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ギンギンと 刺す日差しに 夏バテの僕の猫 もやしの様に 伸びきって ピクリとも動かない 名前を呼んでも返事なし ご飯の合図に薄目で返事! 暑いのは 解るけど 君のその毛皮の服も なんとかならないかい ? 君さえ良かったら 夏服を 着せてあげたいのだが・・・(冗談 笑) 「こっにゃーおう(怒) 」・・・ ふっ、君の勝手さ。
しっぽを ゆらゆら ゆらゆら 揺らしつつ 右に 左に 斜めに 後ろに 忍者の様に ちらほら ちらほら 影を見せる 僕の猫 忙しい仕事に 集中する僕を 解りつつも 我慢しきれず 頭を 体を 擦り付け 終いには 僕の正面に 居座りの猛アピール! 「君の毛繕いを 手伝ってあげたいのは 山々だけど 仕事もしないと ご飯が食べれないんだよ、ニート
突然の家出から 帰ってきた僕の猫 僕の心配も露知らず 堂々と前を横切って 何事も無かった様に ご満悦のうたたね 晩にはいつもの様に つぶらな瞳で 食事の催促 でも 僕は知っているんだよ。君の瞳の奥で 「心配かけて ごめんなさい」と言っているのを そんなに心苦しいなら 僕も一緒に誘いなよ これでも 僕もよく家出をしたんだから。 「に嫌〜お~」 ・・・君の勝手さ。
拾った頃 両手のひらで 小さくまるまったね。 猫じゃらしで いっぱい いっぱい 遊んだね。 隅に隠れて つぶらな瞳で 睨んでたね。 ひゅー と飛び出して来て 勢いのあまり 僕の足に よくぶつかっていたね。 最近 猫じゃらしに 全く 反応なし! 大人になったから解るけど 猫じゃらしは ダイエットに良かったんだよ, おデブちゃん。 今は 僕をつぶらな瞳で睨まないでね。 これでも 僕は 君の優しいご主人なんだからさ。 「
ご飯の時だけ身を起こし 甘い声を 使い分け 昼夜構わず鳴いてくる すりすり 寄って来る 聞かずふりの僕に もう一度。 暖かい日向で うたたねにご満悦。 その心地よさが わかるなら 僕の睡眠を 妨げるのを 控えたらどうだい 相棒? 「むにゃーおー」 ...
まん丸い瞳で 鋭い爪を引っ込めて 朝寝坊の僕の頬を 軽く叩く 伸びをして辺りを見回し もう一度。 小さな舌で念入りに毛繕い 身だしなみに注意するなら 喧嘩をやめたらどうだい? 「にゃーおー」 ...君の勝手さ。