20221219-気持ちの根っこを引っ張る

今日は授業での発表があった。
テーマは「自分がVRシステムで作りたい世界について」。

研究発表などの場合と異なり、この問いには答えが存在しない。そのため、他の生徒や教授の前で自分の考えについて述べる必要があった。さらに、自分がなぜそれを作りたいか、そのオブジェクトを設置したいのか、一つ一つに理由をつけて説明する必要があり、今までマニュアル通りに授業をこなしてきた一学生としてはかなり苦しいものがあった。

しかし、この課題は自分の中の感情の理由を考えるのにいい訓練になった。私の選んだ世界は「理想のゲーム環境」。それを表現するにあたり、まずはゲーム環境のどこに魅力を感じるのかという所から掘り下げていった。例えばかっこいいゲーム環境といえばとにかく派手なライティングという印象だったが、よく考えてみるときらきらまぶしいという印象はない。薄暗い部屋の中で数カ所輝く部分がある。だからこそかっこよく見えるのであって、派手という言葉は少しそれを表現し切れていないように感じた。つまり私がライティングに感じていた魅力は、実は派手さではなく適度な薄暗さにその本質があるのでは、という結論を出すことができた。

そうこうしてなんとかスライドを作り上げ、質問攻めに遭いながらもなんとか今日を振り返ることができている。
自分がなんとなく思っている感情の根っこを頑張って掘ってみることで、自分の感情はどこに起因しているのかが少し分かるようになった。現代を生きていると、たくさんの情報を浴びることができる。しかし、振り返るとその分一つの感情に対して真摯に向き合うことができていなかった。これは今後の創作や妄想にいい影響を与えそうだ。

それはそうとして次の講義からいよいよunityでのモデリングをしていく段階に入っていくわけだが、不安だ…… 来週の今頃書く日記にはその難しさが書かれることになるのだろう。

思ったことが正確に伝わる文章になったかはわからないが、今日はご褒美に酒でも飲んでゆっくり寝ることにする。

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