チェロパートより「あと6日!」
皆さんこんにちは!
チェロパートです。
なんとなんとあと6日です!
チェロってどんな楽器?
大きさはビオラ(←ご存じない方は昨日の投稿をご覧ください)とコントラバスの間で、抱き枕に最適な大きさです。そのためハードな練習後は楽器にもたれてウトウトしちゃうことも。情緒豊かな音色が特徴で、オーケストラでは最もエロい楽器と言われることもあります。一説によると語源はチ-エロ。チは最上級を表す接頭辞らしいです(信じるか信じないかは貴方次第)。疑っているあなたも我々の色気溢れる演奏を聴けば納得するでしょう。
くだらない話はその辺にして、今回の注目ポイントを各曲について書き出してみました。
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲
和声が厚く重なるこの曲はまるでミルフィーユ。そんな中、低音で支えたり、甘く歌ったり、和声を創ったりと、生地やクリーム、時にはトッピングの苺のような役割まで三面六臂の活躍をするチェロパートにご注目を。
「祝いのために」
注目いただきたいのはビオラと共に紡ぎ出す不思議なハーモニー。笙の音を連想させる奇妙な世界へご招待します。
「交響曲第九番」
1楽章。冒頭。2ndヴァイオリンと一緒にさわさわ〜〜からのどかーん。ぜひ圧倒されてください。
2楽章。ppのスタッカートってどうやるんだろう…と細部までこだわり、試行錯誤しました。
3楽章。とんでもなく美しい旋律に寄り添う幸せを噛み締めながら、魂のこもったpizzで音楽を支えます。
4楽章。最も緊張する瞬間である冒頭のレチタティーヴォ。ニュアンスの擦り合わせがとっても難しい…。話し合いを重ね、北大オケらしい唯一無二のレチタティーヴォを創り上げました。
おまけ。
その日の練習は第九の1楽章でした。長時間の練習を乗り切ったとあるチェロパート員は「ンばぃば〜〜いッ♪」っと妙な挨拶をして帰路につきました。どうやら、1楽章冒頭の凝縮したエネルギーが爆発するあの瞬間、あの「レラ〜」が「ンばぃば〜〜いッ♪」になったみたいです。挨拶は「心の鏡」と比喩されることもあるみたいですが…心の中が第九で満タンのようですね。本番まであとわずか6日!気概は十分です!!!
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