【四柱推命】~季節と四季図~
前回の四柱推命の記事では、「干支」とは何かという話をしました。
「干支」とは、本来、植物が生まれて育つ輪廻の様子を表しています。
干支は全部で60個あり、六十干支と呼ばれています。(甲子~癸亥)
十二支〈子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥〉
十二支を季節になぞらえると、このようになります。
地球の季節に沿って考えられた四柱推命、「時空学理論」という理論です。
そして、それらを元にして作られたのが「四季図」という図になります。
「四季図」とは、十二支の季節月に適応した「十干」の配置図のことです。
十干〈甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸〉
十干も十二支と同様に、季節になぞらえて考えていきます。
十干を、植物の一生だと考えてみます。
「乙」・・・枝、花
「庚」・・・実
「辛」・・・種子
「甲」・・・根っこ、木
上の4つの干を植物だと思ってみてください。
春(卯・辰・巳)・・・「乙」という枝を伸ばす。花を咲かせる。(戊が乙の基盤になる。乙が戊により枝を伸ばす。癸が乙を成長させる、花を咲かせる。)
夏(午・未・申)・・・「庚」という実を膨らませる。(戊に庚の実が出来上がる。戊が丙に照らされる。庚が丙で膨らむ。)
秋(酉・戌・亥)・・・「辛」という種子を作る。(丁が辛を固くする。辛が丁によって種子になる。己が辛を保存する。)
冬(子・丑・寅)・・・「甲」という木を育てる。(己が甲の基盤になる。甲が己により根っこができる。壬が甲を成長させる。)
このように当てはめられます。
変化する十干
・乙→庚→辛→甲→乙… (木金) ・・・植物
・壬→癸→丙→丁→壬… (水火) ・・・育てる
・戊→己→戊… (土) ・・・土台、保存
季節の陰陽
このようになります。
陽の季節は外向的な活動、陰の季節は内向的な活動をします。
十干は、「外向きの干」と「内向きの干」に分けられるということになります。
外向きの干〈乙、癸、戊、丙、庚〉の動きは拡散運動
内向きの干〈甲、壬、己、丁、辛〉の動きは凝縮運動 と呼びます。
拡散運動・・・全てを広げる
凝縮運動・・・全てを縮める
この陽と陰の干それぞれがセットで、基本的な組み合わせになります。
お互いの干が相乗効果をもたらし、無くてはならない存在になる組み合わせです。
読んでいただきありがとうございます。
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