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【ビジネススタイルの革新】CtoCからBtoBへ。D.LEAGUEに見るダンスビジネスのこれから。
こんにちは!なめこ🍄です。
私が東京住みになる楽しみの一つとして、「D.LEAGUEを見に行ける!」があります。
D.LEAGUEとは、世界初そして日本発のプロダンスリーグ!
日本のストリートダンスの発展と普及を図るとともにに、アート・スポーツそしてビジネス面での新たな価値を創造し、ダンサーがメインとなる新しい世界を作り上げるべく2020年8月に発足しました。
2024年のパリ五輪にてブレイクダンスが採択され益々活況が予想されるダンス業界。ダンサーがメインとなって新しい世界を創り出すとありますが、いったいどんな内容なのでしょうか。エンターテインメントビジネスとして果たしてどのように成立するのでしょうか。
ということで、今回はD.LEAGUEに見るダンスビジネスについて見ていきたいと思います。
D.LEAGUEとは? ルール&試合形式
エイベックス、KADOKAWA、コーセーなどの9社がチームオーナーとして参加、9チームがレギュラーシーズンを戦います。各チームが2分から2分15秒のダンスパフォーマンスを制作、年間12ラウンドのレギュラーシーズンを9チームで戦い毎ラウンドの順位ごと勝ち点を配分、年間を通し上位4チームがチャンピオンシップ進出、シーズンチャンピオンを決定します。
具体的な試合方法としては9チームが順番にパフォーマンスし、世界的に活躍するパフォーマー4名によるJUDGEの合計ポイントとアプリ会員による視聴者投票を合わせた100点満点で計算し、1点でも多いチームから高い勝ち点を配分します。 試合の模様はD.LEAGUEオフィシャルアプリをはじめ、各配信プラットフォームで視聴可能となっています。
エンタメとスポーツの融合点目指す
D.LEAGUE発想の原点を、DLEAGUE COOであるカンタロー氏は説明する。「物心ついたとき海外にはプロサッカーのリーグがあり、中学のときJリーグが開幕。ところが自分がプロダンサーになろうと思ったとき、どこからがプロなのかよくわからない。」
テレビ番組に出たダンサーが有名になることはあっても、継続的に活躍できる場所はなく、プロとして認められる場もありませんでした。そんな中、D.LEAGUEの発想が芽生えたと語っています。
「エンターテインメントでありつつスポーツのど真ん中にいるという融合点が、ダンスならできるのではと。」
サッカーや野球はピュアスポーツでエンタメになかなか寄れない。ダンスなら音楽もからみ、エンターテインメントやアート、カルチャーにも寄ることができるのではないかと考えたのですね。
また、D.LEAGUE CEOである平野氏は 「リーグを作ることでどのチームが一番うまいか、人気があるかを明確化できる。」と語っています。
野球ならこのチーム、サッカーならこのチームというように、プロの世界において現時点でどちらがうまい、強いというのがわかることは、ダンス界全体の底上げにつながり、競うことによって認知される部分もあります。そういった意味では継続的にダンサーがプロとして活躍できる場を作り、リーグの中でNo.1が明確になっていくことが最大の魅力ですね。
ダンスの世界でさまざまなビジネスモデルを
しかし、理想だけではプロは成り立たない。いかにビジネスとして運営していくつもりなのか鍵となります。
もともとダンスの世界ではC to Cに近い形でダンサーと生徒がレッスンを行うことで得られる対価がほとんどで、その間にBとしてスタジオ運営が入ってC to B to Cになり、スタジオが生徒を集めてダンサーにレッスンをしてもらうビジネスモデルが主流でした。
「僕が17年前にダンスイベントを始めたとき、B to Bに切り替えたんです。企業が協賛、もしくは僕が主催するイベントをメディアという形で活用していただけるようにしてダンサーの人数を集めた。出場側からお金をいただく、みたいな発想。」
それで一つのモデルはできたようですが、ブランド認知だけだとどうしても長くは続きませんでした。悪戦苦闘が続く中、SNSが発展したことによって、D.LEAGUEを根付かせる土壌ができてきたといいます。
「ダンス動画をいろいろなところで目にする機会が増え、ダンサーの注目度がアップしてきたので、それに対し広告価値を作ることができる。それを増強するためにD.LEAGUEという場は最適なのではと。」
リーグで人気になったダンサーからタレントやアーティストになる子が出てくるかもしれないし、オリンピックで活躍する子も出るかもしれない。そこはスポーツのマーチャンダイズと変わらないので、D.LEAGUEとしての放映権もあるでしょうし、グッズ販売、入場料、いろいろなビジネスモデルをダンスの世界でいよいよ展開できるのかなと思います。
ポイントはコンテンツ力を高めること
平野氏は「私はずっと経営をしてきたので、参加企業の経営者の皆さんともども、ダンスという競技をいい意味で商品として見たときに最大の付加価値をつけてどう打ち出していくかという視点が持てます。」と語っています。
競技のことがわかってもその競技を使ってプロとしてどう経営していくのか、という問題がある。
アメリカやヨーロッパの成功例をみると、基本的には協賛、放映権、グッズ販売、入場料、この4つが柱であり、一番のポイントはコンテンツ力を高めること。それによって入場者が増えグッズも売れ放映権も高くなります。
まずはコンテンツ力をどう高めるかをきちんと戦術に落とし込んで組織をつくって、それをブランディングしていく。これから始まるD.LEAGUEが、エンターテインメントとスポーツの世界に新風を吹き込むことができるのでしょうか…!D.LEAGUEが好きで、応援している私としては他のスポーツと同じように、好きなダンサー・チームを皆さんと語れるようになったら嬉しいですね✨
ここまで閲覧頂きありがとうございました!
また読んでいただけると嬉しいです!
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