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#84 DDD(大企業を憎みながら大企業を愛するダメ人間)論。~浅羽通明批評~

   この文章は、大企業を憎みながらも愛するという自己矛盾を抱える「ダメ人間」と呼ばれる人々について述べている。

 著者はこれらの人々を「ⅮⅮⅮ(ディーディーディー)」と呼び、現代日本における矛盾した非倫理的なネオリベラリストとして捉える。ライターの浅羽通明博士の著作を参考にしつつ、特に「大学」、「就活」、「教養」というテーマに切り込んでいく。

 著者はDDDを日本人特有の政治と見なしており、本の構成としては「Z世代特有の政治」を意識し、

テロリスト山上徹也を一章、

浅羽通明論を二章、

自身(古田更一)の論を三章に分けている。

全体を通じて、ポストモダン(戦後の価値相対主義)を生きる人々の生態系を批評した一冊。

 超訳すると関西のポストモダニズムという偽善政治から山上徹也が生まれたことを批評し,経済原理的なオウム真理教批評家な浅羽通明を勉強しようという話になる.

   浅羽通明でオススメ本は『大学で何を学ぶか』&『思想家志願』である.

   そして,この本ではオススメの本を10冊記載したので紹介する.

0,橘玲『人生は攻略できる』

楽にだらだらと生きる方法が満載。

1,橘玲『言ってはいけない』

認知科学によって明かされる身も蓋もない残酷すぎる真実。 田舎で生まれた時点で負け犬や大企業や大学がいかに不平等かをアジりながら遺伝学が勉強できる露悪的な一作。

3,古田更一『本は破れ!』

メンヘラがガチで治る一作。頭の体操。不謹慎系YouTuberの実践体験におけるARTを加速主義/シンギュラリティといった最新思想にぶつけた作品。 メンヘラを治したい人、言語情報処理を上げたい人、古田更一ファン、加速主義/シンギュラリティの更に先を知りたい人にオススメ。

4,浅羽通明『アナーキズム』

アナーキズム、無政府主義を簡単にまとめた新書。いかに自由な社会が可能か?を模索する浅羽通明が描いた簡単な自由入門書とともに読書としても役に立つ。

5,橘玲『幸福の資本論』

人的資本、金融資本、社会資本などから幸福になるための3つのストラクチャーから考える合理的に証明された幸福論。ただし実践的な身体性や実践性、再帰性に欠けた理論的な思弁の要素あり。

6,古田更一『不謹慎系YouTuberのなりかた』

シリーズ 不謹慎系YouTuberの魅力となりかたを書いた身体美術実践書。 マニュアルや自己啓発として即効性が一番高いものの、危険性や誤読に悪用される心配があるため、現在は中身を落として発売中。

8,太庸吉『英文精読のアプローチ ミクロとマクロの視点から』

言葉の使い方に自由になるための本。

9,オースティン『言語と行為』

頭の体操。

〈付録 ポストモダンはなぜダメか?〉

ミシェル・フーコーに影響を受けたけども、難解な現代思想はクソである。

なぜならば大半は自〇や悲惨なシにあっているし、結局のところ、ブルジョワの言葉遊びでメンヘラが悪化するからだ。

だとするならば、不謹慎系YouTuber的な身体論あるいは言語の体操としてのWeb Writer的なマッサージが大切だし、もっとも現在は女子供が増えたため、メタバース運営を行っているが、メタバースの先にいきたいのならば、身体術やweb writingは重要だ。

〈補足〉

モザイク『現代アニメ評論』

は弱者男性を切り抜きに素晴らしい内容だが、女子供が見ることを考慮して外した。またサブカルやエンタメ性も高いため、教養からは少し外した。

また日本の思想の殆どが詐欺だよと明かした思想家に

栗本慎一郎


さんがいる.現代だと成田悠輔が担っているだろう.

   加速主義も彼の言葉を応用すると70年代の露悪主義の読み替えにすぎない.

   ⅮⅮⅮ論、大企業を憎みながら大企業を愛するダメ人間、日本人の文学性、作家性、小説性をこれで急ぎ早に列挙できただろうか?

最後になるが、
一番オススメ著は『本は破れ!』で

大衆に差をつける本は『中華未来主義』

重厚に下部構造を作るのが『とあるSF的想像力育成講座』、

そして急ぎ早にSNS時代の教養をインストロールする短期集中講座がこの『ⅮⅮⅮ(大企業を憎みながら大企業を愛するダメ人間)論。~浅羽通明批評~(仮タイトル)』である。

けだし、典型的なナショナリズム、政治として山上徹〇というポモの申し子、そして、浅羽通明というオウム真理教への鋭い反省学者、そして、これらを批評する古田更一の全盛期のコロナ禍時代の過激なアジテーション文章を主に記載させた。

    

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