見出し画像

【ハンガリー生活での自炊】どんな料理を作っていた?アジアの調味料は買える?

海外生活で気になるのが「食事」。旅行であれば、その土地の食べ物を食べまわるのが楽しみの1つですが、住むとなると毎日外食するわけにもいきません。お金的にも味的にも、海外生活で外食を続けるのは難しいでしょう。となると、食事は必然的に自炊がメインとなります。

ハンガリーで使っていた調味料

ハンガリーでアジアの調味料を買おうと思うとかなり高いです。特に日本の調味料は中国や韓国の調味料と比べても一段と高かったです。

かといって、ハンガリーの調味料はどうやって使っていいのかわからないパプリカ系のペーストばかりで扱えない。

なので、私は以下の調味料をひたすら使いまわしていました。

  • 醤油(アジアンマーケットで日本製の商品を購入)

  • オイスターソース(アジアンマーケットで中国製の商品を購入)

  • 甜面醤(アジアンマーケットで中国製の商品を購入)

  • みりん(父が日本から持ってきてくれた)

  • 白ワイン(料理酒として使用。スーパーで300円くらい)

  • 酢(アジアンマーケットで購入したミツカン。700円くらい)

  • 韓国味噌(アジアンマーケットで購入。日本製はほんのちょっとで2000円くらいしたので、1000円の韓国製の商品を購入)

  • 辛いパプリカペースト(ハンガリーの調味料。本当の使い道は不明だけど、豆板醤の代わりに使用)

  • コンソメキューブ(スーパーでチキンコンソメ、ビーフコンソメを購入)

  • ケチャップ(スーパーで購入)

  • 瓶のトマトソース(スーパーで購入)

  • 和風だし(日本から持参)

  • 中華鶏だし(日本から持参)

  • 片栗粉(アジアンスーパーで中国製の商品を購入)

  • 塩、コショウ、砂糖(スーパーで購入)

  • サラダ油(スーパーで購入)

  • ごま油(父が日本から持ってきてくれた)

  • バター(スーパーで購入)

これから海外に住む予定がある方は、和風だしと中華鶏だしは日本から持参することをおすすめします。醤油などのボトル調味料はかさばるし重いので、現地購入をおすすめしますが、だしは軽くかさばらないので、安く購入できる日本から持っていくのがおすすめです。

ちなみに現地で利用していたスーパーやアジアンマーケットの情報はこちらです。

みそ汁の具に向いている食材が少ない

さて、これらの調味料を駆使して作っていた料理は、炒め物、中華煮込み、みそ汁、豚汁、野菜スープ、パスタ、白魚のバタームニエルなど。たまにからあげ、油淋鶏、カレールーがあるときはカレーを作ってました。

個人的に大変だったのは、みそ汁の具に向いている食材が少なかったこと。日本ではみそ汁は毎日食べても飽きませんが、飽きずに食べられるのは、野菜、わかめ、豆腐や油揚げ、卵など、具となる食材が豊富だから。

ハンガリーでみそ汁の具として相性の良い野菜は、玉ねぎ、キャベツ、白菜、にんじん、ブラウンマッシュルーム、ひらたけなど限られていました。また、豆腐もわかめも高いので、日常的に買えません。となると、野菜以外の具は卵一択。

ほぼずっと玉ねぎ・ひらたけ・ブラウンマッシュルーム・卵のみそ汁を食べ続けて、それはそれは飽きました(笑)。

野菜の種類は少ないが、パプリカとキャベツの種類は異様に多い

ハンガリーの食事はパプリカ色!

ハンガリーは野菜の種類が日本と比べて少ないです。というか、アジアは野菜の種類が豊富だと思います。菜っ葉とキノコの種類が半端ない!

ハンガリーのスーパーに置かれている定番の野菜といえば、キャベツ、パプリカ、にんじん、じゃがいも、ナス、ズッキーニ、玉ねぎ、小葱、リーク(ポロ葱みたいな葱)、ホワイトマッシュルーム、ブラウンマッシュルーム、ひらたけ、トマト、レタス、きゅうり。

季節や日によってチンゲン菜、大根、白菜、ブロッコリー、カリフラワーなどもあります。

日本のようにハウス栽培はあまりされていないのか、品ぞろえの悪い時は全然野菜の種類が揃っていなかったので、ひたすらキャベツ、タマネギ、キノコを食べるような生活で飽きましたね…。

なお、ハンガリーは野菜の種類は日本と比べて少ないものの、パプリカとキャベツの種類が豊富でした。というのも、ハンガリー料理はパプリカを多用するのが特徴なのと、ロールキャベツのような煮込み料理が定番だからです。

パプリカは日本でもよく見る赤いパプリカ、赤くてやや細長い辛いパプリカ、サラダなどに使う薄黄緑のパプリカなど、常時4、5種類は陳列。また、キャペツは一般的な楕円のキャベツ、やたらとみっちりした丸いキャベツ、脳みそのようにしわしわなキャベツなどがありました。

魚介類を滅多に食べられない

鮮魚が手に入らないので野菜寿司パーティー

ハンガリーの辛いところは、新鮮な魚が手に入らないこと。海のない内陸国なので、基本魚は冷凍の白魚かサーモン、それかツナ缶です。これらは高いしおいしくもないので、基本的には肉を食べていました。

普段ハンガリーで魚介類を食べれないので、スペイン、マルタ、ギリシャ、イギリスなど海産物が豊富な国に行ったときは、ほとんど肉は食べず、ひたすら魚やタコ、イカ、エビ、貝を食べてましたね…。

薄切り肉が恋しい

欧米豪に住むアジア人の多くが経験してるであろう悩みがこれ。アジア以外の国のスーパーに売っている豚肉や牛肉は、ミンチ、ステーキ肉、ブロックなどで、薄切り肉は売っていません。

アジアンマーケットで冷凍薄切り肉が売っている場合もありますが、高すぎて日常使いは無理です…。

オーストラリアに住んでいた時は、しょうがないのでひたすらミンチ肉を食べていましたが、ハンガリーはシチュー用にカットされたサイコロ状の肉があったので、これをスライスして薄切り肉風にして使っていました。

米は長粒米を鍋炊き

ハンガリーでも、アジアンマーケットでジャポニカ米を購入することは可能ですがもちろん高いです。普段はスーパーで安い長粒米を買っていました。周りの日本人もだいたい長粒米を買っていましたよ。

ジャポニカ米のように甘みはないし、パラパラしているので、そんなにおいしいものではありませんでした。なので、日本にいる時よりパスタやパンを食べる機会が増えました。

米を炊くときは炊飯器ではなく、お鍋で炊いていました。日本だと炊飯器で炊くのが一般的ですが、オーストラリアでもハンガリーでも、多くの在住日本人がお鍋でご飯を炊いてました。

お鍋での炊飯は慣れると意外と簡単なので、下手に現地の質の低いライスクッカー(炊飯器)を使うより、お米がおいしく炊けますよ。


いいなと思ったら応援しよう!