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今も終わらない夏休みの宿題
自分はもう少しで還暦になる。60歳だ。
自分が小中高校生の頃、還暦なんて言うととんでもなくジジィだと思っていた。たぶん今でも10代の人は自分がいつかは還暦になるなんてわかっていてもイメージも実感もないだろう。
なので自分の発信が10代の人に伝わるかどうかわからないけれど。
さて、今自分は夏休みの終わりのような毎日を過ごしている。
『あ~あ、明日から学校かぁ・・・行きたくないなぁ・・・。』
と、そんな気分で過ごしているというわけではない。
8月31日の夜なのに宿題が終わってないという毎日だ。
今はどうだかわからないが、自分が小中高校生の頃、特に小学校の頃は夏休みの宿題が山のようにあった。ドリルや課題、自由研究などなど。
毎年夏休みの初日は1日のスケジュール表を作る。
朝6時起床、ラジオ体操、朝食、涼しいうちに宿題とか細かく。
しかし立派なスケジュール表ができるともうそれで満足してしまう。
遊びとテレビで自由な毎日を楽しんだ。
7月中に全部の宿題済ませたぜ!なんて友達もいた。
ふ~ん、すごいねぇぐらいにしか思わず、遊びに夢中だった。
8月も中旬を過ぎると、さすがにそろそろ・・・と思うのだがなかなか手が出ない。最終的には両親に怒られることになる。
結局8月31日の夜になって大慌てでやり始めるのだ。
そんな子供時代を毎年繰り返して出来たのが今の自分だ。
人より引っ越しが多く物持ちなのに、引越し当日まで部屋の片付けも掃除も終わらない。報告書のたぐいもギリギリまでやらない。
もうそれを怒る人もいないので自分が困るだけだからと開き直る。
ところが50歳を過ぎた頃からやっとそれが失敗だったと気がつくのだ。
それまで学生の頃から趣味といえばTVゲームにパチンコ、映画に友達と旅行ぐらいのものだった。
それが40代後半にヲタク趣味がきっかけでデジタル一眼レフにハマり、50歳にになった時エレキギターにハマり、ロードバイクにハマりと趣味が一気に増えたのだ。ブログは以前からやっていたが、今回このnote始めたのも新しい趣味だろう。
カメラの写真は別として、エレキギターを始めたがなかなか上達しない。
そりゃ早い子は中学高校の頃から始めてるし、せめて20代で始めていたかったと思う。なんでも基礎と積み重ね、ローマは一日にして成らず。
実は昔からやりたかったけど手を出さなかった自分の失敗。
これはnoteでショートショートのようなものを書いてさらに実感したことなのだけど、ものを書くということは闇雲にたくさん書くのも練習だけど、本をたくさん読むというのも基本。人が書いたものを読むのも勉強。
で、なにが言いたいかと言うと、自分が生きてきた経験から苦手なこと、嫌なことは無理してやらなくていいということ。まずこれは断言できる。
けれどもし楽器とか文章を書きたい、絵やマンガを描きたい、スポーツや格闘技上達したいな、なんて思ってるんなら今すぐやんなさいって事!
こればっかりは一夜漬けでやるなんて無理です!
やらされる宿題なんかどうでもいい。ま、やれば身になるけど。
けど自分が興味あること、やりたいこと、憧れてることがあるなら面倒臭がらずにその世界に飛び込んでみること!
そうでないと終わらない夏休みの宿題の毎日ですよ(;´∀`)
蛇足だけど、この場合の夏休みの終わりって人生の終わり。
つまりもうホントこの年になるとあとがないってことです。
。・゚・(ノ∀`)・゚・。