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シャニアニで何故真乃がセンターをやるのか?を完全に理解した

9、10話での真乃のセンターとしての役割、完全に理解した。もうこれは、僕の中では確定した事実になりました。ほんとのところどうか知らんけどね。

正直初見で見た時はうっすいなあ、何がしたかったんだ?と思ったんだ。しかし、きっとアニメをそのまま見るだけでは真に理解することはできないのだろうと考えた。そこで、真に理解するためにパンフレットを読んだりして、そもそもこの作品がどういうコンセプトなのか?ということについての答え合わせみたいなものをした。コンセプトについてはまあ概ね「全員の個性を表現すること」ということで間違いないと思う。

そしてストーリーがうっすいなあと思った原因は、9〜10話の真乃がセンターをやる云々の中にある。なので、「どうして真乃がセンターなのか?」「どういう考えで真乃は動いてたんだ?」という点を探るべく2回目の視聴を試みた。

まずはプロデューサーがなぜセンターを任せたかについて。プロデューサーは真乃にセンターをお願いした時「灯織とめぐるを繋いだように」って言ったんだよね。この言葉でイルミネのエピソードにヒントがあったんだと思った。
イルミネは最初はギクシャクして気を使っているような関係だった。それが次第にわだかまりを解いて、誰かに合わせることもなく素直に話せるよう打ち解けたり、それぞれの強みを出して互いに尊重しあったりするような関係になっていった。それぞれ輝きを放ちつつも邪魔をせず照らし合って、単色では表現できない美しさを放つ、イルミネーションみたいな関係になっていった。
プロデューサーがシャイニーカラーズに期待しているのは、それぞれの輝きで照らしあって成長していくこと。誰に気を使うでもなく、誰に合わせるでもなく、それぞれが良いところを活かしあって最高の輝きを放つことだった。それをイルミネの関係に重ねて、真乃にセンターを任せたのではないだろうか。他には例えば恋鐘に任せればリーダーシップ発揮してもっと簡単にいくだろうけど、それは恋鐘に、アンティーカの色に引っ張られていく形になるからプロデューサーの意図する結果にはならないと俺だったら考える。きっと他の誰に任せても成し得ない。色とりどりの輝きを放つイルミネを繋いだ真乃だからこそできることなんだと期待しているんじゃないんかな。

あとは真乃の内面云々の話だけど、これは単にそういう可能性を秘めている彼女が、可能性を発揮するために最後に必要だったのが勇気だったっていうだけのこと。9話サブタイにも勇気って書いてあるやんけ。彼女にはセンターをやる勇気、センターの中で自分の色を出す勇気が必要だった。その勇気を出すきっかけが灯織やめぐる、プロデューサーの存在だったり、それぞれの場面での2曲の歌詞だったってことですよ。特に歌には、どこかで「言葉を尽くすより心に染み入ってくる力がある」とか言われてるくらいだし、何か特別な力があったんだろう。誰だって歌聞いて共感したり勇気もらったりした経験あるでしょ?きっとおそらく多分そういうことだよ。

上記のように考えれば、作品のコンセプト(それぞれの個性を表現すること)と真乃がセンターをやる理由(それぞれの個性で互いを照らしあって成長していくこと)は非常にマッチングしているように感じる。するともう俺の中ではシャニアニの内容はこのコンセプトでしか成り立たないと納得することができた。行動云々についても少し単純に考えれば、9〜10話のエピソードもスッと腑に落ちる。そして最後の集大成である1stライブではそれぞれの個性を表現して、ラストに完成したSpread the Wings!!を披露!感動するでしょう。きっとそういう話だよこれ。少なくとも俺の解釈では普通に好きなアニメから神アニメに昇華したので、こういうことなんだということにしておく。

でも真ん中にいるのはやっぱり真乃じゃないんだよな。なんで?

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