見ざる言わざる聞かざる日記
娘の部活の大会があった。
娘の出番の時はドキドキするが
何とか頑張っていた。
成長していく姿がみれて嬉しい。
平日は送迎、休日も大会で忙しいが、
忙しくしていないと堕落していくタイプなので
助かっている。
自分が中学生の頃は部活中、
水を飲んではいけない時代だったので大変だった。
親に送迎してもらったこともなく、
バスや電車移動だった。
大会会場まで迷子になって、
ギリギリに到着したこともある。
朝練、放課後に練習があり、
休みは月1回だった。
でも1回戦負けだった。
時代が変われば、指導方法も変わる。
娘は、週に一度は休みがあり朝練はない。
ちゃんと水分補給の時間もある。
技術や練習方法をYouTubeで検索できるから
なのか、今の子は上達が早いように思う。
中学生の頃の私と、今の娘が試合したら
娘が勝つだろう。
私の時代は親が応援に来ることは無かったが、
今は送迎もあるし、応援に行く。
いろいろ変わったな。
これから先はどんな風になっていくのだろうか。
少子化だしなぁ…なんていろいろ考えた。
下の子達を連れての試合観戦なので、
落ち着いて試合はみれない。
娘はギリギリスタメンなのだが、
技術的に上手いチームメイトがスタメンではないので
何だかちょっと気まずい。
そのため、周りの父母達とは
あいさつはしっかりするように意識しているが、
会話はあまりしない。
周りのお母さん達はよくおしゃべりしている。
以前は楽しそうでうらやましく思うことが
多かったが、
最近はしゃべらない方が楽だなと思うことが増えた。
今日も楽だった。
あえて聞かないことが上手になってきた。
周りのしゃべり声も以前は聞く耳を立てていたが、
今は耳に入れないように修行途中だ。
「見ざる言わざる聞かざる」
最近やっとちょっと出来るようになってきた。
まだ下手だけど、すごく良い教えだと思う。
特にテーマなく
徒然なるままに文章を綴ってみたが、
書いているうちに、
「部活の友達は一生ものだ」というテーマに
しようかとも思った。
中高と結局今も連絡を取るのは部活の友達だけだ。
理不尽な練習に耐え抜いたライバルであり同志だ。
道に迷って試合に遅れそうになった思い出も。
自分の学校の応援歌ではなく
他校の応援歌を一生懸命覚えた思い出も。
トイレの水を飲むしかなかった思い出も。
弱小なのに極限状態で苦楽を共にしてきた仲間なので
何だか結束力があるんだよね。
少なくともこの頃の私は
「見る言う聞く」だった。
人間に興味がある方だから、
好きになった人のことは
何でも知りたくなっちゃうんだけど、
今は我慢してる。
我慢だと思わず自然に距離感を保つことが出来るようになると良いな。
大人になるってさみしいな。
中高の頃のように気兼ねなくおしゃべりしたいものだ。