方向が揃わなくてもいい街作り

学校は方向を揃えて進む場所、学習塾も「レベルの高い学校に進む」という意味なら学校と同じ方向を揃えて進む場所。もしそこから自身がこぼれ落ちた時、「方向が揃っていなければいけないのか?」と思った時に街が方向を揃えなくてもいいと示してくれた時、どのくらい救いになるだろう?

今の芸能界もエンタメの世界も中国や韓国やアメリカみたいな競争力のある世界を志向している。それが逃げることにつながるかもしれないが、竜巻に逃げずに立ち向かったら死ぬのは自明の理だし、最近のクマの被害もそうだ。クマは人間の4倍以上の体格があるし爪で引っかかれただけで人間の頭は粉々だ。チンパンジーだって同じように自分の体をバラバラにされる。


1.二人以上の人数が必要になる仕事を減らす

二輪車、単車、バイクの仕事を増やす。カードゲームやテニスなど二人以上の人数が必要になる仕事を減らす。鏡を使う。

2.子供>時間の経過が開始した顧客以外の顧客を対象にした仕事を増やす

例えば公務員は30歳までという制限があるが、公務員自体ではなく公務員という仕事の内容に着目して「公に務める」「公共性」「公益性」を考えて仕事を選ぶ。そうすると特定の個人を大きい言葉で排除する人達の存在も否定できないが。

そこには不可逆性と逆進性を無くした仕事が必要だ。仕事の内容も回収としての習得の分岐が低い位置にあることが要求される。

「教育は人類に残された最後の仕事」とは言うが、教育が達成の段階の到達を設定して開始がされていないものを仕入れて達成のタイミングを決めて達成が完了したものの点数で評価されているなら、教育>育成だとする。しかしながら育成以外の指標で評価をする仕事は角が立つし、排他性が高いものばかりである。そうなると境界線の濃度の問題だろうか?あるいは横断のあるもの?

3.ただ「売上」ではなくて「売上の中身」を考える

売上だけを見ても売上原価があってそれを引いたら売上総利益で、売上総利益から経常収益や損失、特別収益や損失、固定費用や収益、変動費用や収益があってそういう細かい部分を考えて売上を考えていく。

4.月収や収入という規模

確かに月収や収入が多いのは良い。その分他の人達に分けたりできる可能性が出来る。だとしても分けた後にどのくらい残っているかとか、どのくらい返ってきてるとか、どのくらい取り返せてあるか?そうなると「恩を仇で返した」とか「筋を通さなかった」とか「後ろに砂をかけた」と金銭のトラブルが多い街になりそうだ。

5.「徴兵制」の仕事を減らす

徴兵制は一般的に開始年齢が存在していて期間が存在しているものであり、入営したら全く自由が無くなる。外出も出来ないし、服装も決められているし、寝る時間も起きる時間も決められているし、一日に使えるお金の額も決められている。毎日カリキュラムの達成率を聞かれる。その限定が希薄な物を増やしたり、タイミングを自由に決められたり、達成率を他人と比べずに済むもの、完成図が必要ないものを増やしていく。

6.「ドーナッツ屋さん」の扱い

「ドーナッツ屋さん」の扱いが一番になるだろう。

縦に回るドーナッツ、横に回るドーナッツ、傾いて回るドーナッツ、割れても回るドーナッツ、食べてあっても回るドーナッツ、折れても回るドーナッツ、空を飛ぶドーナッツ、高温多湿な場所で保管しても劣化しないドーナッツ、古くなったドーナッツの取引を行う店や遠くの場所にあって自分の足では手に入れられないドーナッツを取り寄せられる店が必要だ。

7.「下半身」で行う仕事への依存を小さくする

「下半身」>「足」>営業収益や実演販売、ライブ収入、稼働収益に対する依存が小さい業態を考えていく。

「上半身」>「手や指や腕」で作られた物品、例えばハサミで髪を切ったり、キーボードでプログラムを作ったり、ろくろで湯呑みを作ったり、「頭脳」>「知的財産」が豊富な業態を考えていく。そうなると「セキュリティ」が重要になるだろう。

8.税金の扱い

前の記事で2019/2020~2023の間、コロナ禍になって「肥満」が増えたからと運動をさせるようになった、と話したが追加して肥満からの運動でフィットネス施設が多くなった。肥満としてついた脂肪を消費する場所としてフィットネス施設があるようにコロナ禍で内部留保が増えたと経済紙は批判するがその内部留保は貸倒引当金や不渡りなどが起きた時の損失補填のためのお金である。

博打と言われるような挑戦的な新しい事業に進出したくてもリターンが気になるし、かつての銀行のように多角化しても共倒れになるし、この間に世界情勢が急に変動して、天気が急に変わるようになった。

話題が変わるが海抜の高い地域、山岳地帯の天気が変わりやすいのは気圧の低さもそうだが気圧だけでなく気温の垂直方向の偏差が大きく、日射が強く通りやすく蒸気圧が高いために水分が揮発しやすくその水分が冷えて雨にすぐなるからだそうだ。これを経済で表すと、収益性や階層が高い領域で収益の吸い上げとして徴税のタイミングが早く、配分の領域が広いということだろうか?

投資を招きたいなら天候の安定化も必要だ。ただ、天候の安定化と言うと季節によるイベントからの変動収益が少なくなったり、税金の割合が多くなるという懸念はある。

雨が降りやすくなるなら蒸気圧が低い方がいい。

9.減価償却からの費用回収

減価償却は法律で耐用年数が設定されている物品に適用されるものであり、厳密には費用回収が完了した物品の方がより正確である。

10.Pro-Duct>Pre-Duct

ここまで街を設計してきて街を作ってくれるものを作るための施設が必要になるだろう。しかしながらその施設は今使われている言葉で「教習所」や「カルチャーセンター」というものになる。

11.生き方の多様性と内部での生産に対する依存

「方向が揃わなくてもいい」>「生き方の多様性がある」>「特定の企業の城下町でない」ということからそういう街は内部での生産に依存していない街になる。

これは経団連など企業の連合体で家電や自動車を問わずに大規模集約生産の製造業がイニシアチブを握っている日本では通らないものになるかもしれない。また、大規模集約でない企業であっても継続性が求められておらず事業が理論体系化、規格化されていて複写性と代替性が高く指名率が抑えられているというのも日本では通らないかもしれない。しかしそうなると開拓性が低くなってしまう。

まずは交通や物流の会社を増やすことが提案される。次に対象年齢が高くて年齢の区分がCEROで言うとA区分になっている図書を扱う店舗を配置する。

CEROでAで年齢区分というのは責任の度合いで変わるから、弁済などの責任が小さいもの、例えば商品単価が1千円未満で回収が10千円(10,000円)だとしたら10個10人の顧客に販売するとか、ビュッフェランチの店舗のように不味くても食べなければいけないという責任を分量で調節していくことがそうだ。飲料も500mlや700mlより350ml以下の容量を中心に揃えていくなども提案にあげたい。

12.まとめ

ここまで書いてきて「雑草や根無し草の多い街になりそうだ」という印象を感じてしまった。

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