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心の感度
娘の合唱コンクールがあった。
あまり練習出来なかったと言う割には
とても上手だった。
去年は県大会まで勝ち進んで、
何度も合唱を聴きに行った。
同じ地区の学校の合唱が
素晴らしく忘れられない。
その学校は地区大会から勝ち進んで、
大賞の次の賞をもらっていた。
子どもたちの歌う姿勢に心打たれた。
真っ直ぐな目で集中して全身を使って歌う。
合唱部など選出された集まりではなく
クラスの合唱だったのに
一丸となって最高のハーモニーだった。
聴くたび泣いた。
うちの子目的ではなく、
この学校の合唱を聴きたいがためにDVDを購入した。
毎日自分の気持ちは変化している。
気分の良い日もあれば落ち込んでいる日もある。
昨日はこの歌で泣いたのに、
今日はその歌で泣けなかったり。
日々のコンディションで捉え方も違う。
でも中には、どんな日でも
心の琴線に触れるものがある。
それがこの学校のこのメンバーが歌う合唱だ。
誰一人知らない子だけど、
私の心は浄化される。
思い出すだけで泣けてくる。
生きていく中でこんな特別なものに出会えて
本当に幸せだ。
いつのライブかは忘れたけど、
藤くんが
「今しか今日しかないガラスのブルースを歌うよ」
と言って歌い出したのを思い出した。
今しか今日しかない日々を私たちは過ごしている。
日常の些細なことから大きいことまで含めて
感度が高いというのは悪くないなと思えてきた。
何でも感じとっちゃって疲れることもあるけど
些細なことでも感動できて
小さい幸せを感じることができる。
そこに揺るぎない特別なものが加わると
鬼に金棒だな。
宮本さんも「出かけようぜ」とよく言ってくれる。
内にこもる時間が必要な時があるように、
まずは出かけなきゃ始まらないこともたくさんある。
少なくても今の私は「出かけよう」と思っている。
すべては行動あるのみ。すべては自分次第。
ガラスの眼をした猫は歌うよ 大きな声で
りんりんと
ガラスの眼をした猫は歌うよ 風に髭を揺らし
りんりんと
声が枯れたなら川に行こう 水に映る顔を舐めてやろう
昨日よりましな飯が食えたなら 今日はいい日だったと
空を見上げて 笑い飛ばしてやる
あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う
あぁ 僕はいつも 力強く 生きているよ
ガラスの眼をした猫は歌うよ お腹が空いても
りんりんと
ガラスの眼をした猫は歌うよ 生きてる証拠を
りんりんと
ガラスの眼をした猫は叫ぶよ 短かい命を
りんりんと
ガラスの眼をした猫は叫ぶよ 大切な今を
りんりんと
生まれてきた事に意味があるのさ 1秒も無駄にしちゃいけないよ
嵐が来ようが雨が降ろうが いつでも全力で
空を見上げて 笑い飛ばしてやる
あぁ 僕はいつか 空にきらめく 星になる
あぁ その日まで 精一杯 唄を歌う
声が枯れたなら川に行こう 水に映る顔を舐めてやろう
生まれてきた事に意味があるのさ 1秒も無駄にしちゃいけない
だから僕は唄を歌うよ 僕はいつも唄を歌うよ
僕はいつも唄を歌うよ 僕は今を叫ぶよ
ガラスの眼をもつ猫は星になったよ 大きな声も止まったよ
命のかけらも燃やし尽くしてしまったね 得意のブルースも聴けないね
だけどお前のそのブルースは 皆の心の中に刻まれた
これから辛い事がもしあったなら 皆は歌い出す
ガラスの眼をもつ猫を思い出して 空を見上げて ガラスのブルースを
あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う
あぁ 僕はいつも 力強く 生きているよ
あぁ 僕の前に 暗闇が 立ち込めても
あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う