No.005 最悪な少年
最悪な少年
2016年、解散。
関西で開かれていた「十代白書」という10代のバンドのコンテストで優勝。
私が初めて観たのは閃光ライオットのファイナリストのライブでした。
率直な感想としては、「ズルい」。
涙腺を直接刺激するフレーズとBa&Vo.前海修弥の透き通る歌声。
ボーダーシャツ3人組の絶妙なキャラクター性も加味して、誰しもが感じた事ある淡い青春録を紡ぎ出してくれている。
YouTubeにはライブ映像しか残されてないが今でも私が聴き続けている名曲「愛しさが止まらない」は本当に全人類に聴いて欲しい。
https://youtu.be/6jzyzvdvujE?si=vCvIgCxdw2uwUzyb
最悪な少年の持つ感性は、とにかく素直なのだ。自虐や卑下とかではなく、歌われるのはただただ純粋な気持ちだ。
だから聴き手の持つ感性、感情に直接触れてくる。
解散しても、もうライブをしなくなっても最悪な少年の音楽がこの世に存在している事に大きな意味があると思える。
勿論、ボーカル前海の音楽人生はまだ続いている。
〈いつかのネモフィラ〉
前海の現在のバンド。青年から大人になり、力強さが増したと思う。ツインギターがまた情景の広がりを感じさせてくれて良い。個人的にはマーガレットが凄いオススメです。
https://youtu.be/qgvNjVfs5Oo?si=F3H38SIVWOKiyqkb
最悪の少年の音源はサブスクにはなく、通販でCDを探すか、「愛しさが止まらない」のみ閃光ライオットのコンピに収録されているので是非。
あの時、あの時代、このバンドだから鳴らす事のできた音楽。最悪の少年というロックスターに、遅れながらも感謝を綴る。