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モニタリング

先日、長男のモニタリングがあった。
学校の担任の先生と放課後等デイサービスの指導員さん、相談支援事業所の職員さんと1時間ほど面談した。

ここ数ヶ月で、授業中の離席は減っているとのことだった。
理由が「俺はもう一生分授業中にウロウロしたから満足したよ」とのこと。

つい笑ってしまった。

やらせるだけやらせたら
いつか飽きるのかもしれない。

確かにダメと言われたことって、
自分の中で消化できず我慢した状態が残っているから
ずっと覚えていていつまでも解消しないなと思った。

でもやりきってしまえば案外満足して
次のステップに進めるかもなと
自分の経験からも改めて思った。

これと似た話で
最近社会科見学で太鼓が叩ける施設に行ったのだが
長男は狂ったように大太鼓を叩き続けていたとのこと。

担任の先生が面白おかしく話すから、
私は久しぶりに涙が出るほど笑った。
指導員さんたちも大笑いしていた。

太鼓を叩き続ける長男が想像できるから面白い。

本当に何事も飽きるまでやらせた方が良いかもしれない。
長男の無限の体力に私は感服している。

無限の体力はADHDあるあるなのかな…
あと異常にしつこい。
ちょっとは落ち着いてほしいものだと
日々思っている。

あと児童デイではとにかくお腹が空いていて、
プリントなどノルマを達成すると必ず
お菓子がもらえるチケットと交換するという話があった。

児童デイの指導員さんは、給食をあまり食べないからお菓子を欲しがると思っていたらしい。

しかし長男は給食はおかわりするし、お家でも3食とも大量にご飯を食べる。

長男はただお腹が空いているという結論になった。

お友達との関わりにも変化があった。

好奇心の赴くままに後先考えず行動してしまうところは引き続きあるようだが、
以前は相手の存在など関係なく何も考えずに突っ走っていた。
最近は相手ありきで行動することが増えたらしい。
これが良い意味ならいいのだが、どうやら悪い意味も含まれている。
相手をあおることが多く、トラブルになるようだ。

長男を育てていて
人をイラつかせるプロだなと思っていたが
以前は純粋に余計なことをやっていることが多かった。
最近はわざと相手に嫌がらせをすることが
増えてきたとのこと。

次から次へと困ったものだ。
本人はすぐ忘れるので悪気はない。

言ったこと、やったことをすぐ忘れるのもADHDの特性だろうと思う。

そして忘れ物をしても、本人は無ければ無いで
困っていないので、何度も忘れる。

教科書やノートは破られてボロボロである。
何でノートがこんなにすぐ薄くなるのだろうか…
ドリルの表紙はなぜか毎回はずれている。
宿題もやってあるのに提出しない。

最強メンタルすぎて、想像を絶する…

でも本人は今のところ楽しく学校に行っている。
それが私の救いだ。

我が子で無ければ、
とても面白く興味深い子どもで
日々最高の話題を提供してくれる人だが

我が子なので、客観視できないことが
悩みの種である。

無我な子から
ついに相手を意識しだして
レベルアップした息子よ。

これから先はどうなっていくのか。
私もこの人生で試されているのだろう。
学び多き人生だ。

私はこの大物感たっぷりの長男の未来を
ひそかに期待している。

争い合って 壊れかかった
このお茶目な星で
生まれ落ちた日から よそ者
涙枯れ果てた
帰りゆく場所は夢の中

零れ落ちた 先で出会った
ただ秘密を抱え
普通のふりをした あなたと
探し諦めた
私の居場所は作るものだった

あの日交わした
血に勝るもの
心たちの契約を

手を繋ぎ帰ろうか
今日は何食べようか
「こんなことがあった」って
君と話したかったんだ
いつの日も
君となら喜劇よ
踊る軋むベッドで
笑い転げたままで
ふざけた生活はつづくさ

劣ってると 言われ育った
このいかれた星で
普通のふりをして 気づいた
誰が決めつけた
私の光はただ此処にあった

あの日ほどけた
淡い呪いに
心からのさよならを

顔上げて帰ろうか
咲き誇る花々
「こんな綺麗なんだ」って
君と話したかったんだ
どんな日も
君といる奇跡を
命繫ぐキッチンで
伝えきれないままで
ふざけた生活はつづく

仕事明けに
歩む共に
朝陽が登るわ ああ
ありがとうでは
足りないから
手を繋ぎ

さあうちに帰ろうか
今日は何食べようか
「こんなことがあった」って
君と話したかったんだ
いつの日も
君となら喜劇よ
踊る軋むベッドで
笑い転げたままで

永遠を探そうか
できるだけ暮らそうか
どんなことがあったって
君と話したかったんだ
いつまでも
君となら喜劇よ
分かち合えた日々に
笑い転げた先に
ふざけた生活はつづくさ

喜劇 星野源

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