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FGOの登場サーヴァントについて調べものをするとしたら……

昨今、柏書房さんの「歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる」や、戎光祥出版さんの「正伝 岡田以蔵」といった書籍の人気が高まった背景にソーシャルゲーム「Fate Grand/Order(以下FGO)」がきっかけ、と聞いて「FGOって何?うちの書籍や商品と何の関係があるの?」と思った方向けに簡単な調べものの仕方メモをおいておきます。

◆目次
・調べ物のためにプレイ開始するのは大変
・「マンガで分かるFGO!」シリーズはプレイヤー向けのマンガ
・登場する偉人や伝説上の人物は「FGO サーヴァント 一覧」で検索
・ストーリーに登場するサーヴァント
・イベントで登場するサーヴァント
・史実や伝承ではないFateシリーズのキャラクターもいる
・宝具演出
・触媒(ガチャを回す時のジンクス)
・ツイッター検索

・調べ物のためにプレイ開始するのは大変

 本気で「FGOというゲームを楽しんでみよう」と思うのでなければ、特に好きでもないのに始めるのはちょっと大変なゲームです。
2018年7月時点で全2部(実質全3部、第一部が7章+序章終章、1.5部4章、第2部が2018/4月よりスタート)で長大なクエストとなっており、ゲーム初心者には難易度も比較的高いゲームです。
 また、テキスト量を売りにしているだけ有って、単純にストーリーを追うだけでも時間がかかるゲームです。「調べ物」だけのために始めるのはお勧めできません。

・「マンガで分かる!FGO」シリーズはプレイヤー向けのマンガ

 マンガで分かる!Fate Grand/Order (以下マンガで分かるFGO)シリーズですが、これは「実際にプレイしている人を対象とした」マンガです。また、内容も初心者プレイヤーのために分かりやすく……というよりは、リヨさんのイラストによる独特の世界のマンガを楽しむ(その上でFGOをプレイしているとなんとなくネタが分かる……)作品群です。
 以前、「歴メシ!」の担当編集者さんが「マンガで分かるFGO」を読んでも良く分からなかった、という出来事もありました。
 こちらの記事はFGOで書籍の売り上げが伸びる例として分かりやすいです。

・登場する偉人や伝説上の人物は「FGO サーヴァント 一覧」で検索

 ゲームに登場する(登場キャラクターとして実装されている)偉人、伝説上の人物、最近では有名創作作品のキャラクター(シャーロック・ホームズなど)は作中では「サーヴァント」という存在として主人公に助力します。著作や製品に関連するこれらの人物が「サーヴァント」に含まれているかどうかを検索するのが一番早いです。

・ストーリーに登場するサーヴァント

 FGOの章分けとだいたいの内容は把握していても良いかも知れません。ただし、これらのタイトルに一致しない時代の登場人物も出てくる(例:2章のローマに中国系サーヴァントが登場したりする)ので
ピンポイントで探すのではなく「どういうサーヴァントがいるのかな」と横断して調べる際は、攻略サイトなどで各章の登場サーヴァントを把握すると良いかも知れません。

 ここで登場するサーヴァントは基本的に「いつでもガチャで召喚可能」ですが、人気の高いサーヴァントについては、イベントのように特にゲーム内の話題がなくても「歴メシ!」におけるギルガメッシュのように起爆剤となることがあります。
 とはいえ、そのギルガメッシュのように、各章のレアリティの高いサーヴァント(☆4~☆5)は期間限定で年に何回かしかガチャで入手できない、という場合もあります。

・イベントで登場するサーヴァント

「正伝 岡田以蔵」の起爆剤となった☆3サーヴァント、「岡田以蔵」はこのイベント限定サーヴァントに該当します。
※もともとのFate関連作品の初期には「東洋のサーヴァントはいない」という設定もあったため、日本の偉人、伝説関連は少なかったのですが、最近は数を増やしているようです。
 期間限定でプレイ可能なクエストとストーリーに登場し、召喚(ガチャによる入手)もその期間だけとなります。イベント期間外では話題にはなりにくい側面もありますが、イベント開催中は盛り上がる可能性が高いでしょう。多くのイベントは1回限りではなく、1~2年後に「復刻」と称して再び開催される場合があります。

・史実や伝承ではないFateシリーズのキャラクターもいる

 Fate Grand/Order はFate stay/nightに始まる一連の作品群の一つ、なので他のFateシリーズのキャラクターも「サーヴァント」として登場します。(場合によってはFateシリーズではありませんが原作の奈須きのこ氏の作品群からも登場します)
 こればかりは調べても原典はFateシリーズおよび奈須作品となるため、攻略サイトの各サーヴァントの「出典」を確認するのが早いと思います。

・宝具演出

 宝具=FGOにおける各サーヴァントの必殺技、と捉えれば問題有りません。調べているサーヴァント名と「宝具」で検索すればゲームでの演出も見ることが出来るので、推しの紹介時の役に立つことがあるかもしれません。

・触媒(ガチャを回す時のジンクス)

 狙ったサーヴァントをガチャで出すのはなかなか難しいです。
☆4、☆5の高レア(カードも金色)も当然ですが、場合によっては☆3も難しかったりします(今回の期間限定中の岡田以蔵など)
 藁にもすがる気持ちでプレーヤーは「触媒」と称してサーヴァントに関連する本やグッズを画面の前に供えて(!)ガチャのボタンを押したりします(これはFateシリーズの他の作品で、サーヴァントを召喚する際に、特定のサーヴァントの遺物などを「触媒」と称して儀式で使用することに由来しています)

ツイッター検索

FGO関連についてキーワードだけで検索すると、ユーザー数の多さから「萌え語り(キャラクターについてあれこれ想像する、場合によってはR18な内容も男女共に多々あり)」「ゲーム攻略」など情報が雑多になりがちです。Fate Grand/Order 公式アカウントの動向だけを追えば問題ないかと思います。

また、一般のファンやプレーヤーのつぶやきの中には検索よけとして、本来漢字やアルファベットの表記をひらがなにしたり、/で区切ってつぶやく(例:岡田以蔵を「おかだいぞう」や「岡/田/以/蔵」などとつぶやく)例がありますが、これは「堂々と見ないでね。こっそりつぶやいています」みたいな意図があるのでRTは控えるといいかもしれません。
(検索よけと思われていますが実際には不幸なことに検索にひっかかります) 

(例外としてユーザーの支持も多い制作スタッフのアンジョ=サンのアカウントがRTしたツイートなどは爆発的に反応が増えますがあくまでアンジョ=サンは個人のアカウントなのでマーケティング的に話しかけるのはNGでしょう)

以上、FGOでざっと調べ物をする際のポイントでした。

過去の代表作の雰囲気を見るにはこちらの動画が良いかも。情報量は過多なのでこれだけで把握しようとせずに雰囲気を眺める感じで

https://t.co/xs4xxpcArV?amp=1

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