Atari2600:Miner2049er おまけで2も紹介
ゲームタイトル:Miner2049er
販売:TigerVision
種別:サイドビューアクション
発売年:1982年
カートリッジID:7-008
1.ゲーム概要
本タイトルは主に北米圏で様々なホームコンピュータ用のゲームとしてリリースされたアクションゲームである。日本ではスーパーカセットビジョンに移植されたことで”一部の界隈では”有名。
舞台は2049年、主人公は鉱山警察のバウンティ・ボブというキャラクターで、ゲームの目的は鉱山に逃げ込んだユーコン・ヨハンと呼ばれる指名手配犯を探すというもの。Atari2600版では全3面のステージを探索することになる。
この鉱山はウラン鉱山という設定のためか内部にミュータントが大量に生息している。当然触れると主人公は死ぬ。各レベルにはこのミュータントを倒すためのパワーアップアイテムが配置されており(例えば1面ではランチボックス)、これらを取得することで主人公は無敵状態となりミュータントの討伐が行える。
なお、主人公は2回以上の高さから落下すると死亡するスペランカー仕様のため注意が必要。ジャンプの判定も比較的シビアで難しい。
ステージ上の黄色いラインは滑り台になっており、ある種トラップのような形で配置されている。この上に乗ってしまうと問答無用で下におろされてしまう。なお、使い方次第では場所移動の時短にも使える。
ゲームのクリア条件はステージ上のすべての通路を通過すること。一応ドットイートゲームのように、通路上には未通過のしるしが点在しているため、しるしをすべてなくせばクリアとなる。また、時間制限が存在しているため、その点も注意が必要。
なお、ステージ攻略中に死ぬとこれまで通過した通路がすべて未通過状態にリセットされてしまう。
2.総評
★★★★☆
当時の数多あるアクションゲーム(ドンキーコング、カンガルー、ドットイートゲームetc…)のいいとこ取りをしたようなゲーム性であり、そこそこの手ごたえと、若干パズル的要素も存在しており、制限時間を気にしながら効率的なステージ進行が要求される。比較的集中して遊べるゲームと思う。ただ、難点を挙げると、比較的シビアな操作性・ステージ構成と、他機種に比べて圧倒的に少ないステージ数であろうか(他機種では倍のステージが存在している)。
以下プレイ動画。
3.おまけ
ゲームタイトル:Miner2049er VOLUME2
販売:TigerVision
種別:サイドビューアクション
発売年:1983年
カートリッジID:7-011
実はわずか1年足らずで続編も発売されている。ただし、内容はほとんど変わらずでステージが変わっただけのような代物である。
ステージ構成や敵の配置は前作以上に難度が上がっており、主人公の性能は1と同様なため正直なところ1面のクリアもままならないことが多いとみられる。少なくとも自分は1面もかなり苦しかった。1面右上のやつが凶悪すぎる。
総評
★★★☆☆
ゲームとしてのクオリティはそれなりではあるが、前作から短いスパンでのリリースであり、前作で問題であった個所は修正されず難易度だけが上がっているもののため非常にゲームバランスが悪いものとなっている。ただ、やりこみが好きな人にはお勧めできる内容。