次期総選挙に向けて候補者擁立を進める維新の会。維新の会として統一地方選挙の勢いに乗って国会でも議席を伸ばしたいところです。
しかし、勢いに乗るどころか勢いを削ぐような事態が発生しています。大阪維新の会府議団代表を務めていた府議のハラスメント疑惑が浮上したのです。この府議は代表を辞任し、離党届を提出しましたが大阪維新の会は最も重い除名処分にしました。
これでハラスメント疑惑は一先ず終わりを迎えたと思いましたが、新たに別のハラスメント疑惑が週刊誌によって報じられたのです。
またしても発覚したハラスメント疑惑
府議団代表に浮上したハラスメント疑惑。当初は厳重注意という甘い対応をしていましたが、最終的には除名処分という最も重い処分になりました。
この処分をもって維新のハラスメント疑惑は終わりだと誰もが思いましたが、新たな疑惑を週刊文春が報じました。
前回のハラスメント疑惑は大阪府議団代表でしたが、今回の疑惑は交野市支部の幹事長だというのです。相次いで役職者による疑惑が報じられるとは異常事態です。
さらに週刊文春によるとこの幹事長は、過去に街頭での威圧的行為が問題視され、関西写真記者協会から抗議されたことがあるというのです。
驚くハラスメントの内容
今回のハラスメントの発覚は、前述の大阪府議団代表のハラスメントを受けて実施した全所属議員を対象にした被害調査の過程で発覚したと言います。
その発覚した内容が驚くべきものでした。
一般市民にも知れ渡った暴力的言動。そして自らの力を誇示するような言動もあったと言います。
「ほんま次ないで」という言葉を素直に受け取ると、次の選挙での公認等を与えないと聞こえます。「ほんま次ないで」という言葉は政治生命を脅かしかねないものです。
このハラスメント疑惑について、被害を受けた方は週刊文春に「事実です」と語り、加害側と報じられた方は「申し訳なかったとお詫びした」と語る一方で、記者からの「恫喝やモラハラでは?」とのと言いかけに次のように答えています。
相次いで発覚したハラスメント疑惑。今ではハラスメントは社会問題と言っても過言ではない重大な問題です。
地方で躍進し、国政でも躍進を目指す維新の会には見本となるような対応をしてもらいたいと思います。