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「クリエイティブ」「まちづくり」「ローカルビジネス」の3つを入口に、“地方の未来”を考えるイベント『シシコツコツ』開催【2023年2月18日(土)】

ニュースやビジネス紙でよく見かけるようになった「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉。社会が変化していくとともに、デジタルの活用は必須になっています。その流れをうけ、全国の自治体ではITリテラシーの高い人材を取り合うまでになっています。

それは長野県も例外ではありません。長野県庁・DX推進課の「デジタル人材を集めたい」という課題に対し、生まれたのが「シシコツコツ(孜孜忽忽)」です。

「孜孜忽忽(シシコツコツ)」は世間のことを気にせず、ひたすらやり抜くことを意味する四字熟語。メインビジュアルは長野県の鳥「雷鳥」をイメージ

あえてIT活用の話ではなく、デジタル人材が思わず惹かれる「長野の山の先輩たち」を集めたイベントを開催します。

昨年のシシコツコツでは2日間にわけてトークセッションが行われ、オンライン開催のみでしたが、500名ほどの参加がありました。
※昨年の様子はこちら↓

今年のシシコツコツは「点のイベント」から「線のプロジェクト」へ

今年のテーマは「再構築」。

新型コロナの影響だけでなく、社会の変化が加速していく中で、生き方・地域のあり方・ビジネスモデルなど、多様な視点から既存の延長線上ではなく、「新たに作り直す」ことを考えます。

また、今年のシシコツコツは「点のイベント」から「線のプロジェクト」へと変化。昨年11月から、20代向けの連続講座「孜忽書院(しこつしょいん)」を実施してきました。

社会や地域を変化させる前に、まずは自分の内面を変化することからスタートしようと、10名以上の参加者が自分のやりたいことや実現したい社会について向き合う時間となりました。

初回は自分の過去の思い込みを燃やす「お焚き上げ」からスタート

トークセッションを含む、5つのパートで構成された「シシコツコツ2023」

13:00〜14:30 「孜忽書院」最終発表会

13:00〜14:30は、連続講座「孜忽書院」の最終発表会。4ヶ月の探求を通して見えてきた、自分の今とこれからを参加者のみなさんが発表します。

15:00〜16:00 「捨てる、クリエイティブ」

15時からは「捨てる、クリエイティブ」がテーマのトークセッション。海外での居住を経て、長野への移住を選択した2名をゲストに迎え、その背景や考え方について深堀りします。

■前村達也(まえむら・たつや)コンセプト・ディレクター/SCALE ONE Inc.代表
展覧会のプログラムディレクターをつとめる前村さん。御代田町に5世帯で共同の土地を購入し、暮らしています。また、地域のデザイン力を上げていくコミュニティ「みよたデザイン部」を発足させるなど、地域に根ざした取り組みも行っています。

■太田真紀(おおた・まき)イラストレーター・デザイナー
イラストレーター・デザイナーの太田さんは、松本市を拠点に地域の枠組みを超えて、さまざまなイラストやデザインの制作を行っています。

■徳谷柿次郎(とくたに・かきじろう)株式会社Huuuu代表/ジモコロ編集長
ファシリテーターを務めるのは株式会社Huuuuの代表であり、ローカルメディア「ジモコロ」の編集長として全国47都道府県を飛び回っている徳谷柿次郎です。

東京を含め、移住先の選択肢はほかにもあったはずの前村さん、太田さんのお二人が、なぜいま長野に拠点を移したのか? ジモコロ編集長・徳谷柿次郎が聞き手となって、その理由を探ります。

16:30〜17:30 「つづく、まちづくり」

3つ目のパートでは「つづく、まちづくり」をテーマに、時代が変化する中でも、暮らしたい・働きたいと思える地域のあり方を探求していきます。

■金久美(きむ・くみ)株式会社はたらクリエイトCCO(チーフコミュニケーションオフィサー)
デジタル庁や厚労省など、多くの官公庁からも表彰されている長野の注目企業、株式会社はたらクリエイトでCCOを務める金さん。地方の女性が働きやすい仕組みをつくり、多くのママさんが活躍しています。

■加藤ソフィー(かとう・そふぃー)カフェ経営者/白馬村議会議員
白馬村でカフェ経営をしながら、村議会議員としても活動されている加藤ソフィーさん。暮らしを起点としながら、20代でカフェ経営者と議員を両立する姿に注目が集まっています。

■藤岡聡子(ふじおか・さとこ)福祉環境設計士
ファシリテーターは、軽井沢で「ほっちのロッジ」を手がける藤岡さん。「ほっちのロッジ」は、さまざまな人が混じり合う「ケアの文化拠点」となっています。

それぞれ地域に根ざした活動を行なっているお三方の視点で、これからの地域に大切なことを話します。

18:00〜19:00 「値付けの再構築」

18時からのトークセッションでは「値付けの再構築」がテーマに。地域資源を新たな角度から捉え、価値の再構築を行っている方をゲストにお迎えします。

■岡部統行(おかべ・むねゆき)株式会社Zen Resorts代表取締役CEO/株式会社BOND共同創業者COO
株式会社Zen Resorts代表の岡部さん。南木曽町で一泊30万円の宿、「zenagi」を起ち上げるなど、長野を拠点に観光の新たなビジネスモデルをつくっています。

■津田賀央(つだ・よしお)Route Design合同会社代表/プロジェクトデザイナー
Route Design合同会社代表の津田さん。富士見町にあるコワーキングスペース「森のオフィス」を立ち上げたのち、地域のポテンシャルを生かした多くのプロジェクトをデザインしています。

■藤原隆充(ふじはら・たかみち)藤原印刷株式会社 専務取締役
ファシリテーターは、長野県松本市に本社を置く老舗印刷会社、藤原印刷株式会社の藤原さんです。同社での新たなビジネスモデルの構築やブランディングを行っています。


すべてのセッション終了後には、任意参加の懇親会も開催予定です。
「シシコツコツ」で紡ぎ出された言葉には、きっと3年後、5年後の未来を形づくるヒントが転がっているはず。

途中の入退場も可能です。ぜひ、お気軽にご参加ください。

▼参加申込はこちら
https://sskk2023.peatix.com/

▼イベント概要
主催:長野県
企画運営:一般社団法人長野ITコラボレーションプラットフォーム(通称:NICOLLAP)/Huuuu.inc
日程:2月18日(土)13:00〜19:00
*終了後に任意参加の懇親会を実施予定。
会場:R-DEPOT
〒380-0845 長野県長野市南長野西後町610-12
参加費:無料
*懇親会(任意参加)の参加費は¥3,500となります。
定員:50名(オンライン配信は無制限)

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