見出し画像

❊ドールを作った(セリアドール編/①準備と顔)

こんにちは、ふためです!
昨年、愛と勢いだけでオリジナルのアイペイントドールを数体制作しました。
(※アイペイント…人形の目や眉を塗料と筆で描くこと。)

なお、制作順と使用素体は以下…

  1. セリアドール

  2. ピュアニーモフィール

  3. ピコニーモPボディ+オビツ11ヘッド

  4. オビツ11ボディ+ピコニーモPヘッド

  5. リカちゃん(顔を消して描き直し)

  6. ピコニーモD妹・小

という具合です。
制作備忘録シリーズが長くなりそうだったので先にご案内してみました。

何故こんなに増えてしまったか…は困ったことに一応説明できてしまうため、気分屋の私が最後まで投稿できることを祈っていてください(他力)

今回は「セリアドール編」です!


✦先に…

個人的感想になりますが、初めてのドール制作はセリアドールをおすすめしたいです。
お財布に優しいのはもちろんですが、ドールって実際に作ってみてから分かることが本当に沢山あって…

とにかく1体作ってみてください。
「もっと体が動いてほしい」とか
「上目遣いじゃない方がよかったな」とか
「ウィッグより植毛済みが好き!」とか
「かわいいけど服の選択肢が少ないな」とか…
何かしらが出てくると思います。

『自分がドールに何を求めているか』
に気づくことが、無駄買いをせず理想のドールに辿り着く近道のひとつかなぁと思います。
100均素材なら失敗しても(少なくともお財布は)そんなに痛くないですしね!

✦計画を立てよう

大事です。
完成イメージがないと準備もできません。

素体は7cm用と10cm用ドールを使用。
初めてなので、創作キャラの中でもドール化と相性が良さそうな二人を作ることにしました。
(単純に一番欲しかったのもあります)

「黒髪の少女」と「銀髪の人魚」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

次に、大きな目標は以下
・優しい目のお人形にする
・完全再現ではなく、『人形で作るとしたら』で考える
(最終的に『そのキャラっぽい顔をした着せ替え人形』になればいいので、人魚は人の姿でもOK)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

目標が決まったので、ふんわりラフを描きつつ細かいところを決めました。
ボディはカスタムしない、ウィッグは固めない、アイは描き目にする…など

服の構造も楽しくていっぱい考えてましたが、実際は現時点でひとつも作っておらずminneで購入した作家様のお洋服に頼り切りです🫶💦💦💦💦
ここは人それぞれですので、お洋服については後で考えても大丈夫だと思います。まずは肉体の器がないと!(言い方)

あとは作り方を見ていよいよ制作です。

前置きが長くなってすみませんが、
この時できれば色んな方の作り方を調べてみてください。
YouTubeの動画や個人のブログ記事だけでも本当に色々な作り方があり、その人なりの手順で紹介しています。
作りたいドールが人それぞれだから、作り方の正解も一つではないんだな、という印象です。

「これなら出来そう」
「自分のイメージしている仕上がりはこれ!」
というものを探してみてくださいね。
情報少ないので出逢えるかはさておき…!

✦お顔を作ろう(アイペイント)

以下、素体のままの写真が出ます。
苦手な方は無理せずブラウザバックしてくださいね。
(ここまで読んでくださりありがとうございました…!)

使用した道具

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・極細の筆(精雲堂 高級筆 KS 3/0 )
・アクリル絵の具(リキテックス ソフトタイプ/赤、黒、茶、白)
・ブレンディングメディウム(※絵の具の乾きを遅らせる液。作者はターナーの「リターダー」使用)
・つや消しスプレー(クレオス Mr.スーパー スムースクリアー つや消し)
・綿棒(メイク、またはクラフト用の先が細いもの)
・ソフトパステル(ホルベイン/ピンク、オレンジ、茶色系を各1〜2種)
・100均メイクブラシ(とりあえず1つは)
・マスキングテープ
・100均 卓上スタンドミラー(鏡の角度を動かせるもの)
・100均 ビニール手袋(なんでもOK)
・ヘッドに挿す棒状のもの
・乾燥中に入れておくフタのある箱

<その他>
・キムワイプ(★あると便利)
・タミヤ モデルクリーニングブラシ(★あると便利)
・Mr.カラー薄め液(★もしもの時は必要)
・薄手の綿手袋、マスク、ヘアバンド(あると安心)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

道具は偶々あったから使ったものも多いので、どれも絶対ではないです。

「いや安い買い物でもないし、失敗したくないから確実なのを教えてほしい」
と当時調べていた自分も思いましたよ。

でも筆もスプレーも色んな種類があって、
これかな?と思った商品が手に入らないことも普通にあります。

実際に作って分かったのは、
「結局は使ってみないと自分に合うか分からない」ことと、
「ベストでない道具でもとりあえず作れる」ということです。


参考動画

ほぼこちらの動画の通りに作ったので、一番お世話になりました。

セリアドール制作後に知った動画ですが紹介。
メーカーさん直々に解説してくださっているので大変参考になります。もっと早く見つけたかった…!
(つや消しスプレー比較動画は他にもありますが、初心者の自分にはこちらが分かりやすかったです)


制作手順

※セリアドール後に採用した方法やメモも記載しています。
※あくまでも参考程度にお読みください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

①下準備
・ヘッドの首穴に棒を挿して持ち手を作る
・ヘッドのホコリを取り除く
(中性洗剤で表面を洗い、キムワイプで拭いて乾かす)

ホコリがついた状態でつや消しスプレーをすると、表面に気泡ができる原因になります。
スプレーや乾燥時はヘッドにホコリがつかないよう常に心がけてください。

またホコリ以外にも、湿度が高過ぎたり気温が低過ぎると気泡ができて表面が綺麗に仕上がりにくいです。あまり寒くなく、ホコリの飛んでない場所がオススメです。
(私は玄関でやりました)

②つや消しスプレー/1回目
・スプレーをよく振る
(上下にではなく、中の玉がカラカラ鳴るよう底を振って回転させる感じです。)
・手袋をしてヘッドの棒を持ち、
スプレーを先に1〜2秒出してからヘッドを20cm以上離してスプレーにくぐらせる。
・3〜4回くぐらせたら、ホコリが付かないよう箱や容器に入れて30分以上乾燥させる。

③下書き用の色を作る
・絵の具にブレンディングメディウム液を混ぜ、とにかく薄い茶色を作る。
(・7cm用ヘッドは小さく、筆で下書きするのが大変そうだったので2B鉛筆で書きました。)

④描き始める
ここからひたすら描きます。
(息を止めて描く時間が多く酸欠気味になるので、体調がいい時にやりましょう)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

①下書き → ②うす墨色 →③ 書き込み →④ 仕上げ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<気づきmemo>
・描くというより、点を置くような気持ちで
・パレットのフチで出来るだけ絵の具を落とし、とにかく細い線で少しずつ描く
・ひと描きずつ左右を描いて進める
・ひと描き事に鏡で左右差をチェック
・自分の目でも、ヘッドを逆さにして(頭の頂点側から)見てチェックすると◎
・絵の具が乾く前なら、水で濡らした綿棒で修正可能。そっとつついて絵の具を取る。
・黒目より白目が分厚くなると変なので、白目はやや薄めに塗る。逆にハイライトは薄めず塗る。
・色どうしが混ざると線がぼやけて色も濁る。どの順番で描くかよりも「先に置いた色が少し乾いてから次の色を置く」のが大事。
・知らぬ間に、手に絵の具がついた状態でヘッドに触ってしまうことがあるので要注意!

(私は2体を同時進行で交互に描いてたので、
「乾くのを待つ」をほぼしなくて済みました✌️)

⑤つや消しスプレー/2回目
'・1回目と同じ作業
・絵の具が乾燥してからやりましょう

⑥メイク
・ソフトパステルを紙にこすって粉をつくる
(牛乳パックや紙ヤスリというのも見かけましたが、私は普通のメモ用紙でやりました)
・広い頬はメイク用ブラシ、目尻や口元の細かいところは細い綿棒を使い、パステルの粉を取ってヘッドにすりすり…
(付かないな…と思ってたら突然がっつり付いて取れなくなるので慎重に)
・眉のラインにも乗せると線がやわらかくなる
・余分な粉や大きな粒子を綿棒でつついて取る

⑦つや消しスプレー/3回目
・1回目、2回目と同じ


完成です!!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

サイズ差が思いの外ある

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ヒュ〜〜ッ!(満身創痍)

自分で作ると愛着が湧いて、不思議とツルツル頭でもかわいく見えてきます。
「いい感じでは…?」と言いながら写真を撮ってました。

あと、途中で写真を撮るのもオススメです。
肉眼と写真で見え方が変わるので、思いがけないズレに気づけたりします。

というわけでアイペイント完了です。
ここまで読んでいただきありがとうございます!思っていたより長くなった…!


(次回、戦慄ウィッグ作り編)

いいなと思ったら応援しよう!