【コラム】ハンガリーのサンタさんは12/6に来る?
こんにちは。Debrecen大学のAです🙋🏻♀️
今日は医学部とは関係なく、コラムとしてハンガリーの名前について書いてみました✨
ゆるーく見てやってください笑
さて、題名にあったハンガリーのサンタさんの話。
なぜ12月6日なんでしょうか🤔
これはハンガリーにある「名前の日」というのに関係しています。
ハンガリー人には年に一度のお誕生日の他に、もう一日おめでとう!とお祝いの言葉を言ってもらえる日があって、それが「名前の日」。名前の日おめでとう!とお祝いしてもらえます。
ハンガリーのカレンダーには日付や曜日以外に、「聖人暦」という特定のキリスト教の聖人名が併記されています。365日毎日誰かの名前の日になっていて、1日に数人の名前が書かれていることもあります。
「名前の日」に名前がない人はいないの?
1日に数人の名前がある日があっても、男女合わせて1000通りくらいしかないの?と思うかもしれません。
実はその通りで、実際にはもっと少ないです。
これはハンガリーにある「名前辞典」のせい。
ハンガリーでは赤ちゃんに名前をつける際に「ふさわしい命名リスト」があります。昔はこのリストに載っている名前しか赤ちゃんにつけられないことになっていました。
今ではリストに載っていない名前もつけることができますが、その場合にはこの命名リストを作ったハンガリー科学アカデミー言語学研究所に申し立てをしなくてはなりません。
なので今でもこの命名リストから名付ける習慣が根強く残っているのです。
話はずれますが、この理由によりハンガリー人は同姓同名がたくさんいます。
これによる混乱を防ぐために、ハンガリーでの契約や正式書類やカルテには、母親の名前を旧姓で書くことになっています。
私たちもいろんな書類で母親の旧姓での名前を書かされるのですが、ハンガリーに来た当初はなんでだろうとすごく不思議でした🤔
父親の名前でないのは父親側の苗字になることが多いから。これは日本と似てますね。父親の名前にしないのは、同姓同名で父親の名前も同じ、なんて場合もあり得るかららしいです。
話を戻して…サンタさんのお話。
サンタクロースのモデルになった聖職者である聖ニコラウスは、ハンガリーではミクローシュと発音するのですが、このミクローシュさんの名前の日が12月6日なんだそう。
そして聖ニコラウス(ミクローシュ)は子どもたちをとても大切にしていたので、それにちなんでハンガリー中のミクローシュさんは12/6に子どもたちにお菓子を配って回ります。
子どもたちは前日に靴を磨いて窓と窓の間に置き、その中に入るお菓子を楽しみに待っているそうですよ🥰
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これからハンガリーの医学生たちはテスト期間に入るため、しばらく記事の更新はできなくなりますが、「よくある質問」を5人で下書き中です。早く公開できるように頑張ります!
少し早いですがよいクリスマスを(*'ω'*)
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