腕時計の「重量」はめちゃ大事
腕時計を購入する際に色々なところを見る。カッコよさ、美しさ、買った後の保証制度…例を挙げるとキリがない。そんな中、あまり意識しないが大切なパラメータがある。「重量」だ。
重い時計は長時間付けると疲れる。私はモーリスラクロアの時計を愛用しているが、デスクワーク時は良く外す。時計を付けながらキーボードを打っていると疲れちゃうのだ。
デスクワーク以外では全く疲れないが、もしこれが「時計を付けて歩くだけでしんどい」だったら最悪だ。着けているだけで疲れてしまう時計なんてたとえ高級時計であってもいずれ使わなくなってしまう。
このため、時計を買おうと考えている人は重さも考慮したほうが良い。丁度良い重さの時計ならずっと使っていける。では丁度良い重さの時計とはいったいどのくらいの重さなのだろうか。
自分で言っておいて何だが、これが結構難しい。個人差があるというのもそうなのだが、短時間の試着で丁度良い重さの時計かどうかを判断できないものだ。
参考になるかどうかはわからないが、自分が付けている三つの時計の感想とサイトから引っ張ってきた情報を載せてみることにする。
まずは下記サイトから引っ張ってきた時計のおおよその重さと着け心地について書かれた情報を載せてみる。
男性
100g以下 とても軽く使いやすい
100~150g 一般的な重さで着けやすい
150~180g やや重たく感じる
180g以上 人により不快と感じる
女性
50g以下 とても軽く着けやすい
50~80g 一般的な重さで着けやすい
80g以上 やや重たく感じる
次に私が使っている三つの時計の重さと使った感想を書いてみる。ちなみに私は男だ。女性ではないので注意。
WIRED AGAK706(革ベルト、クオーツ時計)
重さ:30gくらい(とても軽く使いやすい)
めっちゃ軽い。着けてる感覚はほぼゼロ。「そういや俺時計着けてたっけ」とか言ってしまうレベル。どんな状況でも時計の重さが気になることは無い。
WIRED AGAWシリーズ(メタルバンド、クオーツ時計)
重さ:127gくらい(一般的な重さで着けやすい)
着けた直後は時計を付けているなという感覚はあるが、すぐに慣れる。こちらも時計の重さが気になるシチュエーションは無い。
モーリスラクロア アイコン(メタルバンド、機械式時計)
重さ:175gくらい(やや重たく感じる)
存在感のある重さ。着けてる感覚は結構あるが、それ自体が不快になることは無い。しかしデスクワークでキーボードを叩くときは外したくなる(というか結構外す)。外した時と着けた時で腕の感覚が違う。
以上が着けたときの感想である。いかがだっただろうか。
腕時計は革バンドよりメタルバンドのほうが重く、またクオーツ時計より機械式時計の方が重くなりやすい。これは材質や時計の作り方の性質上仕方ないことである。そういうものだと理解して買うべし。
注意すべきはガッシリしたデザインの腕時計を買うとき。使用感に影響が出るレベルで重くなる可能性があるので吟味したほうが良いだろう。試着して確かめておきたい。
既にいくつか時計を持っている人ならば、装着感と普段使っているときにどう感じるかがとても参考になる。普段自分が着けている時計の重量を知っておくのもいいのではないだろうか。
腕時計を買うとき重量について深く考えないのは、ブランドストーリーやデザイン、ストップウォッチ機能(クロノグラフ)などの派手な魅力と比べると地味に見えるからだろう。しかし、時計の重さは買った後の使用感に大きな影響を与える。時計を長く使いたい人は一番考えたほうが良いといっても過言ではない。
とはいえ、好みの時計が結構重かったなんてこともあるかもしれない。そういうときはベルトをメタルから革にする、着けてても疲れないシチュエーションで着ける、時計の重さなんて気にならないくらいマッチョになるなどの対策をすればよいのではないだろうか(実際ゴツイ時計はマッチョによく似合う)。
では、良き時計ライフを。
少々図々しいが、モーリスラクロアの時計が大好きでもっと知ってほしいので過去の記事を載せる。よければ見てほしい。