【ポケカ】実戦から見る、古代バレットのリザードン対面解説
こんにちは!はすと申します。
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先日、note placeにて行われたラッシュCSで優勝したため、noteを書くことになりました。
いつも豪華メンバーでの素敵な大会開催ありがとうございます!
ラッシュCSで使用した古代バレットについてですが、すでにX上で採用カードについて回答しているため、本記事では構築部分については省きます。
全文無料で公開いたしますので、もし参考になったと思っていただけたらリツイートしていただけると喜びます!!!!
古代バレットを握ってみてぶつかる壁の1つがリザードン対面です。
パオジアン、サーフゴー、ロストなど他環境にいるデッキに有利ですし、アルギラやLOも五分くらい。
リザードン対面をマスターできれば、環境上位デッキに明確な不利を取るデッキがあまりない良いデッキと言えます。
本記事は、先日シティリーグで使用した60枚で自分が実際に1戦テストプレイし、状況ごとに自分が何を考えてプレイをしているかを解説していきます。
(シーンごとに写真を撮って記録していたので、盤面の再現が間違ったりしていたらDMでこっそり教えてください笑)
実績紹介
本題に移る前に、自主大会を含め今期参加した大会での全成績を記載しておきます。
割と高アベレージをキープできているかと思います。
CLの抽選は応募していますが1回も当たっておりません・・・
各ターンごとの思考解説
先攻後攻について
後攻1ターン目での攻撃と先攻2ターン目での攻撃はサイドの進み方が同じになるため、先攻後攻どちらにせよこちらが先殴りをした前提で話します。
仮に先殴りできなくとも≪カウンターキャッチャー≫で後から捲る構築になっているので、じゃんけんに勝ったなら先攻を取った方が良いです。
使うポケモンについて
場に出して使うポケモンの枚数は以下の通りです。
≪トドロクツキ≫のダメージを上げるため、これ以外のポケモンは基本的に場に出さずトラッシュします。
コライドン 1〜2体
トドロクツキ 3〜4体
かがやくゲッコウガ
コバルオン
それでは先攻1ターン目の手札から考えていきましょう。
TURN 01
【所感】
相手に≪ナンジャモ≫を使われてエネルギーを引けなかった状況でない限り、2ターン目にバトル場の≪ヒトカゲ≫や≪ピィ≫などを倒せることが確定しています。
≪ポケギア3.0≫はありますが確定されたサポートがなく、サイドを取った以降の動きがやや不安です。
次ターンのドローや≪ポケギア3.0≫から、≪かがやくゲッコウガ≫に繋がる≪ネストボール≫を探しに行き盤面を安定させたいです。
01_≪ボウルタウン≫の使用
相手が展開できるかわからないからと貼るのを躊躇う方もいるかもしれませんが、この手札においては貼ることを推奨します。
相手の2ターン目で≪リザードンex≫が進化してきた場合、返しに≪コライドン≫で150ダメージを入れると、
≪トドロクツキ≫の180ダメージで≪リザードンex≫を2パンできる可能性があります。
≪コライドン≫が1体倒されることを考えると、3ターン目にげんせいらんだで150ダメージを出すためには、≪コライドン≫≪トドロクツキ≫を3ターンで計4体追加する必要があります。
≪ネストボール≫の1枚目は≪かがやくゲッコウガ≫を出すため計算に入れないとなると、このターンで≪ボウルタウン≫を貼れば3ターンかけて3体並べられるため、あと1枚古代ポケモンを引くだけでこのプランは達成できます。
≪ボウルタウン≫で出すポケモンは、≪コライドン≫をドローするケースを考えて≪トドロクツキ≫を出すのが良いでしょう。
02_≪ブーストエナジー 古代≫の貼り先
倒されるとトラッシュの古代が1枚多くなりますが、この状態で安直に前の≪コライドン≫に貼ることはおすすめしません。
もし前に貼った場合ですが、相手のターンで≪ナンジャモ≫を使われ、エネルギーが手札になくもし≪コライドン≫が攻撃できなかった場合、相手のバーニングダークを180ダメージ受けて耐えることができます。
ですが、ダメージが乗った≪コライドン≫を放置し、≪ボスの指令≫で裏の≪トドロクツキ≫もしくは≪ゲッコウガ≫を倒され、
中盤以降に≪ロストスイーパー≫で≪ブーストエナジー古代≫を剥がしながらサイドを2枚取りされるケースがあります。
後から≪ロストスイーパー≫をされても取られるサイドは変わらないじゃないか、と思った人もいるかもしれません。
このプレイの怖いところは、
本来はサイドが負けていて≪カウンターキャッチャー≫を打てるはずなのに打たせてもらえず、相手が任意のタイミング・盤面でカウンター状態にさせられることなのです。
そのため基本的にはサイドを取って、相手のバーニングダークが210以上出るようにしてからつけましょう。
今回の場合は相手の≪ナンジャモ≫で攻撃できないケースを考え、≪コライドン≫ではなく裏の≪トドロクツキ≫につけるのがベターです。
以上のことを踏まえてこのターンは、
≪ボウルタウン≫で≪トドロクツキ≫を出す
≪ブーストエナジー古代≫を≪トドロクツキ≫に貼る
≪基本闘エネルギー≫を≪コライドン≫に貼る
となります。
TURN 02
相手がポケモンを展開した後です。
トップは≪トレッキングシューズ≫です。
【このターンでやりたいこと(優先順)】
前の≪ヒトカゲ≫を倒す
≪トレッキングシューズ≫や≪ポケギア3.0≫から≪かがやくゲッコウガ≫に繋げて盤面を固める
更に古代ポケモンを並べる
です。そのため、このターンは
≪ボウルタウン≫で≪コライドン≫を出す
≪トレッキングシューズ≫を使う
≪ポケギア3.0≫を使う
≪ヒトカゲ≫を倒す
の順になりそうです。
≪トレッキングシューズ≫を使うと≪悪エネルギー≫だったのでそのままトラッシュ、2枚目の≪ポケギア3.0≫を引きました。
そのまま≪探検家の先導≫を加え、使うと下の画像のようになりました。
01_≪探検家の先導≫での選択
一番捨てたくないカードは、≪ボスの指令≫で、最終盤面で使用する可能性があります。
≪かがやくゲッコウガ≫に繋がる≪ネストボール≫も候補に見えますが、手札の≪基本悪エネルギー≫は手張りに使用するため、このターンかくしふだを使うことはできません。
≪覚醒のドラム≫は今4ドローできるカードになっており、≪かがやくゲッコウガ≫につながる可能性もあるため、≪覚醒のドラム≫≪ボスの指令≫を選択します。
≪覚醒のドラム≫を使用し、≪古代の器≫≪ネストボール≫≪ヒスイのヘビーボール≫≪オーリム博士の気迫≫と引き、このようになりました。
≪ヒスイのヘビーボール≫でサイドから≪コライドン≫を回収。
≪ネストボール≫で≪かがやくゲッコウガ≫を出します。
回収した≪コライドン≫を≪大地の器≫でトラッシュに送り、≪基本闘エネルギー≫2枚をサーチ。
02_≪かがやくゲッコウガ≫のかくしふだ
引くメリットのあるカードは≪ブーストエナジー古代≫≪トドロクツキ≫≪ダークパッチ≫くらいですので、無理にかくしふだをせず次のターンに回した方がいいでしょう。
TURN 03
相手のターンで≪ナンジャモ≫を使用され、≪コライドン≫が倒された返しのターンです。
【このターンでやりたいこと(優先順)】
≪オーリム博士の気迫≫+手張りで≪リザードンex≫に攻撃する
≪ダークパッチ≫を使い次のターンに備える
≪リザードンex≫に150ダメージを入れるために、古代を4体ベンチに揃える
≪大地の器≫が引ければ≪ハバタクカミ≫をトラッシュする
次のターンに繋がるサポートを確保する
優先順位と≪ナンジャモ≫で下に行ったカードを踏まえると、デッキを混ぜずにドローする方が≪大地の器≫≪トドロクツキ≫を引く確率が上がりそうです。
そのため、このターンは
≪オーリム博士の気迫≫を使用、場合によってはかくしふだも使用
≪ボウルタウン≫で≪トドロクツキ≫を出す
≪ダークパッチ≫を≪ブーストエナジー古代≫がついている≪トドロクツキ≫に使用
≪リザードンex≫にダメージを与える
の順になりそうです。
≪オーリム博士の気迫≫を使用し、≪基本悪エネルギー≫≪トドロクツキ≫≪カウンターキャッチャー≫を引いてきました。
狙っていた行動をそれぞれ行うと、このようになります。
01_≪かがやくゲッコウガ≫のかくしふだ
次のターンのサポートくらいしか引きたいものがなく、使用しません。
相手のターンでゲッコウガを取りにくい状況にもなるため、次ターンでのかくしふだで良さそうです。次項で説明します。
02_≪リザードンex≫への攻撃
先述した通り150ダメージを与えれば、ドロー次第にはなりますが、次ターンでトドロクツキが180ダメージを出せる可能性が残されています。
もし最悪引けなかったとしても、≪コバルオン≫を出せば足ります。
また、150ダメージを与えることで次ターン≪かがやくゲッコウガ≫を守る牽制にもなります。
相手は≪ボスの指令≫で≪かがやくゲッコウガ≫を倒してしまうと、≪ボウルタウン≫で古代を出せばげんせいらんだの180ダメージで≪リザードンex≫を倒せてしまうからです。
ということを考えた上で古代ポケモンをベンチに用意するわけですが、今回は≪コライドン≫を置いてみました。
冒頭で≪コライドン≫の使用は1〜2体と言ってしまいましたが、相手が≪崩れたスタジアム≫を使う可能性を考えると、4体目の≪トドロクツキ≫をトラッシュすることになり、終盤で≪すごいつりざお≫にアクセスできないと最終盤面でアタッカーが足りなくなります。
そのケアとして、今回はやむを得ず≪コライドン≫を出して進行します。
TURN 04
相手は≪崩れたスタジアム≫までは引けなかったようでそのまま前を倒してきました。
トップは≪大地の器≫です。
【このターンでやりたいこと(優先順)】
≪リザードンex≫もしくは裏のポケモンを倒す
かくしふだを使用し、サポートに繋がれば打つ
≪大地の器≫で≪ハバタクカミ≫をトラッシュする
そのため、このターンは
≪ボウルタウン≫で≪トドロクツキ≫を出す
≪大地の器≫で≪ハバタクカミ≫をトラッシュし、エネルギーをサーチ
かくしふだを使用
かくしふだ次第で何かしらのポケモンを倒す
となりそうです。
かくしふだで≪ブーストエナジー古代≫≪ポケギア3.0≫と引き、≪ポケギア3.0≫から≪探検家の先導≫に繋がりました。
上から6枚見るとこのようになりました。
01_≪探検家の先導≫での選択
≪大地の器≫と≪基本悪エネルギー≫を選択します。
≪オーリム博士の気迫≫を捨ててしまうのかと思われるかもしれませんが、≪トドロクツキ≫へのエネルギー加速は、
最終ターンまでの攻撃回数を考えるとこのターン以外の手張り1回に加え、あと2回≪オーリム博士の気迫≫を打てば足ります。
≪カウンターキャッチャー≫は、前の≪リザードンex≫を取れば裏を呼ぶ必要があるのが残り2回なので、1枚トラッシュしても問題なさそうです。
≪崩れたスタジアム≫をされる前に早めに倒しておきたいことも踏まえ、≪カウンターキャッチャー≫を1枚切った上で≪リザードンex≫を倒すことにします。
古代を落とすために2回≪大地の器≫を使いますが、≪ナンジャモ≫に備えてエネルギーはサーチしません。
これで≪リザードンex≫を倒します。
TURN 05
相手は≪ナンジャモ≫を打ち、≪リザードンex≫に進化させて攻撃。
トップのドローを含めた4枚はこのようになりました。
現在サイドが3-3となっており、カウンター状態ではありません。
このターンは自分が先殴りをしたことから生まれた1ターンです。
残りのサイドを1枚→2枚と取ってフィニッシュするのが理想なため、ほぼパスに近いです。
【このターンでやりたいこと(優先順)】
≪オーリム博士の気迫≫を使用してエネルギーを加速
≪リザードンex≫に攻撃し、ダメージを与える
あまりないですがこのくらいです。
01_フィニッシュに向けて
そろそろ最終ターンが見えてきたので、手札を含めた全リソースを確認していきましょう。
≪ナンジャモ≫でエネルギーが下に行ってしまったため、混ぜることも踏まえて≪ボウルタウン≫を使用し確認します。
山の内容はこうなっており、残り枚数は14枚です。
デッキの中の古代は5枚。
このターンで≪オーリム博士の気迫≫を使い、相手が2ターンで≪トドロクツキ≫≪かがやくゲッコウガ≫を倒すことを考えると、
自分は残りの2ターンで≪オーリム博士の気迫≫≪探検家の先導≫を使えば、現在18枚なので23枚の古代は無事トラッシュに行きそうです。
≪オーリム博士の気迫≫を使用し、≪ブーストエナジー古代≫≪まけんきハチマキ≫≪基本悪エネルギー≫をドローしました。
まだ自分のサイドが3のため、次の相手ターンでは≪崩れたスタジアム≫を使いながら非exだけの盤面にし、≪かがやくリザードン≫で攻撃してくるような行動はできません。
そのため、相手が≪崩れたスタジアム≫を使う使わないにかかわらず、サイド2を取れるポケモンは次のターン相手の盤面に残ることになります。
TURN 06,07
相手は≪ロストスイーパー≫で≪ブーストエナジー古代≫をロスト、
新しく≪リザードンex≫を作り、ダメージの負った≪リザードンex≫を≪崩れたスタジアム≫でトラッシュしました。
トップは≪古代の器≫です。
【このターンでやりたいこと(優先順)】
≪カウンターキャッチャー≫を使用し非exを取ってサイドを1進める
≪オーリム博士の気迫≫≪探検家の先導≫どちらかのサポートを使用する
≪トレッキングシューズ≫を使用し≪ポケギア3.0≫から≪オーリム博士の気迫≫と繋がりました。
01_詰み盤面の山づくり
≪大地の器≫で≪ハバタクカミ≫は処理でき、エネルギーは縛られた時のために分散させてつけておきます。
≪コバルオン≫でのフィニッシュが見えるので、≪まけんきハチマキ≫はつけて良さそうです。
≪ボウルタウン≫は≪ポケモンリーグ本部≫のために残します。
これで≪ビーダル≫を倒すわけですが、こうなると相手ターンで≪かがやくリザードン≫が攻撃してこようが詰み盤面となります。
≪まけんきハチマキ≫つきの≪トドロクツキ≫が倒される →≪コバルオン≫を出して≪リザードンex≫を倒せる
≪かがやくゲッコウガ≫が倒される →≪まけんきハチマキ≫が発動して≪コバルオン≫を加えた打点上昇で≪リザードンex≫を倒せる
≪ナンジャモ≫を打たれても山が4枚のため、必ず次のターンに≪探検家の先導≫を使え、取った1枚のサイドを含め6枚の山から≪カウンターキャッチャー≫と≪基本悪エネルギー≫を確定で持ってこれる
LO狙いで裏を縛って攻撃してこない →≪すごいつりざお≫でエネルギーを戻せる上、≪ボスの指令≫があるのでサイドを取り切れる
というわけで、≪ビーダル≫→≪リザードンex≫とサイドを取り進めて勝利となります。
最後に
長々と各ターンでの動きを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
こんなに綺麗に回るわけがないと思った方もいるかもしれませんが、回すのに慣れてくると最後に330ダメージは出ます。
今回紹介したルートはオーソドックスなものになりますので、まずは覚えて実践してみましょう。
きちんとしたリソース管理やゲームプランの構築ができないと、このデッキはなかなかうまく扱うことができず、正直に申し上げるとあまり初心者向けのデッキではないと思います。
前環境でロストカイオーガを使用していた経験があれば、フィニッシュに向けた細かいリソース管理が似ていると個人的に思っているので、すぐ慣れるはずです。
慣れるととても楽しいデッキなので、ぜひ回してみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
もし参考になったと思っていただきましたら、リツイートで拡散していただけると幸いです!!
それではまた。