Ubuntu Desktop 22.04.3 LTS から23.10 にアップグレードしてみた
今年の6月にメインをWindowsからUbuntuに乗り換えて、はじめてUbuntuを使うようになりました。これまで22.04 LTS を使ってきましたが、もともと新しもの好きなので、23.10にアップグレードしてみました。
これまで、22.04のアップデートについては、通知が出るたびに、素直にアップデートしてきましたので、22.04としては最新の状態だと思います。
また、デフォルトのUbuntuに、thunderbird、Dropbox、iPhoneデータへのアクセス、PDF加工、GISM、VLCなど、20〜30くらいアプリを追加インストールしてありました。必要最低限くらいのものだったと思います。PCの使用用途としては、ネット閲覧と物書き、ほんの初心者のグラフィック、音楽・動画鑑賞です。
これまでの大きなトラブルとしては、BOSEのヘッドホンのBluetooth接続ができなかったこと、古いCanonのレーザープリンタとEpsonのプリンタのネットワーク接続ができなかったことがありました。
まず、端末を開いて
sudo do-release-upgrade -c
をやると、22.04.3 LTS と確認できて、please upgrade と聞かれたので、ためらわず、yを押すと、すぐに始まりました。何度かアップグレードの確認を聞かれましたが、すべてyを押しました。
すると、アップグレードには数時間かかることもあります、という表示が出て、ためらわずy。
しばらく待機して、待つこと45分ほど経過した頃に、画面がクラゲからザリガニに変わりました!さようなら、クラゲくん!まだ、アップグレード進行中です。
Windowsのようにインジケータが進んでいくのではなく、端末で何をやってるか、確認できるのは安心できます。
90分ほど経過後、古いパッケージを削除しますか?とのメッセージがでて、「続行する [yN] 詳細 [d] 」と聞かれたので、ここで魔が差して[d]を選択すると、何やら表示されて、10分ほど抜けられず、cttl-cで脱出。アップグレードのプロセスからはじき出されて、端末はプロンプトに戻ってしまいました。
そこで、端末を再起動して、再び
sudo do-release-upgrade -c
を実行して、バージョンを確認してみると、23.04になっていました。そして、システムの再起動のプロセスが終わってないから再起動しろと言われたので、再起動して、
sudo do-release-upgrade
を実行。すると、「Ubuntu 23.10 のアップグレードが利用可能です。」「アップグレードしますか?」とのメッセージが出て、アップグレードのプロセスに復帰。ためらわず「今すぐアップグレードする」のボタンを押し、アップグレード再開。すると、すぐに「古いソフトウェアを検索しています」「サポートが中止された(あるいはレポジトリに存在しない)パッケージを削除しますか?」「226個のパッケージが削除されます。」「パッケージの削除に数時間かかることがあります。」と聞かれたので、「詳細 [d]」には目をくれず、「y」を押して、プロセス再開。約20分後に削除が終了して、端末はプロンプトに戻りました。
そこで、再度、
sudo do-release-upgrade -c
を実行すると、「新しいリリース '23.10' が利用可能になっています。'do-release-upgrade' を実行してアップグレードしてください」と言われたので、
do-release-upgrade
を実行して、再度のアップグレードが始まりました。すると、英語で、「Welcome to Ubuntu 23.10 'Mantic Minotaur'」などとメッセージが出て、「続行しますか」と聞かれたので、yを押すと、「パッケージマネージャーをチェックします」「変更点を確認中」「アップグレードを開始しますか?」とメッセージが出て、「アップグレードをインストールするのに数時間かかることがあります」「続行しますか?」ときかれたので、「続行する」の「y」を押して、アップグレード開始。
しばらく待っていると、約30分後に、ザリガニ座の画面が、迷路のミノタウロスの画面に変わりました!さようなら、ザリガニくん、短い付き合いだったね!
さらに待つこと約45分。ようやく、「古いパッケージを削除しますか?」とのメッセージが出て、今回は脇目をふらずに、「y」を押し、約7分で削除が終わり、システムの再起動を求められたので、再起動して、アップグレードが終了しました。
途中、なんだかわからないことをしてしまいましたが、ともかく「y」を押し続ければよかったなと思います。結局、アップグレードに要した時間は約3時間20分でした💦
途中は、端末にいちいちプロセスの実況中継が表示されていたので、フリーズしていないことは確認できていたのですが、やはりWindowsのように、インジケータで、プロセスのどのあたりにいるのか、という表示があったほうが安心はできるなと思いました。
23.10のミノタウロスくんの使用感については、またご報告したいと思います。
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