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【ワーホリ】オーストラリアではなく、ハンガリーで私の英語力が伸びたわけ

私は2023年10月から2024年9月までハンガリーでワーホリ滞在していましたが、その前2022年10月から2023年9月まではオーストラリア・アデレードでワーホリをしていました(トップ画像はオーストラリアのクオッカワラビー)。

私がオーストラリアへのワーホリを決めた理由。それは「日本のコロナ禍に付き合ってられなかったから」。2022年に入ると、オーストラリアやドイツなど、海外にいる友達はノーマスクだし、普通に旅行していました。一方日本はというと、マスクはもちろんのこと、毎日感染者数が増えた減ったと大騒ぎ。

「重症や亡くなった方は本当に残念だけど、まだ自由に動けるこの年齢が、コロナに振り回されて終わるなんて無理だわ…」と鬱気味になった私は、オーストラリアの国境が開いたと聞いた瞬間、オーストラリアへのワーホリを決めました。

ということで特段「英語力を高めよう!」といった気概はなく、そして旅行レベルでは問題ない程度の英語を話せた私は、語学学校にも行きませんでした。

さらに、2人のメンバーを除き全員日本人メンバーのジャパニーズレストランに勤めていたため、英語を使う機会がほぼないという事態に。オーストラリアに住んでいるのに、この2人の外国人メンバーと話すか、店員さんと話す以外、英語を話す機会はほぼありませんでした。

本文と関係ありませんが、アデレード近郊のバロッサバレーのこのkalleske wineryは本当に美味しいので、世界に広めたい

街で聞こえる会話などで自然とリスニング力だけは上がり、日本に住んでいた時はほとんど意味を理解できていなかった英語のポッドキャストやドラマなどは、知らないうちに字幕がなくても大方意味が理解できるようになっていました。

そして、職場の外国人メンバーとの会話の中で、日常会話のフレーズや頻繁に使う副詞などを自然と学び、日本にいた時よりはボキャブラリーが多少増え、英語で会話することへの抵抗は下がりました。

しかし、当然ながらこの環境では英語力は大して伸びません!英語圏に住むだけでは英語は話せるようにならないことを痛感しました。

そんな状態で次なるワーホリ先のハンガリーへと移動した私。ハンガリーはハンガリー語を話す国ですが、私はハンガリー語が全くわかりません。そして、ハンガリーには日本人はあまりおらず、何か困りごとがあっても、オーストラリアのように他の日本人を頼れる状況にもありません。

つまりビザの申請、携帯の契約、家の契約、保険の加入など、重要な作業を自分で全て英語で行わなければなりませんでした。

これらの作業は全て、私の英語が通じなければ、ハンガリーに住むことができないという重要事項です。こうなると人間、自分の持っているボキャブラリーを駆使して、なんとかするもんなんですよね。

そして、ハンガリーでは現地で働かず、日本の会社とリモートワークをしていたので、友達を作るのが大変難しい状況でした。そこで、私の学生時代の友達に、ブダペスト在住韓国人のお友達・Yちゃんを紹介してもらいました。

Yちゃんと食べたオシャレ系ハンガリー料理

Yちゃんは日本語はわかりませんが英語は堪能。なので、Yちゃんとは英語で会話をしていました。オーストラリアに住んでいた時は、常に誰か日本人がいたので、ご飯に行っても遊びに行っても、ずっと英語しか話さないという状況がなかった私。

それがまさかの非英語圏の国で、しかも韓国人と話すのに、ずっと英語で話さなくてはならないという状況が生まれたのです。

最初は「私のへっぽこ英語力で会話が成り立つんだろうか…」と不安に思っていましたが、Yちゃんは大変優しい子なので、私のとんちんかん英語でも汲み取って、話の端々で笑ってくれました。

そして少なくとも月に1回はYちゃんとご飯を食べたり、バドミントンをしに行ったりして遊んだりしているうちに、いつのまにか一日中英語で話すのに抵抗がなくなりました。

そして時は経ち、ハンガリーで約10ヶ月過ごしたのちに帰国し、東京のとあるゲストハウスで約1ヶ月間住み込みスタッフとして働いていたときのこと。

そのゲストハウスは約8割が海外からのお客様で、国としてはオーストラリア、オランダ、イタリア、ドイツ、フランス、台湾、アメリカなどのお客様がいらっしゃっていました。

するとなんということでしょう。お客様各々が母国語のアクセントのある英語を話しているにもかかわらず、ハンガリーに行く前、あんなに英語で会話ができなかったはずの私が、どのお客様とも楽しく盛り上がって会話できたんです!もう自分が一番びっくり。

私の英語力が飛躍的に伸びたのは間違いなく、ハンガリーで追い込まれた状況だったのと、Yちゃんのおかげです。「オーストラリアでもっとまじめに英会話に取り組んでいたら、もっと英語力が伸びたのに…」とは思いますが、あれはあれでとても楽しかったので後悔はないです。

オーストラリアで英語力があまり伸びず、ハンガリーで英語力が飛躍的に伸びたという稀有な経験のお話でした。

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