「バジリスク甲賀忍法帖」
甲賀と伊賀の全面戦争と言う形で忍者が好きな方々には非常に大好きになれる作品であると思います。開幕は勢いがあって、まだまだ、お互いの軍勢が残っていると言う形で、「次は誰がやられるのか?」と言う形で気になる形になりますが、それでも、ストーリーが中盤に差し掛かってきますと、やはりキャラクターに思い入れが重なってしまい、「この人は死んでほしくない」と言う形で特定のキャラクターを擁護してしまう形になってしまいます。ストーリー中盤から終盤にかけましては、「これ以上死なないで欲しい!」と声に出して上げてしまう位、切ない殺し合いに発展してしまいます。しかし、どちらかが生き残らなければならない状況で、朧と甲賀弦之介が残る状況で、下賤な伊賀軍の頭領が朧に手を出そうとして、監禁して身体をまさぐる所で、甲賀弦之介が登場するシーンには圧巻でありました。さすがは主人公!しかし、敵軍の頭領も非常に強く一筋縄ではいかない状況が更にストーリーを加速させる形になります。一騎打ちの死闘の末に何とか命からがら、薬師寺天膳に打ち勝つ甲賀弦之介でありましたが、その身はもう命が持たない状態でありながらも、朧との最後の死闘を繰り広げるべく、川での決戦を迎えます。相思相愛の2人が見せる最後とは!?