#8「Back to the future」で身につける英語表現
Previously on Back to the future: 【Marty, that's completely out of the qustion】マーティ、それは全くもって論外な話だ
[be out of the question]論外だ/不可能である
=[be no question of (doing) sth]
次のシーンは、マーティがジョージ(父)とロレイン(母)をくっつける作戦を練っているシーンです。バックトゥザフューチャーの中で何度も出てくる名言が登場します…
George: おいお前、彼女からその手をどけろ!
こんな汚い言葉を本当に言うべきかな?
〜word〜
【swear】(vi)誓う、宣誓する/汚い言葉を使う、毒づく/ののしる
(vt)を誓う/だと断言する
ex) I don't know anything about what happened, I swear.
誓って、何が起こったか分からない
It was a real shock, the first time I heard my mother swear.
初めて母が汚い言葉を使った時は、相当びっくりした
では、【swear】を用いたイディオムを見ていきましょう…
①【swear off sth】から離れることを誓う
ex) After years of addiction, he swore off drugs completely.
長年の中毒の後、彼はきっぱり薬物を断つことを誓った
★ここは、【off】のイメージを普段どう捉えているかが早い身につけへの鍵となります!
【off】を分離と捉えると、ここでの意味は分かりやすくなるでしょう…
②【swear by sth】にかけて誓う
ex) My dad swears by these vitamin pills.
私の父はこれらのビタミン剤が絶対に効くと信じている
★【by】のイメージはどう捉えていますか?
ここでは、原因/理由と自分は捉えます。
つまり、今回の例文ではビタミン剤が自分に自信をつける要因になっていると考えると単純にイディオムとして覚えようとする必要がなくなります!
③【swear blind】と断言する/強く言い立てる、強調する
ex) He swore blind he was innocent.
彼は自分が無罪であることを断言した
★【blind】とは、最近blind soccerという競技がパラリンピックでも行われるように目の不自由な/見えないを表します
つまり、目を隠していても何かができると考えると、見なくても誓えるほど強い自信があると理解できます!
最後に、【swear】と同じ意味を持つ【vow】について説明しようと思います。
【vow】(vt)を誓う、誓って約束する
《発音》vάʊ
ex) After the awful meals we had last Christmas, I vowed to do more of the cooking myself.
去年のクリスマスでひどい食事をしてから、自分でもっと料理をすることを誓った。
Q【swear】と【vow】の使い分けはどうするの?
【swear】は重い誓いを表します!
もちろん友達との会話でも使う時はありますが、破ると信用されなくなるくらい強いものです。
【vow】は何か実行することを誓う時に使用します。
イメージが浮かびやすいのは結婚式の場面…
旦那さん/奥さんがこれから愛し合うことを実行する時に誓い合います。
Marty: もちろんだよ!ジョージしっかりしてくれ、強く言わなきゃダメなんだ。
そして、君がやってきて、僕の腹を殴るんだ。
Marty: 【 】いいね?
今回注目したいのは、
【be out for the count】意識を失っていて、動けなくなって/眠っていて
★ここでボクシングなどを思い浮かべた方、いい捉え方ですね!
ボクシングでは、10カウント制があるようにレフェリーが10秒数え終わる前に立ち上がってファイティングポーズを取れない場合にKOになります。
ボクシングの説明はここまでで…
今回のフレーズはこれと結びつけておくと頭にはっきりと残るでしょう。
ex) It looks like Jessica is out for the count.
ジェシカは眠っているようだ
ちなみに、【down for the count】も同じ意味を表します。
▶︎I'm out for the count
僕は意識を失っている
Marty: 君とロレインは、それからずっと幸せに暮らすのさ。
George: 君の話を聞くとすごい簡単に思えるな
僕はただ怖いことは嫌だよ
Marty: ジョージ、怖がることなんて一つもない。
必要なのはわずかな自信だけだ。
本気でやればできないことなんかないって知ってる?(名言)
〜phrase〜
最後のセリフで出てきた【you know】の使い方わかりますか?
恐らく、英語学習者であればネイティブの会話/スピーチなどを聞いて耳にしたことが何度もあると思います。
自分は、会話をする中で詰まった時にこれを初めて使えた時はちょっとネイティブに近づけたなと一人で盛り上がってました笑
正直、雰囲気で使用する人もいるのでこの場合はこの意味だと断言するのは難しいですが根本的な意味は説明しておこうと思います…
【you know】
①文頭で用いる⇨〜じゃん?/〜知ってる?といったニュアンス
(相手が話の内容を知っている前提)
ex) What's the name of that guy on TV - you know, the American one with the silly voice?
あのテレビ出てる人なんだっけ、ほらひょうきんな声のアメリカ人いるじゃん?
②文と文の間で用いる⇨えーっと/あのー
(言葉が詰まった時に)
ex) I went to Los Angeles and you know, went shopping.
ロスに行って、えーっと、(あーそうそう)ショッピングしたよ
③文末に用いる⇨〜だよね?/〜でしょ?
(同意や共感を求めるニュアンス)
ex) I’m too busy with work and don’t have time, you know?
仕事が忙し過ぎて、時間がないんだよね
最後に説明した【you know】のようにニュアンスで使うものは英語で多い気がします。
丁寧に学ぶところは学び、ニュアンスで理解しとくところはそれでいいと思いながら学ぶと全てに全力を注がなくていいんだなと気が楽になります。
実際に話す時でも、(今回は文頭でyou knowを使ったから相手が知ってる前提だなどといちいち考えずに)まずは使っていくことが英語の感覚的なものを身につけるのにいい方法なのではないかなと思います。
でも、【swear】の部分で前置詞の捉え方について書きましたが、形容詞のイメージ理解はイディオムを身につけるのに相当役立つので丁寧にいくべきでしょう。前置詞をある程度イメージできた時には、無理に覚えようとする熟語が確実に減ります!
第8回は終了です!
次回は最終回
Until next time…
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