記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

月影の鎖 望月編感想

やりました、月影の鎖。
というかもう神楽坂ルートは全エンド見ているんですけども、Twitterでたらたらと感想書いているよりはまとめたほうがいいかなと突然に思ったので今からノートにドン。神楽坂の感想は書くかな。どうかな。ちょっとわからない。
実は乙女ゲーの感想をノートに書くのは以前にもやったことがあるんですけど、全然続かなかったので今回も二度と続かないと思います。
ちなみに今はさっき睡眠導入剤を飲んだので眠気で限界になったら終わります。
望月編と、神楽坂編のネタバレもあります。どうぞ、よしなに。

望月、明るくて可愛い子という印象で、神楽坂を攻略しているときは可愛いけど恋愛のイメージ全然ないな〜という感じでした。
いやまあ、めぐみと出会った瞬間に頬染めてて「もう惚れてる!?」とTwitterで騒いだりもしましたが、見るからに主人公の発言に(たまたま)感銘受けてたのは明らかでしたしね……。あの時点で、少なからず好意はあったと思いますが。

しかしやってみても終始紳士的というか恋愛のベタついた感じをあまり匂わせてこない子で、良くも悪くもイメージ通りですごく良い子でしたね。めぐみも言っていましたが、コロコロと変わる表情がとってもかわいかった。
それも、育ちが娼館のせいでとりわけ恋愛に臆病(というのは変な表現ですが……)だったというのを聞いて納得しました。
めぐみが襲われているのを目撃したとき、嫉妬も勿論あったでしょうけど、望月からしたら一番守るべき女性を一番触れさせたくない(性欲で暴走した)男に触れさせてしまって、ショックだったんでしょうね。
きっとそうさせた自分に自己嫌悪もあって、直後はあんな怖い様子だったのか……。思わずめぐみは誤解して、暗いほうのエンド2つがこの出来事が起因となってしまうほどですが……。私もぶっちゃけビビりました。
望月、普段がとっても優しいからあんな場面でああいう風に黙られると凄みがありますよね。顔も可愛めで背が低いので、男性的な怖さはいつもは無い子なんですけど、だからこそギャップで……。

あと神楽坂編との比較としては、神楽坂相手では主人公が神楽坂と関わってひとりでにぐんぐん変化していったような印象だったんですが、望月編では望月からめぐみに恐れず踏み込んできてくれて、めぐみの頑なな姿勢を変えようとしてくれていたのが見ていてとっても暖かかったです。
別に神楽坂を悪く言うつもりはないんですが、望月と一緒だったらめぐみは絶対に幸せになれそうで安心しますよね。
「ありがとうと言ってくれたほうが嬉しい」「あなたがあなただから、それでいいんですよ」とか、全部全部、誰かが掛けてあげるべき言葉をめげずにめぐみに真正面から伝えていた望月、マジで良い男でした。神楽坂もそう思うよな。
あとどうでもいいんですけど、望月編の神楽坂、終始良いキャラで笑いました。
いや、神楽坂、踏み込みすぎずちょうど良い距離感で接していると本当にただの良い人なんだよな……。自室を散らかしてまでめぐみに読ませる本を見繕ってくれる神楽坂、いいやつすぎる。まるでお父さんみたいだ。普段本を読まない年頃の女の子には何が良いのかわからなくて、めちゃくちゃ読みやすいやつとめちゃくちゃ難しいやつ混在させたんだろうな。こういうさりげない好意ってなごみますね。あとありえないくらい忙しいだろうに結構気を配ってくれて優しいですね。
というか望月編の神楽坂、神楽坂編の最後よりも長生きしてくれそうな様子で悲しくてどうしたらいいかわからなくなりました。いや、みんなが知らないだけで寿命は変わらず永くないのでしょうけど……。
神楽坂編のお話になるのですが、最後の火事が唐突すぎて、あと今回で判明した深海の目的的にあれも深海の差し金だったのではないか?と考えてしまうのですが、どうなのでしょう。みんな宴で花街から離れてて被害者は殆ど出ない状況で建物だけ燃えちゃったって、いかにも深海のしそうなことですし……。どうなんだろうな。

あとバッドエンドがいっぱいあって笑っちゃいました。望月、世界一「光」みたいなやつなのに。個人的には依存エンドも両者死んでないだけでバッドです。
望月が働きかけてめぐみを変えるからこそ、めぐみがそれにうまく応えられないと「愛情」ではなくて「依存」になってしまうんですね。
あと「愛情」と「依存」を別のものとして扱うのは比較的好きな価値観です。
というか今気付いたんですが「愛情」と「依存」ってもしかしてめぐみ側の心のお話ですかこれ?望月は変わらず望月だし、神楽坂もずっと同じような感じだったので、きっとそうですよね。このゲームはそうなのか。スイクラもやったんですけど、スイクラは男の人たちもヤンデレになってたので同じ感じなのかと誤解していました。
依存エンドの最後で望月を心配してくれる神楽坂、聞いたことないくらい地味に弱った声しててなんか笑っちゃいました。いや、本当に、萌えて……。
これずっと思ってたんですけど神楽坂と望月が萌え萌えすぎてというか私の好きな感じすぎて(年齢差、上下関係)良い関係性すぎてめぐみ抜きのやりとりもニヤつきながら見ちゃうんですよね。神楽坂への劣等感ある望月、エモエモすぎます。
「共依存はよくないぞ」っていっぱしの大人みたいな(神楽坂はいっぱしの大人です)ことまで言ってくれて、神楽坂ってほんとにいいやつなんだなって思いました。神楽坂の話ばっかしてない?いや、神楽坂の見た目が好きで………………どうしようもないんです………………。
あと菖蒲さん、望月のお母さん……ということですよね!?どういう意図で母親であることを隠しているのかは不明ですが、息子への愛ゆえなのは想像に難くありません……。しかしそれが判明する状況が最悪すぎる。やめてくれ。バッドエンドでしかこの情報が出てこないって、なんなんですか?人の心とかないんですか?
しかしよく考えると「望月」って、確かに菖蒲さんのつけそうな苗字ですよね。菖蒲さんも月が好きだものな……。
バッドエンド、前半のめぐみと望月がほんわかした様子だからこそどんどん泥沼にハマっていく感じがきつすぎます。しかも問題が抱く抱かないって。めぐみの精神が悪化していると望月がどうしようが悪い方にしかいかないの悲しすぎます。
依存エンドでも望月は変わらずめぐみに優しい愛を向け続けていましたが、「何もしなくていい、何も差し出さなくていい」が「役立たず、お前はもういらない」にしか聞こえていないめぐみには、どんな言葉も届かない。人生ってずっとこんな感じですよね。

神楽坂編でもめぐみの人格にはすこし触れられていて、神楽坂は自己開示されずともいち早くめぐみの幼さに勘づいていたようですが、望月編ではもっとがっつり触れられた感じですね。
上部だけの大人しさ、未発達な中身……。誰かと添い遂げた主人公はいつも強く変化していて、今回はまさかの武力まで身につけていたのは強かすぎて笑いましたが。いや、基本的に器用そうな子ですものね。出来ないことがなさそうだ。
しかし個人的には神楽坂編のバッドエンドで兄の護が不穏な(お前を泣かせる男はらない)ことを言っていたのが気がかりで、兄がめぐみと他の男がくっつく様子をどう思っているのかちょっと予想できないです。今回も、いいところでいつも護が出てくるのはヒェッてしました。何を抱えていてもおかしくなさそう。
護ルートがあることはわかっているのでそれも楽しみだな。次は榛名か猪口ですね。そろそろ眠くなってきたので寝ます。
ありがとうございました。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?