ありがたいカメの話
公園の池で泳いでいる亀を見ていたら、20年程前に高野山奥の院でお坊さんがされた話を思い出しました。
盲亀浮木の話。「海底から百年に一回浮上して海面に顔を出す盲目の亀がいました。その亀がたまたま海面に浮いていた流木に空いている穴から顔を出すことは有り難い(滅多にない)確率です。
私達が人として生まれこうして出会うということは、盲亀浮木の譬えのように有り難い事象が起こったのです。だから、ご縁に感謝しましょう。」
有り難いという感謝の言葉はこの故事に由来しているらしいです。
記憶の底から20年ぶりに思い出させてくれた池の亀に感謝。 (了)