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心の機微の記録
この季節、
保育園の運動会があった。
結論から言うと
また感極まった話である。
涙よ…なぜ出る。
恥ずかしいからとっさにマスクを付けて
ごまかした。
年長さんクラスの跳び箱で、
どんどん段数が高くなり、
年長さんがチャレンジしていくさま。
跳び箱苦手な子が成功した時の
会場の歓声と拍手。
なんて温かい。
たまたま年度の途中で
職場復帰のため入れた保育園だったけど
すごく良い先生たちに恵まれて
次男も毎日楽しそうである。
あきらめない心を教えてくれる
素敵な保育園だ。
卒園式はどうなってしまうのだろう。
長男の時は
涙が止まらず大変だった。
マスクがグッショリ濡れた。
マスクに感謝した。
私の涙は枯れないのだ。
本気で水分補給を控えた方が良いかもしれない。
兎にも角にも
毎日感動させていただき
この日この時の
私の心の機微を記録していこうと
改めて思った。
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)
これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケツチです
宮沢賢治が好きだ。
何度か花巻の宮沢賢治記念館に行ったことがある。
小岩井農場の草原の上でお昼寝したのは
良い思い出だ。
心象スケッチは
読み解くのは難しいが
時々分かったような感覚になることがある。
また岩手に行きたい。