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【インターンシップ報告①】 京都、大阪、富山で考えたこと

お久しぶりです。古着屋TRIANGLEのアオキです。


7月10日から14日にかけて、京都・大阪・富山をまわるインターンシップに参加させていただきました。

まず、今回のインターンシップにてお会いした方々に改めてお礼をさせていただきたいです。
貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

今回のインターンシップは、大学のゼミの東京での研修にて、高本昌宏さん(まっさん)とお会いしたご縁から始まっています。

3月、自分の特徴を見極めながら、やりたいこと、アイデアの強みなどを“見える化”することができる「じぶんワーク」。そのエッセンスをぎゅぎゅっと詰めた特製ワークを体験させていただきました。

じぶんワークを通してまっさんが作ってくださったワークシート

可視化することで驚くほど腹落ちする感覚を感じました。定期的にやっていきたい…


そしてその後、古着屋を正式にオープンすることが決まったころ。

ビジネスをはじめるにあたって古着やアパレルについてもっと学びたいと申し出たところ、インターンシップを企画してくださいました。まっさんから株式会社ヒューマンフォーラムの岩崎仁志さん、富山県の越中八尾にあるtabasのゼネラルマネージャーである江口紀文さんをご紹介いただき、自分たちにとって本当に価値のある五日間を過ごさせていただきました。

まだまだ未成熟で青っぽい自分たちや古着屋のビジネスに対して真正面から向き合ってくださった方々には感謝しきれないなと感じています。
自分自身も古着屋も、もっとかっこよくなった姿を見せることで恩返ししなければ。

やるしかないな。

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このnoteをスタートとして、インターンシップの報告をさせていただきます。
自分たちの記録として、皆さんへの報告として、濃厚な学びをぎっちり書かせてもらうので、ぜひ皆さんにも読んでいただけたらと思っております。

もちろん自分たちの学びを残しておくための記録としても。


[インターンシップ日程]
7/10 株式会社ヒューマンフォーラム 岩崎社長にご挨拶 京都
7/11 「USEDを拡張する進化型古着屋 “森”  大阪
7/12,13 スピンズ物流センター 京都
7/14 tabas  富山


7月10日、株式会社ヒューマンフォーラムの岩崎仁志社長とお会いする機会をいただきました。

カンボジアへ出張で旅立たれる二日前(!!)だというのに時間を割いてくださり。京都にて、ゆっくりとお話ししました。

話したことは、服の循環について、衣食住について、アパレルについて、古着屋について、などなど。

とても深い話をたくさん聞かせていただきました。
たくさんのことを考えさせていただきました。

アオキが印象に残っている、お話しの後に考えている時間が多い事柄について抽出して書きたいと思います。



まず、服の循環について。

自分たちは“服の循環を促すこと”を第一に考えて古着屋をつくろうと思っています。

服が捨てられることによって、新しい服が作られることによって、少なからず地球に負担がかかっている。いま、その負担は小さなものではなくなっていて、負担が増え続けている。

その負担について目を向けたり、自分の着ている服や行なっている行動について考えることができる場に、TRIANGLEがなったらうれしい。

服の循環を前面に押し出すわけではなくて、TRIANGLEで買い物をする中で気づいたら自分の服や生活の仕方への価値観が変わっていて、より気持ちのいい生き方、ファッションの楽しみ方をそれぞれの人が見つける。

そういう機会を提供できる場になりたいです。

服の循環を促すために必要なものは何か。

自分が岩崎さんにそう聞いた時、単純に“かっこいい”ということが重要だとおっしゃっていました。

店員(自分たち)がかっこいい。お店のブランドイメージがかっこいい。TRIANGLEで買い物をすることがなんだか気持ちいい。

そう思ってもらえるようなお店になりたい。そのために、自分たちの理念や目指すところ、何を考えているか、どうしてその値段で服を売っているか、などを胸を張って語れるような、考える時間がまだまだ必要だな〜…と感じました。



原価0円の話。

タダ。この言葉にどんなイメージを持つでしょうか。

おトクだ!とか、裏に何かたくらみがありそう…とか、感じるかもしれません。

生きるためにはお金が必要で。大学生になって自分でお金をやりくりするようになってからそれをより感じるようになりました。

TRIANGLEのお店を準備している中でも、足りないお金の捻出の仕方に頭を悩ませたり、お金の重要性をひしひしと感じています。

でも、岩崎さんが話されていたのは、人件費0円、家賃0円で行うビジネスの可能性。


“生きていく、

衣食住の基本的なインフラが整っていれば、

したくない仕事をしなくてもいい。

そんなビジネスをで模索していきたい。”


このようなことをおっしゃっていました。


お金が動機で、非効率や誰かの不快感が生まれている。

自分の身の丈にあっていない役割でも、高いお金をもらうために無理をする、って結構起こっていると思う。

生きていくための前提を揃える方法って案外たくさんあるのかもしれなくて、それによって自分の思想を追求できたり、苦しんでいる人が少し助けられることにつながる。もしかしたらそこから社会をよりよくするイノベーションが産まれるのかもしれない。

岩崎さんの話を聞きながら思ったことは、穴だらけの理想論が多く混じった考え方かもしれない。けれど、そう思わされるお話でした。

資本主義。お金を使わない生き方、目指してみようかしら。



選挙のはなし

おととい、参議院選挙があった。

みなさんは、投票に行きましたか?アオキは、これまで投票をしたことがなかった。18歳になるタイミングが遅かったというのもあるけれど、それはそんなに関係ないと思う。

自分は政治や選挙に興味がなかった。正直にいうと、今も自分なりの政治に対する考え方が確立しているとは言い難いし、今回の選挙も探り探りでした。

たぶんこんな感じの姿勢って、自分の周りにいる大学生の多くが政治に対してとっている姿勢で、選挙とかよくわからないっていう方が多数だと思う。

そんな大学生の自分たちに対して、岩崎さんは


“自分が行動を起こすくらいで、何かが劇的に変わるだなんてみじんも思ってない。

だけど、やるんよ。

自分の行動が与えるインパクトなんて、悲しくなるくらい薄いけれど、

何かを変えるためにはやらなきゃいけないと思う。”



選挙に対して謎の距離を感じていて、今回の参院選も投票行かないんだろうな〜って、漠然と考えていた。

でも、そういった話をしてくださったことや

今回の参院選で自分の考えを発信する同世代と出会い、

投票をすることがかっこいいと違和感なく思わせてくれた周りの大人のおかげで

自分と政治との距離がなんだか縮んだ気がしています。


かっこいいこと、してこ。かっこつけてなんぼだなあ。



今まで思いもしなかったことをたくさん考えさせてもらえた時間でした。

古着屋をはじめてから学びが多いんです。幸せ。古着屋を通してたくさんの人に出会えているおかげだからだと思っています。恵まれているなあ。


古着屋のビジネスをする中で、自分の追求したい思想とか、挑戦とかを見つけられたらいいな。考える時間を惜しまないようにします。



古着屋をやる上で考えなければいけないこと、新しい可能性につながるアイデアを見つけることができました。

そして何より、自分の生き方や考え方についてのヒントをいただけた気がしております。


岩崎さん。お話をするためのお時間をくださりありがとうございました。

もっともっと考えた上でまたお話しできるのを楽しみにしています。


とっても濃い時間を過ごさせていただいたこの日。なんとまだ始まったばかりの一日目。
アオキはインターンの日程からは一時離脱することになってしまいましたが、松前と百瀬は引き続き深い時間を過ごさせていただいたようです。
羨ましいなあああ。その内容については、またちがうnoteで。自分も読むのが楽しみです。


長くなってしまいましたが、何度か読み返すことになりそうなこのnote。


はああ、楽しかったなあ。幸せを噛みしめる日々です。


日日是好日。