昭和レトロへの熱き想いを、生活の糧にしたい
昭和レトロで飯を食っていきたいと思い、実行してきた。
これは悩める乙女の奮闘記である。
①レトロ喫茶で勤務する
いつか自分で喫茶店を開きたい。そう思った私はさっそく修行に入ることにした。
目をつけたのは家から自転車で40分ほどの喫茶店。2、3回しか行ったことがなかったが、カウンター奥に並べられたコーヒーカップと藤の椅子が気に入っていた。
いざバイトに入ると、お客さんの立場では気付かなかったことが判明。店主が極度の几帳面だったのだ。
「トーストに塗るバターが0.1g多い」「ナイフの置き方の角度が違う」とずうっと怒られた。指摘されるたび、私は目は笑いながらも、マスクの下で全力でキレていた。え、そこにこだわるんですね。私には理解できなかった。
あまりに店主と相性が合わず、1ヶ月で退職した。もう個人の喫茶店では働きたくない。店主になるのも違う気がする。
喫茶店で働いて思ったのは、優雅に席でパソコンをカタカタ打っているお客さん側でいたいということだ。
低単価で回転率が悪い。ひたすらお客さんを待たなきゃいけない。喫茶店で稼ぐのは相当大変だ。コーヒー豆の卸、グッズ開発、ECサイト運営、お酒も出す、クラウドファンディングなどを同時並行しないと厳しそう。
別の喫茶店でお茶していたら「喫茶店は金持ちが趣味で開けばいいのよ」という会話が聞こえてきた。うむ。私は力強く頷いた。
※喫茶店で働くのを避けたいだけで、喫茶店でくつろぐのは大好きです
②昭和レトロを発信する
元々写真を撮るのが好きで、ボーナスをはたいて一眼レフを手に入れた私は、SNS発信でのマネタイズを考えた。
投稿するだけではマネタイズできないので、アフィリエイト、楽天room、単発の記事執筆、写真販売、動画制作など何でもやってみた。
ここでも問題発生。
どれも1.5ヶ月くらい続けたものの、プツンと糸が切れたようにやらなくなった。そう、私は飽き性なのだ。
Twitter、Instagramのアカウント5つ、ブログ3つを潰した私は、今は元気にTwitterのアカウント6個目とnoteを始めようとしている。Facebook(プライベートの方)だけは何故か続くので、その内容を転記しようと考えている。
商いは飽きないことが大事!と肝に銘じる。
③古物商になる
古道具のネット販売、および蚤の市での対面販売をしていた。
蚤の市に朝5時に出かけて仕入れる。骨董市場で競りに参加する。古道具屋を巡る。リサイクルショップにも顔を出す。山奥でハケ(昔の人が瓶などを捨ててた場所)を探す。古道具屋は毎日が宝探しだ。
古道具のいいところは、基本一点ものなので値段が自由につけられるところ。時間が経つほど希少価値が上がり値段が上がること(ワインと同じ)。参入障壁が高いこと。アートと相性がいいこと。
ほんとうに夢がある世界だと思う。
さて、かなり本格的に古道具ビジネスをしていたが、元カレと共同して事業を行っており、彼と別れたと同時に熱が冷めてしまった(恥)
それでも昭和レトロ好きは変わらないから、「彼が好きなものはなんでも好き」の類ではないことがわかった。私は彼と出会う前からレトロが好きなのだ。
古物商免許を持っていて今後も何かしらで活かしたいと思っている。ある程度の目利きもできる。古いものを持っている、実家を整理したい方はご連絡を。
以下は今後の構想である。
④古民家を生かしたビジネスを始める
最近不動産投資に興味がある。周りで悠々自適な生活を送っている人は、だいたい不動産で稼いでいる気がする。なんといっても動くお金が大きい。衣食住に絡むので需要がなくならない。
お金を貯めて投資用の不動産を買う、不動産での修行などの選択肢があるが、私は考え方がセコいので、誰かくれないかな〜と本気で思っていたりする。
私にあげてもいい不動産をお持ちの方、いらっしゃいませんか。京都だと尚良し。
⑤レトロ体験を提供する
わざわざお金を払って体験するものではない。古臭い。上の世代はそう思うようだが、我々若者にとっては「昭和時代を生きていたわけではないのに、なぜか懐かしさを感じさせる物珍しい存在」なのだ。
埼玉西部民が愛する「西武園ゆうえんち」が昭和レトロをテーマに改装し、客足がV字回復したのは有名だ。仕掛け人はかの有名マーケター森岡毅氏。
https://diamond.jp/articles/-/287057
具体的に何をしようかは決まっていないが、何か体験を売る、レトロのFC事業を展開するなどが頭の中にモクモクと浮かんでは消え、そして浮かんでいる。
⑥レトロ好きの金持ち、もしくは昭和生まれの人と結婚する
ちょっとヤバめの思想だが、割と本気だったりする。
私はおじさまと相性がいい。
「人のオーラの色が見えるのよ」と知人が言い出したので見てもらったら
「あなたのオーラはシルバー1色。若いのに珍しい。おじさんが入ってるわ」と言われた。”銀色”ではなく”シルバー”というあたりがリアルだ。だからおじさまと話していても違和感を感じないんだ。
映画「君たちはどう生きるか」の青い鳥のように、私があんぐり口を開けたらおじさんがお見えするかもしれない。
ちなみにオーラの色は白い壁の前でないと見えないらしい。物理的な環境に影響されるとは、なかなかに興味深い。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「好きをお金に」という発想が間違っているのかもしれない。
しかし、最近なんとなく思うに、私は資本主義の真ん中でお金を動かすよりも、手触り感のあるビジネスの方が向いている。
登山の道中で拾った古瓶を売ったり、旅先の蚤の市で仕入れたりするのが好きだ。とにかく自分が動いていたい。考えるよりも手を動かしたい。椅子に座っていたくない。抽象的思考力が弱め。猪突猛進タイプはどうやって生きて行けばいいんだろう。
長くなりました。昭和レトロで稼ぐ方法が思いついた方はご教示ください。