フルチョ、お迎え編
※ガラスの目を使ったリアルなお人形(スーパードルフィー)の写真、画像を掲載しています。
※別にホラーに撮ってるつもりはないのですが初心者ゆえグラスアイの目線が合ってなかったり光の入りがおかしかったりするかもしれません。
お迎えしてすぐこちらの記事を書いたら臨場感があってよかったかもしれないですが、突発的なメンタル不調+風邪に見舞われてどろどろになってました。
5月の下旬。だらだらとスマホをいじっているとめったに来ない電話の着信が。
…………「ボークス 天使のすみか」からだ。
お迎えは6月の上旬と伝えられていました。
この少し前にオーダーの内容についてすみか経由で問い合わせがあり(唇の表現をHYDEドールにあわせて、とオーダーしていたのですが、HYDEドールの仕様が「縦線なし」と確定し、シートには「縦線あり」に丸があったのでどうしましょう？という内容でした。)またオーダーについての確認かな？と思っていたのですが、
「オーダーいただいたドールが到着しました」
という連絡でした。
ｵｵﾝ、予想外。もう閉店に近いので今から行くのは無理、ということで「明日でもいいですか？」ときいたらOKとのことだったので、次の日のお昼くらいにお迎えにいきました。休みでよかった。
ただウィッグがオーダーしたものが生産が間に合わなかったのでそちらは後日、とのことでした。店頭受け取りもご自宅お届けもできます、とのこと。店頭受け取りにしましたが、自宅にお届けでも送料はかからない感じでしょうか。変更可能とも言われたので。
お迎え時に持参したもの
・オーダー時に受け取った白封筒(引き換えになります！必須！！)
・ボークスポイントカード
・現金(色々必要になると思ったので数万円下ろしていった)
・洋服、ウィッグ(ボークス製以外のものも可とのことでした)
・ドールに触る時用の手袋(セリアで急遽購入)
オーダーシートの原本は回収されます。コピーをもらえたりもしないので、写真に撮っておくとかスキャンしておくとかすると記念になるんじゃないですかね。
フルチョイスをお迎えにいらしていたお客さんがいらしてて、「おお、何か申し訳ないな……」と思いましたが、スタッフの方が二名いらしたので、横から「フルチョイスの受け取りにきましたが～……」と声をかけました。一応「数時間置いて出直します」とも申し出しましたが「大丈夫です！」とのことだったのでお言葉に甘えさせていただきました。
何か控え室？倉庫？みたいなところにスタッフさんがとりに行っている間、いらしていたお客さんとちょっとお話もさせていただいて。「んまぁ～～！！！なんてかわいいの～～！！」と褒める妖怪になってました。
Twitterでドール交流・情報収集用アカウントも作ってあったので、そちらで繋がるご縁もできました。(図々しい～！！！でも結果オーライだと思う～！！！！！)
テンションが上がりきったオタクの行動力、時々気持ち悪いまでありますからね……。
さて、カウンターの上にどーーーん！と置かれたオーナー氏名入りの白い箱。め、めだつ～～～！
写真もありますが、クッションやお布団をどけて、是非ご自身の目で確かめてください。とのことだったのでめくり。
さて御披露目の前に、再掲載ですがオーダーシートがこちら↓
いろいろありましたがおいでになったドールがこちら。
エポレット(肩のモップみたいなやつ、とかよく言われるやつ)をもう少し整えたらよかったなぁ。
この状態で箱に入っていた訳ではもちろんなくて、ここまで来るのにかなり手取り足取りされつつ苦労があったのですが、さらっといきます。
お顔の印象として、オーダーとの大きな解離はありませんでした。フルチョあるあるらしい「変なメイクになる悪夢」も見たのですが現実にはとても素敵な仕上がりです。
もっと口をきゅっと結んだ感じになるかな？と思ってたのですが口の線が太めでオープンマウスっぽくも見えるのがかわいらしい。
きりっとした感じより優しい感じにふりたかったのですが、写真で見るより顔の彫りが深いのか？角度によって割ときりっともします。背景や服でもイメージが変わります。
まぁオーダーの大元が二次元のイラストで、割と「このキャラがリアルになったらこれ！！！」というイメージの断定をしていなかった、という根本的な理由もあるかもしれません。もともと想像できなかったらイメージとの解離も起きようがないというか……。
元ネタのキャラクターの作画が長期連載の影響でブレがあって「どれも好き……」という盲目的状態になってる可能性もあるかも。
不安要素だった眉の色は「ウィッグに合わせて青色」のオーダーで大正解！茶色はちょっと違うな～と思ってたけど変に守りに入らなくてよかった、と思いました。
「銀髪も似合いますよ」と言われたのでこの後買い漁ることになります。
(追記)私のオーダーシートや画像をフルチョイスの参考にしていただくというのは大丈夫です。ただし、丸々同じでオーダーしてもメイク師さんによる差異などが発生すると思うので全く同じにはならないことを了承いただき、不利益などが生じても当方は一切責任を負いません。
店頭で触らせてもらった感じ↓
ウィッグ→リケワールド製Lサイズだったかな？9インチ、と記載のあったものを着用。意外とすっと入りました。(小さいドールのウィッグ着用で慣れてるから？)58番はいわゆる小顔系と言われるサイズらしいですが8~9インチくらいがいいかなと思います。ぴたっとウィッグあるとバリエーションが広がります。※サイズ感は同じインチでもメーカーやデザインにもよります。
アイ→オーダーした時のデフォルトアイ。18mm。瞳パテはフェア肌用のものをその場で購入。パテの取扱いが大変！！毛足にくっつくし、アイの取り付けもメイクを傷つけないようにしないといけないし……。ちなみに練り消しはキャストを溶かすので推奨されないとのことです。
つけ心地はソフビ製とはかなり勝手が違いますね。あれは目玉袋という発明もあるのですが……。
衣裳→購入してあったボークス純正のもの。なおこの青の軍服イメージらしい衣裳は現行での販売はされていません。靴は店頭にあったものから購入。
服の着せつけが一番時間かかったかもしれません。ついでに手首の外し方や頭の外し方も教えていただく。
ボークスのスタッフさんはすっすっと外していかれるんですけど自分でゴム引いた時に「かたっっっっ！！！！」ってあずきバーか新幹線のアイスかって反応をしてしまいました。でかいから関節を保持するためにもきつめの引きらしいです。
SD自体初めてだったので色々と取り扱いを教えていただきました。衣裳にもよりますが、慣れてない方は余裕もって受け取り→取扱い説明→撮影に1時間くらい見とくといいかもしれないですね。
箱の処分が大変そうだと思ったので、その場でドールキャリーを購入して必要なものを残して箱などは処分してもらいました。
ちなみに里帰りの時に送る用の箱が必要になったらボークスで数百円で買えるようです。店頭には出てないと思うのでスタッフさんに相談しましょう。
さて。関節がとにかく大変だ！！機構がよく分かってないので服の中で腿が回っちゃって動かなくなっちゃったりとか。
あと重いぞ！！！ずっしり来るぞ！！！gr男の子は現在すみかでオーダーできる一番背が高いタイプなのですが、とにかくでかくて重い！！最初にgrって、もて余すかな～と思ったけど一番納得できる選択をしたかったので……。背の高さだけでなくて多分重量も一番ある。持ち上げた時の「で、でけぇ～……」感がすごい。
そして、本当に、服が……大変…………。仕事柄他の方の着替えを手伝う、という場面があるのですが、人形の服は人間の服より繊細にできているし、協力して動いてはくれないし(人形者的には動いてくれたら楽なんですけど……)かと思えば変な時に関節が曲がってしまったり、と。「今の場面、中世の着替え係だったら首とんでますよ！」とか「貴族か！！！！(元ネタ的には王族です)」とかもたもたして間が持たないので一人でつっこみを入れながらの着せかえ。スタッフさんも苦笑い。
その分、着せつけられたときの達成感もひとしお。
(ぶれているし、プレートを足蹴にしている…………)
じゃあまた買うものあったら来ます！と言って去った数時間後にゴム引き忘れた！とボークスに駆け込んだり、お迎えした次の日に手首の球体をさっそくぶっ飛ばし、どうしても戻せなくてボークスに駆け込んだり、やっぱスタンドいるわー！とボークスに駆け込んだり、ネットで色々買って請求額にぶっ飛んでしまったりと数週間色々ありましたが。
色々試しながら遊んでいます。
小物があると撮影が広がりますね。よいな～と思うのが背景布。
60~70センチの1/3ドールの背景をカバーできる撮影スペースとなると自宅では限界がありますし(作ってる方もいますが……)アイロンがけの手間はありますが折り畳めるし雰囲気変えがとても手軽。接写すると平面感や遠近法の歪みが気になりもしますがさくっと撮るにはいいかもしれません。
縦は1mくらいあるといいです。横はお部屋の広さと相談してお好みです。
あと3COINSの「サークルライト」を導入しました。
ライトの中のフィルムを入れ換えて光源の色調が変えられます。ちょっと前にセールになってたのですが今あるのかなぁ。
撮った時は「夕焼けみたい♥️」と思ったのですが今見ると「も、燃えてる……」と思いました。一歩間違えると陰影の強さでホラーになりかねないので光量の調節が課題かも。
吉原炎上とか夜桜お七とかさせたい方、ご検討ください。
「傷つけちゃいそうでもて余すかな～」「すぐに飽きちゃうかな～」という心配があったのですが、今のところは全然杞憂でして。
三日目にはガンガン遊んでました。手袋も一応ウィッグを着けたりする時にはつけるのですが服の着せつけの時にはスナップの付け外しやリボンを結んだりが上手くいかないので外してます。
「高い玩具だ……」「こんな繊細な芸術品で遊べるのか……？」と思っていたのですが、「(ボークスが事業を継続しているという条件付きではありますが)お金を出せばパーツやメイクも取り換えが全く利かない訳ではない」、「アフターサービスがしっかりしている」ので割と何とかなりそう、というのが今のところの印象です。
自分の場合、少しお金を節約したいがために海外ドールを購入していた場合、アフターサービスが受けられずにもて余す可能性の方が高かったかもしれません。
※ただパーツやメイクの取り替えは自分が「多少メイクの印象などが変わっても全然いけそう」な、どちらかといえばドライな考えなので成り立っている部分もあります。鑑賞用の芸術品と捉えるか、がしがし遊ぶ立体物か、という視点の違いもあると思います。
フルチョか、ワンオフかとかお迎えの方法でも違ってくるでしょう。
トランスフォーマーとかいわゆる男児向けの玩具にも沼ってた時期があるのですが、感覚的にはそっちに近いですね。あれも限定品とか昔の貴重なものになるとウン千円～ウン万円とかしますし……。
とかいって関節の磨耗とかパーツの折れに怯えながら変形遊びするのと「まぁ最悪里帰りに出せばいいな……」と思いながら遊ぶのでは心の持ちようが違うというかドールの方が安心くらいまであります。
メトロプレックスのサイズ感にユニクロンの変形感、という感じですが…………。(誰が分かるんだこの例え)
保管は扉付きの棚をひとつあけたので、そこに光が当たらないよう入れています。そりゃ素敵な飾り棚とか作ってあげたい気持ちはあるのですが……。
お金のかけ方も、ドールオーナーの中には「富豪か？」という方もたまにいらっしゃいますが、身の丈に合った趣味の範疇でかわいがってあげられたらな、と思います。これはちょっと戒めです。とか言って既に出費が結構なことになってるんですけどね～。その分、モチベーションになって仕事頑張れたらそれでいいかなって。
最後にちょっとウェットというか、お人形の設定的な部分ですが。
一応キャラクタードールでオーダーしたのですが二次創作的な面が強く、公式によるグッズや事業ではないので「特定のキャラクターをイメージしたドール」みたいな感じでいきたいと思ってます。公式が厳しい故、訊かれたら答えますし、別に隠しはしませんが、積極的に明かしもしない、というスタンスです。
公式の衣裳に近い衣裳とか作れるのかなぁ……。その時はくるのか…………。剣を使うキャラクターなのでレイピアとかも欲しいですね……。
あと異性装とかコスプレとかｷﾜﾄﾞな格好もさせたいネ(小声)
名前は「雨(あめ)」くんです。元ネタのキャラの名前を部分的に拝借したのと、原作で雨が象徴的に使われるのと、amazarashiが好きなので最大公約数的に決めました。
名前はオーダー前くらいから密かに決めていたのですが、お迎えした日にちょっと小雨がしとしとしてたのも運命的でいい感じ。
優しい雨くんの表情を引き出せるといいなぁと思います。まずはウィッグを丁寧に扱おうね…………。あとエポレットの毛にも気を配ろうね…………。
そして、遊びすぎたのか、さっそく鼻の頭がテカってきました…………。
……こうなったら遊び倒そうと思います！よろしく！！！！！！
ここまでお読みいただきありがとうございました。よろしければサポートのほどよろしくお願いいたします