統一地方選の前半戦で躍進を果たした日本維新の会。気になる過去の選挙後
4年に一度の統一地方選挙の前半戦が終わり、道府県知事選挙、政令指定都市市長選挙、そして道府県議会議員選挙が終わりました。
まだ統一地方選挙の後半戦がありますが、大きな注目を集めたのが日本維新の会の躍進です。
大阪府以外で初めて知事を誕生させ、更に4年前の統一地方選挙で得た67議席から124議席への大きく躍進を果たしました。
日本維新の会のお膝元の大阪府議会では55議席を獲得し、大阪市議会でも46議席を獲得し、府市ともに単独で過半数を超えることになりました。有権者が日本維新の会に期待していることの表れだと思います。
ですが、日本維新の会は過去にも選挙の度に議席を伸ばしてきましたが、気がかりなことがないわけではありません。日本維新の会は急速に勢力を拡大してきたためか、前回までの統一地方選挙では不祥事を起こす議員がいたことも忘れてはならないと思います。
この不祥事を起こす議員がいることについて、日本維新の会に所属する藤田文武衆議院議員は、選挙ドットコムのYouTubeチャンネルに出演した際、チェック体制について言及していました。
藤田衆議院議員も言及する不祥事を起こさないようにするための対策ですがこの日本維新の会の不祥事はマスコミも社説などで取り上げています。
国会議員のみならず、地方議員であっても不祥事が注目される日本維新の会にとって、今回の統一地方選挙での躍進後にも同様のことが仮に起きた場合、有権者の期待を裏切ることになりかねません。
大躍進を果たしたことからもわかるように、日本維新の会の候補者に票を投じた人も多いと思います。ですが投票をして終わりにするのではなく、投票した議員がどのようなことを今後行っていくのかにも目を光らせることが民主主義にとって大事ではないでしょうか。
大躍進を果たした日本維新の会所属議員が、従前と同様に不祥事を起こすようなことがあれば、日本維新の会が掲げる全国政党化にも暗雲が立ち込めるのではないでしょうか。
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