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推しのSSRが来た(2)

ライブレポも残ってるのにこんなん書いてていいんですかね、ふるにあです。このnoteは前回からの続きになるので、前回を見ていない方はそちらを見ていただいてから戻ってきていただければなと思います。

↑この序文書いてるときはモチベが持つと思っていたんです…
ちょうど桃華のデビュー記念日に合っていたのでこれをもってお祝いとしたい気持ち

特訓後の台詞について

前回は特訓後のイラストにフォーカスを当てたので、今回は台詞に注目していきます。

持っていきますわね、黒百合を一輪。あなたの望んだとおり、胸に挿して

黒いユリの花言葉は「呪い」でした。これを夫自身も胸に挿すことを望んでいた。つまり、夫が早かれ遅かれ亡くなってしまうような状態であったことは間違いないでしょう。「もし自分が亡くなった時には、その胸元に黒いユリを供えてほしい」なんてことを常々言っていたのかもしれません。そうして自分を忘れないでほしい、さながら呪いのように…。
そうした夫の願いを受け、気持ちが固まったのかもしれません。その呪いをしっかりと受け止めることを選びます。
ただ、夫が衰弱していく様子をこれ以上眺めていたら、もしかしたら今の気持ちが変わってしまうかもしれない。夫に少しでも悪い印象を持ってしまい、想い続けることができなくなってしまうかもしれない。
夫を最後の瞬間まで見届けるのか、それとも美しいままで終わらせるのか。彼女の選んだ結論は後者でした。

…ウフフ…なんて愚かで…可愛い人…。最後まで…このわたくしを信じて。…もう、すべてが終わりましたのね。さようなら、永遠に。愛しかった…いいえ、いまでも愛おしい…あなた

夫は信じていたのでしょう、彼女は最後まで自分を看取ってくれると。しかし、彼女はそれに耐えきることはできなかった。自分のことを最後まで信じて、愛故の罠にはまっていく… そんな夫は彼女の目にさぞ愚かに、愛しく見えたことでしょう。

わたくしに抱かれて静かにお眠りなさい。もう…苦しまなくてよいのです

さて…わたくしは、どうしましょう。もう、どこへでも行けますのね

あなたは…ようやく自由になれて…?それだけを、願っていますわ

夫を失った彼女は、もう自分は夫に囚われることのない自由の身となったことを頭では理解していますが、気持ちがどうにも追いついていない様子。まだ夫のことを引きずっているのでしょう。もしかしたら、最後まで看取るべきだったのかもしれない。もしかしたら、もっといい終わらせ方があったのかもしれない。それはさながら「呪い」のように彼女に残り続けるでしょう。そんな中でも唯一願っているのは夫が病から解放されて自由になること、愛しいままの夫であること。
彼女はこれからどう生きていくのか、今はまだなにも分からない…

と、ここまでがおそらく演劇の内容。
大人でも困ってしまうほど難しい内容の役だと思いますが、それでも桃華はこなしてしまうのでしょう。その成長をこれから先も見守っていきたいものです。

さて、他の台詞には演劇中の様子だけでなく、彼女自身のことについても少し触れられているので、見ていきましょう。

これまでの出会いと経験があってこそ、花開いたわたくしですわ

苦しみの中にも愛が……愛の中にも苦しみが……。 そのひとかけらこそが、きっと人間というものなのですね。 今のわたくしの中には、さまざまな方の人生が息づいていますわ。

今回桃華が演じた役は、12歳として得られる普通の人生観では気持ちを理解することが難しいのではないかと思います。断片的な内容しか私たちには知らされていませんが、当然夫殺害までに至った中には細かな感情の動きもあるでしょうし、何より「愛しているからこその殺害」という複雑な心境をどう表現するか困ってしまうことは必至と思われます。
しかしそれを桃華はこなしてみせた。これができたのは、彼女がこれまでアイドルとして様々な経験を積んできたという経験の裏付けであるのではないでしょうか。
U149やゲーム内コミュでも分かるとおり(読んでなかったら是非読んでみて)、彼女は普段は皆を引っ張っていきながら、そのあふれ出る愛情で皆を包み込むような性格ですが、一方で負けず嫌いでありどんな経験も自分の成長に役立てようとする強い子でもあります。そんな性格をしているからこそ、彼女は前に立つ度に私たちを魅了してくれるのでしょう。
それは次の台詞からも読み取れるかと思います。

わたくしらしさとは、演じることではなく、滲み出るものなのですわ

この言葉、深いですよね…
おそらくもう彼女の中では演じるということに対する自分なりの答えを出せているのでしょう。ただ役になりきるという次元を超えて、自分のこれまでの経験と照らし合わせて自分なりの人物像を作り出す。そうしないと演技の中から自分らしさが滲み出るなんてことはありません。ここまでできるようになった桃華、今後の成長にも期待せざるを得ません。

3Dモデルについて


前面
背面
最高の衣装すぎて泣いちゃうわ

うーん、優勝!
ブラン限定桃華が既に黒を基調とした服装で、ノワールはどうするんだろうと思っていたらこっちを白系統にしてきましたね。
ほんっっとにこの貴婦人みたいな衣装好きなんですよ…
ドレスの装飾もめっちゃ細かくされていて愛を感じます。
桃華のイメージであるバラも各所にちりばめられていて、この衣装で動いているのをずっと見ていられます。

さて、花といったら花言葉ですね。
ということで、今回の衣装で主に使われている白・黒・紫のバラについての花言葉を見ていきましょう。

白…「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「清純」
黒…「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛、永遠の愛」
紫…「誇り」「気品」「尊敬」

https://www.weddingpark.net/magazine/2221/より

それぞれの本数は、白が8本、黒が7本、紫が6本となっています。合計すると21本。薔薇には本数に応じても花言葉があります。

8本…「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
7本…「ひそかな愛」
6本…「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
21本…「あなただけに尽くします」

https://www.weddingpark.net/magazine/2221/より

本数の意味、演劇についてもきちんと考えられてこの本数にされているとしたらちと重すぎやしませんか…?
夫を殺害してしまったあとの「あなただけに尽くします」「あなたの思いやり、励ましに感謝します」「あなたに夢中」は狂気とも言えるレベルの愛を感じることができます。

色の意味も桃華とその演じる妻両方の性格をよく表していると思います。
紫が一番少ないの、桃華として考えると誇りや気品を身につけている最中として、妻として考えると一連の行動の裏に確かに存在する夫を尊敬する気持ちとして考えることができてすごく好きです。6本という他と少ししか変わらないような所も、桃華の面では順調に成長している様子、妻の面では尊敬や気品を行動で隠しきれないと捉えることができるかなと思います。
白が一番多いのもいいですね。「私はあなたにふさわしい」というのが一番前面に出ているというのはとても健気さを感じて好きですずっと一緒にいたい。


というわけで、自分のこのSSRに関する感想・考察は以上になります!長々と読んでくださりありがとうございました。自分もなかなか思っていることを上手く言葉にできなかったり、桃華のすべてを知っているわけではないので、不満に感じた点があったり解釈違いを起こしてしまったかもしれません。自分も他の人の感情が知りたいので、コメントやDMにてお話しできるととっても嬉しいです!


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