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大人男子の発毛事情
35才を過ぎた辺りから、急にキました。
ストレスが頭皮にキちゃうタイプ。
毎年徐々に進行しています。
頭皮以外は、全身至って健康です。
いや、いや、よくよく考えてみたら、俺のオヤジは、20代で”鳥の巣”状態だったので、その忌々しき呪われた遺伝子を継いだ者としては、30代中盤までよく持ち堪えたなと。
我が毛根たちを、褒め称えたい。
ギャンブルで借金をこさえて行方不明になるという、ロクなオヤジじゃなかったので、オヤジの背中を見て育つなんて素敵な親子のドラマは、俺には関係のない話だと思って生きてきた。
たが、オヤジの頭皮を思い浮かべては、あんな風にはなりたく無いと、社会人になってからは頭皮ケアに勤しんだ。
反面教師ってやつか。
炭酸スパ、育毛剤数種類、頭皮マッサージ等、頭の毛根にそれなりのお金を注ぎ込んだと思う。
だがしかし、どんなに抗っても、抗いきれないものが世の中にはあるのだということを、思い知らされる今日この頃だ。
だがだがしかーし、私はまだ、諦めてはいない。
長い前振りとなったが、大正製薬のリアップを始めました。
育毛と発毛は、違う。
生える成分が入っているか、それ以外か。
私は信じる。
『ミノキシジル』という成分を。
そして、水谷豊さんを。
リアップのパッケージ
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※以下、中年のおっさんの頭皮画像が続きます。
グロテスクな画像が苦手な方はお控えください。
2022年10月22日時点の私の頭皮
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リアップの利用方法
・毎日朝と晩、塗布
・効果を実感するまでに少なくとも4か月くらいかかる
・6か月使用しても改善が無い場合は、壮年性脱毛症以外の原因の可能性があるので別のアプローチをすべし
・ちょっとお高いので、お財布には優しくないですね。
2か月使ってみた経過
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4か月使ってみた経過
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この角度で見下ろされるの嫌よね。
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周囲の反応レポート
証言者①
ほぼ毎日顔を合わせる妻は、何も気が付かなかったという。ビフォーアフターの写真を見せると、「おお!増えてるね!」とのことだった。
証言者②
週に1度ペースで顔を合わせる友人Aは、何も気が付かなかったという。ビフォーアフターの写真を見せると、「おお!増えてるね!」とのことだった。
証言者③
月に1度ペースで顔を合わせる友人B(30代女性)は、何も気が付かなかったという。ビフォーアフターの写真を見せると、「おお!増えてるね!」とのことだった。
これは余談だが、
「興味の無い男のことなんて、毛筋ほども気にならないよ。」
という、ちょっと洒落の効いた捨て台詞が、まったくノーダメージだったかと言えば噓になる。
証言者④
半年ぶりに顔を合わせた取引先担当者C(年下20代)は、何も気が付かなかったという。
「お願いだから、本当のことを言って欲しい」と懇願したが、「う〜ん。言われてみると、少し涼しそうだなと思いますが、ぶっちゃけメイタロウさんって雰囲気というか、変わった人だなっていう印象が強すぎて、頭皮環境の印象は元々なんもないっすね。そこにメイタロウさんのアイデンティティは無いというか。」と。
そしてビフォーアフターの写真を見せると、「おお!増えてますねこれは!」と、テンション高めにリアクションしてくれた。
営業トークではなかったハズと信じたい。
証言者⑤
半年ぶりに顔を合わせた取引先担当者D(年上、50代)は、私の後ろ姿に対してこう言った。
シチュエーションは以下のとおり。
受付担当者に案内され、会議室に通された。
会議室の出入口ドアが空いていて、私が座っていた席はその出入口に背を向ける位置であった。
担当者Dは会議室の外から中を覗き込んだ格好で、受付担当者と話している、その会話内容である。
「あれ、今日はメイタロウさんが来社予定ですが、他のアポイントとブッキングしちゃいましたか?」と。
要は、会議室で座っている私の後ろ姿をみて、それが私であることに気が付かず、別の人間が会議室に案内されていると勘違いをしたというのだ。
会議室にいる私がメイタロウだと告げられた担当者Dは、慌てた様子で会議室に入ると、こうも言った。
「なんか随分若い方が座っているなと感じたので、メイタロウさんだと気が付きませんでした。失礼いたしました。」と。
いえ、失礼だなんてそんな。
え?誰が随分若い人ですって!!!!!!
危うく変なテンションでリアクションしそうになったが、ここは取引先。
ビジネスマンにとって、いわばここは戦場だ。
戦場では、油断した奴から先に命を落とす。
澄ました顔で「いやあ、ご無沙汰しすぎて私のことを忘れてしまいましたね。横着をしてしまいすみません。」と頭を下げた。
担当者Dは、「久しぶりの再会で失礼を承知でお聞きしますが、髪型変えました?」と。
おいぃぃぃぃぃ!
割と高めの見せ球を165キロで投げてくんなよ!!!
もう踏み込めないじゃんよ!!!
次外に逃げる球投げられたらバットに当たんないよぉぉぉぉ。
(がんばれ日本!WBC絶賛開催中!!)
ジジネタはこの辺にしておいて、これはもう、話に乗っからないとかえって失礼に当たると考えた私は、担当者Dに告げた。
「実はリアップを始めまして、これ、ビフォーアフターの写真なんですがどうでしょうか?」と。
「おおおおおおお!増えてますねこれは!」と、5年ほどの付き合いの担当者Dは過去に見たこともないハイテンションでリアクションしてくれた。
私も始めてみようかな。
そう呟いた担当者Dの、眉毛のちょっと上のほうを恐る恐る仰ぐと、確かに、いや、結構キていらっしゃる。
我ながら、他人のことには一切興味が無いのか、担当者Dがこんなにキている人だったとは。
年相応の風貌と言えば聞こえは良くなるか。
もう、担当者Dの時代がキまくっててビッグウェーブで海坊主なわけで(以下、自主規制。)
その後は暫く、仕事のことをそっちのけで毛髪を中心とした中年男子の健康トークに華が咲き、ひいては商談もうまくいったのは言うまでもない。
結論
①リアップは壮年性脱毛症に効く。
②リアップしても、周囲の人はほとんど気が付かない。というか、他人は他人に対して興味など無く、恐らく自身の毛髪を気にしているのは世界で自分ひとりであろう。
③リアップすると、40代以上の毛髪を気にしている男にモテる。
=それは即ち、仕事できる男になれる!
④リアップすると、ほんのちょっぴり下心を抱いている異性が、自分に一切関心がないという現実を知ることができる。;つД`)
⑤リアップすると、まあ、コンプレックスなんてこんなものだということを知れる。
以上です。
2023年3月20日