見出し画像

LHTRPG 盗剣士ビルド覚書

◆これってなに?
 私がLHTRPGで〈盗剣士〉のビルドを組む時に考えていることの覚書です。
盗剣士に限らず武器攻撃職全般について私がどう捉えているかなど脱線する話もあります。
個人の主観で書かれていることを予めご了承ください。
また特技によっても書かれている文章量に大きく違いがあります。

◆盗剣士の特徴とは

 アーキ職〈武器攻撃職〉に属する、武器による物理ダメージを与えることが得意なアタッカーです。
盗剣士には[剣][斧][鞭]を使う[白兵攻撃]タイプと[投擲]を使う[射撃攻撃]タイプがあります。
単体火力に優れた〈暗殺者〉や味方への支援能力に優れた〈吟遊詩人〉に比べると[追撃]による爆発力、多彩なBSによる妨害や広い攻撃範囲を活かした一掃手段を持つことが強みと言えるでしょう。
また武器攻撃職では唯一盾を持つことが出来るため、防御能力に寄せることで盾職に勝るとも劣らない動きをすることも出来ます。


◆武器攻撃職の役割と必要な火力

 そもそも、武器攻撃職の役割とは何でしょうか。それは敵を倒すことにあります。
敵が味方に攻撃をする前に倒してしまえば、味方への被害は0になります。
速やかに敵を殲滅し、味方への被害を抑えていきましょう。
武器攻撃職は火力を出す都合上トドメを任されることも多いため、分かりやすく派手な活躍をすることが出来るアーキ職と言えます。

 武器攻撃職は火力を出す必要があるわけですが、さてどのくらいの火力を出せばいいのでしょうか。
個人的には「[モブ]エネミーを一撃で倒せるくらい(ノーマルであれば2回で倒せるくらい)」を意識するのがおすすめです。
ルルブでエネミーの欄を見て見ましょう。
例えばCR1のトリフィドはHP19物理防御力6魔法防御力4なので、物理攻撃を行うのであれば25以上のダメージを安定して出せればいいことになります。
また冒険窓口にある ログ・ホライズンTRPG エネミーデータガイド(高CR対応拡張版)で確認するのもオススメですね。
これであればエネミータイプ:スピアのモブを倒せれば十分でしょう。
私の場合は(CR×6+20)以上のダメージを出せることを基準にして組んでいます。
CR5なら50点以上のダメージをコンスタントに出せれば良いということになりますね。


◆火力のこぼれ話

 話が脱線しますが、武器攻撃職の特徴として専用ダメージロール特技が各職に用意されていることが挙げられます。
〈暗殺者〉なら《アサシネイト》、〈吟遊詩人〉であれば《マエストロエコー》、〈盗剣士〉は《ダンスマカブル》です。
これらはSR1だとしても因果を3つ注ぎ込めばダメージロール+20(《アサシネイト》ならば+28)の増強となりここぞというときの一撃には十分事足ります。
これら専用のダメージロール特技があるおかげでどんなビルドであっても武器攻撃職としての役割が果たせるわけです。

 先程これくらいの火力をコンスタントにと言いましたが、必ずしも〇点以上を常に出す必要があるというわけではなく、必要な時に必要なだけの火力を出せるのであれば役割を果たすのには十分でしょう。
私の遊んでいた環境基準で話しますが、戦闘にかかる時間は2〜3ラウンドでした。
そのため、その回数分だけ必要な火力を出すことが出来れば良いわけです。(勿論戦場に寄ります)
《ダンスマカブル》と《エクセプショナルブロウ》だけでも2Rの火力は確保できますし、そのうち1Rはモブ処理などで火力が必要ない場合もあります。


◆盗剣士の特技の組み方

盗剣士の特技の組み方については大きく3パターンあります。
以下の順で解説していきます。
・[追撃]型
・ダメージロール型
・BS型


◆[追撃]型
《チェイスマスタリー》で強度を上げた[追撃]を《アーリースラスト》や《オープニングギャンビット》などの特技によって付与しその後起動することでダメージを与えていくタイプです。[追撃]型は《フラッシュエッジスタイル》を軸にして組むことが多いです。
通常[追撃]は一回の攻撃で一個しか起動することが出来ませんが、盗剣士はメジャー以外のタイミングで[追撃]を起動させたり、[追撃]を複数同時に起動させる特技を持っており相性が良いです。

[追撃]起動に関する特技としては
・《ブレイクトリガー》・・・付与した[追撃]全てを同時に起動することが出来る。
・《ヒルトブレイク》・・・ムーブタイミングで【STR基本値】の直接ダメージを与えつつ、[追撃]1つを起動出来る。
・《デュアルベット》・・・〔追加判定〕に成功することで[追撃]を2回起動することが出来る。
・《ブラッドレター》・・・〔命中判定〕に+1Dの補正が付く上、SRに応じて一度に複数の[追撃]を起動できる。さらにはクリティカルを出すことで起動した[追撃]を解除させない効果を持つ。
などがあげられます。

[追撃]型には弱点もあります。
それは[追撃]を起点にしてダメージを出すため、相手に[追撃]が付与されていないと本来の火力を発揮できないということです。
[追撃]を付与した瞬間にGMが因果で解除を行うなどした場合、貧弱なダメージロールのみで勝負することになってしまいます。
また敵によっては[追撃]の【強度】を減らす種族特技を持っている場合もあります。
メタが張られている場合もあるということを理解しておきましょう。


◆ダメージロール型
《~マスタリー》や《ライトニングステップ》、《ピンポイント》、取得したメジャー特技のSRを上げるなどの手段でダメージロールを強化することでより多くのダメージを与えるタイプです。
スタイルはどれを組み合わせても問題なく《フェンサースタイル》《ツインアームスタイル》《ハイランダースタイル》《シールドストライカースタイル》などから好みで選ぶことになります。
勿論スタイルを無理に取得する必要はありません。
盗剣士の専用攻撃特技はダメージの代わりにBSを与える効果が付属していたり、攻撃範囲を広げていたりするため、直接ダメージを増やすのはあまり得意ではありません。
このタイプのビルドを組むのであれば純粋にダメージロールを伸ばせる共通攻撃特技の《ウェポンバッシュ》や《ステルスブレイド》を取得するのがおススメです。

例:
CR5《フェンサースタイル》SR2 《ステスルブレイド》SR5 気迫のシミター(攻撃力11*2)
22+3d+20=52.5 攻撃力+ステルスブレイド+HUボーナス

ダメージロール型の利点は追撃型のように付与した[追撃]を因果解除されてダメージが減るなどの心配をしなくても済むことです。
また《ブレードオペラ》との相性が良いことなどが挙げられます。


◆BS型
《ラウンドウィンドミル》《ヴァイパーストラッシュ》《マルチプルデッツ》《ブラッディピアッシング》などの特技を用いてBSを付与しつつダメージを与えていくタイプです。
単純なダメージだけでなくBSによる不利益を押し付けることで、プレッシャーをかけられるのが強みです。一番盗剣士らしい型とも言えます。
付与したBSを因果で解除させることによって、相手の因果力を削っていきましょう。
盗剣士の付与出来るBSは[追撃]を筆頭に[衰弱][委縮][放心][惑乱][重篤]と多くありますが、どちらかと言うとダメージを伸ばす&与える方向に寄っているのも特徴の一つです。


便宜上上記の3種に分類して解説を行いましたがどれか一つに絞らないといけないわけでもなく、これらは巧く組み合わせて使うことが出来ます。
自分の使いやすいように組んでみてください。
全てに言えることですが、はじめのうちは「タイミング:メジャー」の特技1つをまず決めて、それを中心に伸ばしていくのがおすすめです。


◆〈盗剣士〉のスタイルについて

盗剣士には5つのスタイルがあります。以下の順で解説していきます。

・《フラッシュエッジ・スタイル〉
・《ツインアーム・スタイル》(共通)
・《フェンサー・スタイル》 (共通)
・《シールドストライカー・スタイル》
・《ジャグラー・スタイル》
・《ハイランダー・スタイル》

◆《フラッシュエッジ・スタイル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3332

[追撃]による攻撃性能を大幅に強化するスタイルです。
《フラッシュエッジ・スタイル》はSR2まで取得することにより「あなたの[白兵攻撃]によって[追撃]が起動した時、「対象:単体/射程:2Sq」を二次対象として[起動した追撃1つの強度]点の直接ダメージを与える。」効果を得ることができます。当然ですが[追撃]全般の特技と相性がいいです。
攻撃手段が[白兵攻撃]に限られますが、単純に言えば[追撃]によって与える火力が倍になるためとても強力なスタイルと言えます。
火力のほとんどを[追撃]で賄うことが出来るため、装備にあまりお金をかけなくて済むという利点もあります。


◆《ツインアーム・スタイル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=682

[片手]武器を2つ持ち【攻撃力】を合計するスタイルです。
SRを上げると【攻撃力】が上がるため、基本攻撃力は随一です。
《デュアルベット》など、素のダメージロールの低い特技も補うことが出来ます。
[二刀流]はお金がかかりますが、武器を2種類持てる強みがあります。
(これは《フラッシュエッジ・スタイル》にも言えることです。)
属性武器と種族特攻、振りなおし(連撃プレフィックス)とクリティカル誘発(必殺プレフィックス)など色々な組み合わせを試してみましょう。


◆《フェンサースタイル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=681

【攻撃力】と【移動力】を同時に強化するスタイルです。
具体的には[白兵攻撃]可能な片手武器を[手スロット]に一つだけ装備した時、【攻撃力】が[武器の【攻撃力】×2]になるます。
また最初のラウンドのみ【移動力】に+1されます。【移動力】はSRを2にすることで常に+1されます。

[白兵攻撃]を行うビルドを組むにあたって、【移動力】に+1されるのは非常に大きいです。
白兵戦を挑む上ではあと一歩あればマイナー特技が使えたのにという場面が非常に多く、《フェンサー・スタイル》はその足りない一歩を補ってくれます。
強力な片手武器を一つ用意するだけでよいのでお財布に優しいのも利点です。
気迫プレフィックスを使うことで【攻撃力】を大きく稼ぐことができ、中でも【攻撃力】依存の特技である《パラードリポスト》との相性は抜群です。


◆《シールドストライカー・スタイル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=733

片手武器と片手盾を合わせた攻防一体のスタイルです。
物理防御力が上がるためタフになり、併せて【HP】上昇特技も取得することでサブ盾としての運用も可能になります。
Ⅰで得られる効果は[SR×4の【攻撃力】上昇]だけですが、CR11以上で取得できるⅡでは大きく性能が変わり[カバーリング特技を使用した時のダメージ軽減(大)]、[【STR】依存の攻撃力上昇]、[【INT】依存の[盾]防御力上昇]などの効果を得ることが出来ます。
[盾]を装備することで取得できるようになる特技もあり、それらを駆使することでシールドストライカースタイルならではの戦い方が出来るようになります。
例:《スウェルバックラー》《テイクオーバー》《ディスカード》《ブーメランソーサー》
《かばう》が格段に使いやすくなる《スウェア・バイ・ソード》との相性もよいです。

◆《ジャグラースタイル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=734

[投擲]武器の【攻撃力】を高め、至近距離への[射撃攻撃]が可能となるスタイルです。
SRを2にすることで【命中値】+2の効果を受けることが出来ます。
[投擲]武器は【行動力】を上げる代わりに【命中値】が下がるため、非常に有用であるといえます。
遠距離攻撃の利点は近距離攻撃に比べて立ち位置が自由になることです。
罠を解除しつつ遠距離から相手を封じるなどの立ち回りがしやすくなります。
火力で押すのではなくBSなどでの妨害・援護が得意です。


◆《ハイランダースタイル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3331

[両手]武器を装備している時に効果を発揮するスタイル。基本的には[待機]して戦士に集まってきた敵を一掃するように動きます。
SRを上げることで[待機]を宣言することでダメージロール+&ヘイト低下、[未行動]状態の時、[防御判定]に+1の効果を得ます。
[待機]を前提としたスタイルなので《スクランブル》と合わせてタイミングを見て自由に動けるようにすると立ち回りがしやすいです。

◆〈盗剣士〉の特技について

〈盗剣士〉の持つ特技について解説していきます。

・ムーブ特技
・マイナー特技
・メジャー特技
・インスタント・ダメージロール特技
・その他


◆ムーブ特技

《ライトニングステップ》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=728
解説:[即時移動]しつつ[武器攻撃]へのダメージロール+効果を得る特技。
SR1あたりのダメージ効率が良いです。
移動できる距離は固定ではなく【移動力】依存なので【移動力】を伸ばすと使いやすくなります。


《ユニコーンジャンプ》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=735&tab=1
解説:[飛行]状態となり、[【移動力】+2]Sqまで[即時移動]できる[一般]特技。
この特技を使えばまず敵に邪魔をされることなく長距離(初期状態で4sq)を移動することが出来ます。
相手との距離が離れていてもマイナー行動を残したまま攻撃に移れることが多くなるので、非常に有用です。
シナリオ一回の使用制限がありますが、因果1を支払うことで再使用できるため使い勝手も良好です。

注意点は[飛行]状態を得るのは移動中のみということです。到着した地点に落とし穴があれば普通に落ちます。
[戦闘]特技枠ではないので狐尾族の《変わり身の一尾》を使用することで他の職でも取得することが出来ます。
こちらも《ライトニングステップ》と同じく移動できる距離が【移動力】依存なので【移動力】を伸ばすと使いやすくなります。

《ヒルトブレイク》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3326
解説:対象に【STR基本値】の直接ダメージを与え、[追撃]を起動する特技。
このムーブ特技だけ毛色が違って[即時移動]は出来ませんが、ムーブタイミングでダメージを与えられるのは大きいです。
与えるダメージも【STR】ではなく【STR基本値】なので、SRあたりのダメージ効率がとても良いです。
また[追撃]を起動することが出来るので「手数が足りずに追撃を全て起動できない」といった事態も起こらない事でしょう。
SR1ではやや使い辛いですが、SRを上げることでダメージを与える前に[通常移動]することが出来るようになり使いやすくなります。
なおこの特技は[白兵攻撃]タグがついていないので《フラッシュエッジ・スタイル》の効果は適用されません。
こちらの特技は上記2種と違って移動距離が固定のため【移動力】を上げても恩恵は受けられせん。


◆移動特技について
 近距離主体での戦いを挑むのであれば[即時移動]効果を持つ移動特技は取った方がいいでしょう。
[阻止能力]で足止めされて目当ての敵まで動けないというのはよくあることです。
ムーブでの移動特技は《ラン》《ダッシュ》《シフト》が使えなくなる騎乗生物EXパワーを使用していても使えるので、[即時移動]できるムーブ特技を取得しておくと非常に取り回しが良くなります。

また【移動力】を上げるのもおすすめします。
狼牙族なら《ワイルドランナー》、狐尾族なら《オーバーランナー》や《小鹿のマーチ》を《変わり身の一尾》で取得するなどの方法があります。《フェンサー・スタイル》でも【移動力】を伸ばすことができますね。
CR8以上になりますが【移動力】+1のCSを得られる〈駿馬の宝珠〉というものもあります。


◆マイナー特技

《アーリースラスト》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=726
解説:[SR*4]の[追撃]を付与するマイナー特技。
射程は武器依存。[追撃]型で組むなら欠かせない特技です。

《チープトリック》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=727
解説:対象に「このメインプロセスであなたが行なう攻撃でHPダメージを1点でも受けた場合、さらに[放心]を受ける。」状態を付与する特技。
自身の攻撃後、敵に[放心]を付与して後続に繋ぐことができます。
《チープトリック》は「射程:武器」「対象:[SR]体」という変わった条件を持っています。
自身の攻撃手段が[白兵攻撃]か[投擲]かで使い勝手も変わることでしょう。
《チープトリック》による放心の付与は月光の曲剣の発動条件を満たさないので注意が必要です。

《ディスカード》 https://lhrpg.com/lhz/i?id=3323
解説:味方の【ヘイト】を-1する特技。〔ヘイト1〕の追加コストを払えば「射程:4Sq」に変更して使用できます。
また[盾]を装備しているならば、対象の【ヘイト】をさらに-1できます。
非常に使いやすく、《ラフティングタウント》と同じくこの特技は同じメインプロセスで複数回使用できるため、ヘイストなどがあれば一気にPTのヘイトを下げることが可能です。
ただタイミングがマイナーであり《アーリースラスト》や《チープトリック》などと被ってしまうのが難点です。
武器攻撃職はメインプロセス全てを使って火力を上げる職の為、マイナー特技が使えなくなるのは少々痛いところです。
この特技を主に使うのであればメジャー単体でも通用するビルドにするのが好ましいでしょう。
例えば《ブラッディピアッシング》などの高火力特技や《マルチプルデッツ》などBS付与そのものが目的である特技などです。
筆者は他に《ポイズンマスタリー》《ミアズマイズ》と合わせて取得し、メジャー単体でも[モブ]を遠距離から倒せるようにしたりBSを撒いて足止めする手段を好んで組み合わせています。


《ストームハート》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3324
解説:[白兵攻撃]でダメージを与えた敵の数と同じだけ、味方の【ヘイト】を減少させる特技。
《ブレードオペラ》や《ワールウィンド》などの範囲攻撃と合わせて使うとより多くの【ヘイト】を減少させることが出来ます。
射程は4sqと長め。

◆プロップ解除について
 敵を倒すこと以外で〈武器攻撃職〉が得意なことの一つに《プロップ解除》があります。
通常であれば《プロップ解除》を行うにはメジャータイミングを消費せねばならず、掛けたコストに見合わないことも多々あります。しかし〈武器攻撃職〉であれば《スピーディワーク》の取得や併せて〈業師の手甲〉 https://lhrpg.com/lhz/i?id=266を装備することでマイナーあるいはインスタントタイミングでの《プロップ解除》が可能になり、攻撃をしつつ《プロップ解除》を行うという芸当が出来るようになります。

《プロップ解除》の際にはプロップに近づく必要がありますが、近距離攻撃しかできないとなれば立ち位置の関係で攻撃と解除を同時に行うのは難しい場合も多くあります。([投擲]などの遠距離攻撃手段を持っていればあまり問題にはならないのですが)

そこでオススメするのが《変わり身の一尾》での《メイジハンド》取得です。
《スピーディワーク》と《メイジハンド》を組み合わせることで立ち位置を選ばずタイミングも重ならず、解除ボーナスを得たうえで片手間に解除が行えるようになります。是非一度お試しあれ。


◆メジャー特技

盗剣士の攻撃特技について。
共通攻撃特技である《ウェポンバッシュ》と比べればその違いがよく分かると思いますが、《盗剣士》の攻撃特技は純粋なダメージを犠牲にしてBS付与や攻撃範囲拡大の効果を得ています。
盗剣士の攻撃特技は単純なダメージだけでなくBSによる不利益や範囲殲滅を押し付けることで、プレッシャーをかけられるのが強みとなっています。
盗剣士の付与出来るBSは[追撃]を筆頭に[衰弱][委縮][放心][惑乱][重篤]と多くありますが、どちらかと言うとダメージを伸ばす&与える方向に寄っているのも特徴の一つです。
付与したBSを因果で解除させることによって、相手の因果力を削っていきましょう。


《ラウンドウィンドミル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=719
解説:ダメージを与えつつ自身がヘイトトップなら[萎縮]を、ヘイトアンダーなら[放心]を付与する【ヘイト】量によって性質が変わる面白い特技。
普通に使う分にはヘイトアンダーでの[放心]付与となりますが、ヘイトトップで[萎縮]を付与したいのであればひと工夫が要ります。例えば《スウェルバックラー》や《ディスカード》を用いてヘイトトップの状態で攻撃を行い、その後戦士職などに下げてもらう形をとるなどです。[萎縮]を付与することで相手の攻撃は避けやすくなっているはずなので、そのままヘイトトップを維持して一時的な盾役を担うのもありです。工夫して使ってみましょう。


《ワールウィンド》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=723
解説:シンプルに範囲(選択)を攻撃できる特技。
範囲技なので攻撃の対象に自身を含めることで無理やりダメージロールを上げることも可能です。

やり方は以下の通り。
①武器に人斬りプレフィックスをつけ、付呪の巻物などで属性をつける
②防具に巻物で付与した属性に対応する「~除け」プレフィックスをつける。
→自身を対象に入れて攻撃すれば人斬りプレフィックスの効果でダメージロール+&属性軽減で自傷ダメージを抑えられる
なお自傷攻撃を行なっても自身のヘイトを下げることはできません。

《ヴァイパーストラッシュ》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=720
解説:[【攻撃力】+3D]の物理ダメージと[衰弱:(SR×7)]をあたえる特技。
長所としてはSRあたりのダメージ効率が良いことが挙げられます。
[衰弱]は解除されなければ継続ダメージを相手に与えるので総合的な火力を上げることが出来ます。
またネームド武器との相性も良いです。例えば以下の二つなどですね。
〈久遠の夢〉あなたが与える[衰弱]の強度は+6される。
〈月光の曲剣〉 あなたがこの武器による[武器攻撃]でBSを与えた時、攻撃の対象にさらに[追撃:5]を与える。
SRで強化されるのは[衰弱]の強度でありダメージロールは上がらないことに注意しましょう。
欠点は[衰弱]はクリンナップにダメージを与えるBSのため遅効性なことが挙げられます。
また、[衰弱]はBSの為どれだけ【強度】を上げても効果を発揮する前に因果で解除されてしまえば0ダメージとなってしまいます。強度はほどほどにして、因果解除するかどうか悩ませるのも良いでしょう。

《ブラッディピアッシング》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=721
解説:[惑乱]という強力なBSを付与する特技です。
この特技で与える[惑乱]は特別製で、解除すれば20点の直接ダメージを与えることが出来ます。
敵が解除してもしなくても美味しい2段構え。
【コスト】にヘイト4支払うだけあってダメージとBSを高次元で両立している優秀な特技です。
SR1だけ割り振って取得するだけでも便利ですね。
《ブレードオペラ》と併用することで広範囲1の敵全てに[惑乱]付与することも出来ます。
BSを与えられるメジャー特技全般に言えますが、〈月光の曲剣〉との相性も良いです。

《デュアルベット》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=722
解説:攻撃後〔追加判定〕に成功することで更に(SR*4)+5の直接ダメ―ジ&[追撃]ひとつを起動出来るメジャー特技。
《デュアルベット》の利点は二つあります。
1つ目はSRあたりのダメージ効率に優れていることです。
通常SR1で上がるダメージは《~マスタリー》を基準に考えるなら+1d(3.5)固定値なら+2。
それに比べてデュアルベットは+4の上昇幅と優秀です。
2つ目は1度の攻撃で[追撃]を”2回”起動することが可能なことです。
追撃を複数起動する特技は《ブラッドレター》や《ブレイクトリガー》など他にもありますが、いずれも起動する回数は1回です。
一方で《デュアルベット》は2回起動します。
つまり《フラッシュエッジ・スタイル》の
「あなたの[白兵攻撃]によって[追撃]が起動した時、「対象:単体/射程:2Sq」を二次対象として[起動した追撃1つの強度]点の直接ダメージを与える。」
効果が1度の攻撃で2回使えるということになります。相手に[追撃]が二つ以上付いている場合であれば、爆発的な火力を出すことが出来ます。

例:CR5 《チェイスマスタリー》SR5で《オープニングギャンビット》を使用し[追撃:22]を2個付与した後、《デュアルベット》で攻撃を行った場合。

1撃目で[追撃:22]起動→フラッシュエッジ1回目の発動(直接ダメージ22点)→[追加判定]2撃目で[追撃:22]起動→フラッシュエッジ2回目の発動(直接ダメージ22点)と[追撃]と《フラッシュエッジ》部分だけで88点ダメージ与えられます。 

《フラッシュエッジ・スタイル》は[追撃]を付与してくれる特技とは大抵相性がいいですが、
《フラッシュ・エッジスタイル》&《デュアルベット》と相性がいいのが付与術師の《ネイリングカース》です。
付与した[追撃]が一撃目で解除された時、それを《ネイリングカース》でキャンセルすることで《デュアルベット》の2撃目で再び[追撃]を起動することができます。

もちろん欠点もあります。
それは[追加判定]がいることです。
当たり前ですが、〔追加判定〕に成功しなければ2回目の攻撃は行われません。
そもそも、一撃目で敵の【防御力】を抜けなかったり、[障壁]で攻撃を阻まれてしまえば〔追加判定〕自体が発生しません。
《デュアルベット》のダメージロール部分は【攻撃力】+2dとやや頼りないため【攻撃力】をキチンと上げて弾かれないようにしましょう。
また[命中判定]については[軽量]武器を装備したり、《インスタントフォーカス》と併用するなどしてフォローできると安心です。《ヘイスト》をもらえる状況であれば《シャープブレイド》を持っていくのもいいですね。


《ブラッドレター》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3321
解説:〔命中判定〕に+1Dの補正が付いており、SRに応じて一度に複数の[追撃]を起動することが出来る特技です。
さらにはクリティカルを出すことで起動した[追撃]を解除させない効果も備えており、SR1でも十分な働きを見せてくれます。

命中補正のついたメジャー特技と言うのは珍しく、《フラッシュエッジスタイル》のように、「とにかく攻撃を当てて[追撃]を起動できればいい」という条件にはぴったりな特技です。
マイナーに《アーリースラスト》や《ピンポイント》を選択した場合、命中値が疎かになりがちなためメジャー特技で補強できるのは他にない強みです。
また複数の[追撃]起動&クリティカルで[追撃]解除無効によって簡易《エアリアルレイブ》&《タイガーエコーフィスト》として猛威を振るいます。必殺プレフィクスによってクリティカルを出しやすくするなど工夫次第でより恐ろしくなりますね。


《クレイズクラック》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3322
解説:対象に物理ダメージと[弱点(物理ダメージ):【INT】]を与える特技。
[弱点]を与える都合上、付与した敵に対して自分だけではなく複数人で攻撃できるとより[弱点]の効果を活用できます。
【ヘイト】3とコストが重いですが《ハイランダー・スタイル》のヘイト減少効果と合わせることでやや抑えられるかなというところ。


《マルチプルデッツ》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=724
解説:BS[重篤]を与えることのできる貴重な特技。
他にBSを付与できるパーティメンバーと連携することで真価を発揮します。

TIPS:[重篤]を受けているキャラクターは、[萎縮][放心][惑乱][衰弱][慢心]が解除された時、即座に同じバッドステータスを受ける

《ストリートベット》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=725
解説:直線2(選択)を巻き込むことのできる特技。
単体での火力は出しづらいため《エンドオブアクト》などと組み合わせてモブ掃討に使ったり、《エクセプショナルブロウ》などと合わせて火力の補強をすると吉です。

◆インスタント・ダメージロール特技

《エンドオブアクト》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=716
解説ダメージロールでHPに1点でもダメージを与えた場合、相手が[モブ]ならば戦闘不能[戦闘不能]にするか[死亡]させる特技。
1点でもダメージを与えればよいので《基本武器攻撃》と併せて使い【ヘイト】を抑えていきましょう。
HPへのダメージが条件となっているため、敵の防御力で弾かれたり障壁で防がれたりすると効果は発生しないことに注意です。
変わったところでは[指輪]を装備して《基本魔法攻撃》と併用する使い方もあります。
疑似的な遠距離の[モブ]掃討手段となるため、小技として使うと面白いです。
ただ、指輪に神秘プレフィックスを付けるなどしないと相手の魔法防御力に弾かれてしまうことも多いため、ネタ技の範疇です。


《ダンスマカブル》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=718
解説[武器攻撃]のダメージロールに+[(消費した【因果力】+SR)×5]する特技。
使いやすく癖がありません。初期作成時に《オープニングギャンビット》とどちらか一つを選択し習得することになりますが、その後戦闘特技枠を消費することで問題なく習得することが出来ます。この二つの特技はダメージロールとインスタントと使用タイミングが違うため一度のメインプロセスで併用しさらに火力を高めることも可能です。

《オープニングギャンビット》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=717
解説:射程:武器依存で[追撃:7]を [SR]個与える特技です。因果力を支払うことで最大3個まで付与する[追撃]数を増やせます。
初期作成時に《ダンスマカブル》とどちらか一つを選択し習得することになりますが、その後戦闘特技枠を消費することで問題なく習得することが出来ます。この二つの特技はダメージロールとインスタントと使用タイミングが違うため一度のメインプロセスで併用しさらに火力を高めることも可能です。
《オープニングギャンビット》は〈突撃部隊章〉によってSRを+1することが出来るため優先的に装備するといいでしょう。


《ブレイクトリガー》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=729
解説:付与した[追撃]全てを1度に起動する特技。ダメージロール特技の為宣言忘れにご注意を。
ありったけの因果をつぎ込んだ《オープニングギャンビット》との併用は凶悪の一言。
その火力は群れボスどころか極めればソロボスさえも一撃で倒してしまうほどです。
クリティカルさせた《ブラッドレター》との併用も強力。


◆その他の特技

《ブレードオペラ》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=731
解説:「対象:単体」の[白兵攻撃]と同時に使用することで、「対象:広範囲1(選択)」とする特技。
制限 : シナリオ[SR]回の制限はあるものの、1枚握っているだけでGMに与えるプレッシャーはかなりのもの。
使用する際には多くを巻き込みながら《エクセプショナルブロウ》などのダメージロールスキルと一緒に使いたいところです。
中でも《ブラッディピアッシング》との併用は[惑乱]をばらまけることもあり凶悪です。
使用後は激増するヘイトのケアを忘れないようにしましょう。《シェイクオフ》があると安心ですね。
あと一歩届かない時などに無理やり射程を伸長する使い方もできます。


《チェイスマスタリー》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=732
解説:付与する[追撃]の【強度】を+[SR*3]する常時特技。
《アーリースラスト》や《オープニングギャンビット》、月光の曲剣による[追撃]など自身が付与する追撃すべての【強度】にかかるため、攻撃手段を確保した後は優先的に上げるのをオススメします。

《スウェルバックラー》 https://lhrpg.com/lhz/i?id=3320
解説:[あなたが装備している[盾]1つの【物理防御力】×2]の強度を持つ[障壁]を得る特技。
[障壁]を得ることで、エネミーの攻撃を1回は受け止める余裕が出ます。
護法プレフィクスと組み合わせると[障壁]の強度が上がってより使いやすくなります。
この特技は毎R使用することが出来るため、得た障壁を綺麗に使い切ることでPT内でのダメージ分散に努めたいところです。
〈フォースシールド〉(IR13)〈ローゼンシルト〉(IR15)といった《スウェルバックラー》の性能を高める専用ネームドもあります。


《テイクオーバー》 https://lhrpg.com/lhz/i?id=730
解説:ラウンド1回使えるカバーリング特技。《スウェルバックラー》と合わせて敵の攻撃を受け止めたいところです。
自ら前線へと切り込んでいく関係上、射程が至近なのも伴って使用出来る対象が居なかったりするのが難点。
遠距離攻撃の手段を持っていれば、立ち位置がある程度自由になるため使いやすくなります。
《シールドストライカースタイルⅡ》になると庇った際にダメージ-[SR×8]のボーナスを得られるため非常に硬くなることができます。

《ブーメランソーサー》 https://lhrpg.com/lhz/i?id=3328
解説:装備している盾を一時的に[射撃攻撃]可能な射程2sqの[投擲]武器として扱う特技。
その【攻撃力】は[盾]の【物理防御力】に等しく、やや頼りない【攻撃力】となってしまいますが上述の《マルチプルデッツ》と合わせたり、《ストリートベット》と《エンドオブアクト》を合わせて使うことで[モブ]を纏めて掃討するなどの使い方が出来ます。
メジャーが《ウェポンバッシュ》や《ブラッディピアッシング》などの[武器攻撃]タグの特技であれば問題なく適用できるため使いやすくなるでしょう。
[白兵攻撃]しか出来ないビルドであっても一時的に遠距離攻撃手段を得ることが出来るため、戦闘巧者としてのRPをするときなどにオススメです。意表を突く動きが出来るのが楽しい。

《パラードリポスト》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3329
解説:[防御判定]成功時、攻撃してきた敵に【攻撃力】点の直接ダメージを与える特技。
狙って当てるのは難しいですが、その分当たると気持ちが良いです。
《ラウンドウィンドミル》での[萎縮]や《ブラッディピアッシング》による[惑乱]付与をすることでHTを取って自分を狙わせつつ、回避も容易になることでしょう。
効果から《フェンサースタイル》と合わせて使うのが一般的です。
専用ネームドであるアティキュレイテッドソードを使えばさらにダメージに+30されます。

《フォールド》  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3330
解説:攻撃宣言ステップにおいて即座に2sqまで[即時移動]出来る特技。
[鞭]タグを持つ非常に珍しい[移動]特技で、タイミングが攻撃宣言ステップのため色々と悪さが出来ます。
攻撃範囲外へと脱出しつつHTを取って味方への被害を抑える使い方などはその最たるものでしょう。
相手が[射撃攻撃]を行うのであれば[至近]へと潜り込んでしまうのもいいですね。
RPも盛り上がることでしょう。


◆〈盗剣士〉の特技を強化してくれるネームド

〈インヒビット・ニードル〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=385
この武器による[射撃攻撃]が命中した対象に[呪縛]タグを与える。このタグを持つ対象は[防御判定]に常に-1される。この効果はLSとして扱う。
序盤で非常に有用な[投擲]ネームド。攻撃を当てるだけでも仕事が出来ます。

〈突撃部隊章〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=262

取得している《オープニングギャンビット》のSRが+1されているものとして扱う(最大SRを越えても良い)[補助]ネームド。
魔法防御力も+5される優れものです。

〈久遠の夢〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=241
与える[衰弱]の強度が+6される[剣]ネームド。
《ヴァイパーストラッシュ》のお供に。

〈凶つ星〉 https://lhrpg.com/lhz/i?id=248
〔起動:行動〕あなたの《ターニングスワロー》《マルチプルデッツ》と同時に使用する。攻撃の射程は+1Sqされる。


〈月光の曲剣〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=251
この武器による[武器攻撃]でBSを与えた時、攻撃の対象にさらに[追撃:5]を与える[剣]ネームド。
付与できる追撃には《チェイスマスタリー》の効果ものります。
盗剣士のメジャー特技にはBSを与えるものが多いため非常に使いやすいです。
共通特技ですが《コンタミネイトウェポン》を使用した《基本武器攻撃》でも〈月光の曲剣〉の効果は発揮されます。

〈幻影双刃〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=333&tab=1
[二刀流]状態かつ[ヘイトアンダー]の時、この武器による[白兵攻撃]のダメージロールに+2Dする[剣]ネームド。
適用条件が緩く、確実な火力上昇につながります。

〈マーヤーの戦装束〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=356
あなたが取得している《モビリティアタック》《ライトニングステップ》のSRは+1されているものとして扱う(最大SRを超えても良い)。あなたが使用する《リタルダンド》の移動距離は+1Sqされる。


CR11~

〈アティキュレイテッドソード〉 https://lhrpg.com/lhz/i?id=3468&tab=1
あなたが《パラードリポスト》で与えるダメージに+30する。
[剣]と[鞭]タグをあわせもつネームド。《フォールド》も使えるようになります。

〈フォースシールド〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=410
あなたの用いる《シールドパクト》で与える[軽減]の強度に+10する。あなたの用いる《スウェルバックラー》で得られる[障壁]の強度に+20する。
〈シールドストライカー・スタイル〉と併せてどうぞ1。


〈ローゼンシルト〉 https://lhrpg.com/lhz/i?id=3513
あなたの【攻撃力】に+4。あなたが《スウェルバックラー》で得る[障壁]の強度に+10する。
〈シールドストライカー・スタイル〉と併せてどうぞ2。

〈アンタレスダガー〉  https://lhrpg.com/lhz/i?id=3480
あなたが与える[衰弱]の強度が+20される[剣]ネームド。

〈ドレッドダーク〉 https://lhrpg.com/lhz/i?id=401
あなたが与える[追撃]の強度が+4される[投擲]ネームド。


◆《フラッシュエッジ・スタイル》実践編


例:CR5で《フラッシュエッジ・スタイル》SR2、《チェイスマスタリー》SR5、《アーリースラスト》SR1を取得し《アーリースラスト》から何らかのメジャー攻撃を行った場合。

《アーリースラスト》によって付与された[追撃:19]点が弾け、さらにフラッシュエッジ・スタイルにより19点の直接ダメージを与えられます。
追撃を起動するだけでCR5で必要な火力50点のうち、38点を確保したことになりますね。
あとはこれに加えて【攻撃力】(CR4片手剣シミターなら【攻撃力】7*2本分で14)やメジャー攻撃のダイス分の火力が加わるため固定値でもう十分すぎるほどの火力を備えていることが分かります。

[追撃]には《オープニングギャンビット》に《ブレイクトリガー》を組み合わせた一撃必殺コンボなどもあり、大抵の場合はボスをも一撃で吹き飛ばすほどの火力となります。
こちらは強力すぎるゆえに扱いには注意が必要となります。


《フラッシュエッジ・スタイル》は「[白兵攻撃]によって起動させた[追撃]1つの強度と同じだけのダメージを、射程:2Sqにいる単体の対象から再び選んで与えることが出来るようになる」スタイルです。
ここで重要なのが、《フラッシュエッジ・スタイル》の効果によって与えるダメージの対象は「対象:単体/射程:2Sq」から再び選ぶことが出来るということ。
フラッシュエッジスタイルによって直接ダメージを与えたい対象は最初に選んだ敵に限らなくても良く、例えば間接的に遠距離の敵を攻撃することも出来るわけです。
追撃を起動した敵に更にダメージを与えても良し、少し離れたところにいる敵に散らして削っても良しと非常に柔軟な使い方をすることが出来ます。

強力な[追撃]型ですが《ブレードオペラ》との相性は単純に使う分にはあまりよくありません。
《ブレードオペラ》は「対象:単体」の[白兵攻撃]を「対象:広範囲1(選択)」とする特技です。
これを併用することで広範囲を巻き込むことが出来ますが、先述した通り[追撃]型はダメージの大部分を[追撃]に依存しているため、対象に[追撃]が付与されていなければダメージは残念なことになってしまいます。
(相手が[モブ]でダメージにかかわらず《エンドオブアクト》で倒せるなどの場合は別です。)

以下の図の例でいえばアーリースラストによって敵0に[追撃]を付与することが出来ても敵1~3は[追撃]を付与することが出来ないためダメージロールのみで勝負することになります。

広範囲1

しかし逆に言えば攻撃対象に[追撃]が付与されていればいいわけですから、そこは使い方次第とも言えます。(前もって付与しておく、味方に付与してもらうなど。)

広範囲2

このような場合であれば敵0~4に《オープニングギャンビット》で一つずつ追撃を付与し、全員に攻撃&追撃を起動することで「あなたの[白兵攻撃]によって[追撃]が起動した時、「対象:単体/射程:2Sq」を二次対象として[起動した追撃1つの強度]点の直接ダメージを与える。」効果を4体分4回得ることが出来ます。
全ての敵に1回ずつ《フラッシュエッジ》のダメージを与えるもよし、敵0~3の《フラッシュエッジ》によるダメージを全て敵0に集中させるもよしです。

これ元はEvernoteに書いたものをツイッターで公開したものです。
リプ欄にフラッシュエッジ&デュアルベットの補足がついています。
https://twitter.com/hutagonoazuki/status/1285548724668661761?s=20

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?