゲーム概要
本タイトルは1982年にAtariよりリリースされたホラーゲームである。世界初のホラーゲームとも称されるタイトルであり、貧弱なグラフィックではあるが現在のホラーゲームの基礎とも呼べる要素が内包されている歴史的なタイトルである。
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ゲームの内容としては、とある小さい町の不気味なお化け屋敷に突入し、中にある魔法の壺を入手して屋敷を脱出するというもの。説明書が面白く、プレイヤー自身が主人公という設定で話しかけており、ATARI自身が屋敷のカギを開けてプレイヤーの勇気をテストするという煽りっぷりである。
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屋敷は全部で4階で各階に4つ部屋が存在している。これらを周回し、壺を入手するわけだが、壺は3つのパーツに分離しているため、すべてをそろえる必要がある。プレイヤーは基本的に目玉のみ描写されており、暗闇の中で視界が悪い様子が表現されている。
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クリーチャーとして、全エリアでタランチュラ・コウモリ・幽霊が出現し妨害してくる。近くに来ると謎の強風が吹き荒れるためすぐにわかる。触れてしまうと、一時的に行動不可能になり残機が一つ減る(画面右下の数字)。
お化け屋敷という割には、虫や動物の方が多い。
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なお、クリーチャーに対抗する手段としては基本的には逃げるのみだが、ステージ内に魔法の杖が落ちており、これを所有した状態ではクリーチャーに襲われない。ただし、これを持っている状況では壺のパーツを保持できないため、うまく利用する必要がある。
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壺のパーツはそれぞれアイコンが異なり、各階のフロアにランダム配置される。先述の通り、魔法の杖を保有している場合は、全パーツがその場に放出される。逆に言えば、一時的に任意の場所にパーツを置いておくこともできるためうまく使えばバイオハザードのアイテムボックス的にも使用できる。
3つすべて揃うと、アイテム欄で壺のアイコンに変化する。
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壺を所持した状態で屋敷1階の玄関に到達すればクリア。
なお、ゲームの難易度はいくつか用意されており、フロアの輪郭が一切把握できない・各階に鍵のかかった部屋があり、カギを探す必要がある・クリーチャーの動きが非常に速い等の高難易度モードが数種類存在する。
2.総評
★★★★☆
まさにホラーゲームの原点という感じで、1982年のタイトルではあるものの、現代のサバイバルホラーにも通ずる遺伝子を感じられる作品。特に暗闇の表現が非常に秀逸であり、これほど簡素なグラフィックでも、表現次第でホラーゲームとして成立可能という点では、ゲームの教科書としても使用できそうなレベル。そして、アイテムが配置がランダムという点や、高難易度モードの存在がタイムアタック的なやりこみ要素となっており、現代でも十分プレイに耐えうるゲーム性を備えている。VCSタイトルをプレイできる環境がある方は是非プレイして頂きたい。
以下プレイ動画。
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