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真性包茎の手術を2回経験し「手術を受けて良かった」と心から思っている話

真性包茎の治療に感謝

センシティブなタイトルですが、記事を開いて頂き誠にありがとうございます。

今回は、私自身の幼少期の経験、真性包茎の手術について、少し個人的な話をさせていただきます。

男性限定、そしてデリケートな話題ゆえ、抵抗を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、決して下世話な話ではなく、真性包茎手術の経験者として得られた経験や知識を、同じ悩みを抱える方々、そしてそのご家族に共有したいという思いから記事を書いています。

私が最も伝えたいこと、それは「真性包茎の手術を受けて、本当に良かった」という心の底からの感謝の気持ちです。

この記事は、以下のような方々に特にお読みいただきたいと願っています。

・真性包茎に悩む当事者の方
・真性包茎のお子様を持つ親御様
・包茎で悩む身近な方への理解を深めたい方
・仮性包茎の方
・包茎についてもっと知りたい方

デリケートな悩みだからこそ、誰にも相談できずに一人で抱え込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

私の経験が、皆様の不安を少しでも和らげ、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。


「形が変」が怖かった

私が生まれた時から、明らかに真性包茎だったそうです。

産婦人科の先生から治療を勧められ、幼い頃から泌尿器科に通うことになりました。

そして、3歳の頃、最初の外科手術を受けることになったのです。

衝撃的な出来事のはずですが、なぜか全く記憶に残っていません。

しかし、残念ながらこの手術が上手くいかなかったようで、親と医師から「形が変になるかもしれないから、もう一度手術できる?」と聞かれた事は記憶に残っています。

当時4歳ほどの私は、真性包茎が何かは全く理解していませんでした。

しかし、「形が変になる」という言葉に、激しい恐怖を覚えたのです。

幼稚園児ながら、トイレに行く時やプールの時に人に見られたくないと強く思っていました。

その為、2回目の手術は、私が望んで受けたと認識しています。

1回目が記憶にない事とは反対に、2回目の手術は一生忘れられない出来事となりました。


手術とトラウマ


✳︎この章はかなり痛い表現がありますので、苦手な方は読み飛ばす事をおすすめします。

2回目の手術の日は、小学校一年生の夏休みでした。

手術後は安静にする期間が必要なので、夏休みの頭に手術が予約されていました。

手術当日になっても、「どこ」を手術するかは理解していたものの、「なぜ」「どのように」治療するのかは知りませんでした。

手術室に向かう前、診察室でズボンとパンツを脱ぎ、丸い穴の空いたふんどしのような白い布を付けられました。

看護師さんたちがたくさんいて、子供ながらに恥ずかしいと感じたのを覚えています。

手術台の上に乗り、母が横で付き添いながら手術が始まります。

まず局部麻酔を陰茎の根元に打つのですが、それが激痛で大声を上げ、大人たちに押さえつけられました。  

その後は麻酔が効いているので痛みはなく手術が進む…はずでした。

しかし、なんと手術の途中で麻酔が切れてしまったのです。

そして、小さな子供に麻酔を追加で打つのはリスクがあるという判断で、麻酔なしで傷口を約5針縫合しました。

つまり、急所を麻酔なしで5針縫ったということです。

悍ましい話ですよね…

この話を聞いた男性は皆、下半身を押さえてしかめ面になります…

麻酔が切れた理由について後で聞いた話によると、私は小学生一年生にしては体が非常に小さく、一度目の手術と同じ量の麻酔を打ったそうです。

小さいとはいえ体は大きくなっていたので量が合っておらず、手術の途中で麻酔が切れてしまったとのこと。

何度考えても医療ミスではないかと思うのですが、過ぎた事は仕方ありません。

また、当記事で伝えたいのは「真性包茎の手術をして良かった」ということです。

間違えなく人生で一番痛い経験でしたが、それでも手術して良かったと心から思っています。

それにしても自分の実体験ですが、こんな話がノンフィクションだなんて信じられません。

ちなみに、私は現在30代前半ですが、本当にこれ以上に痛い経験はしたことがありません。

骨折は二回経験し、うち一回は複雑骨折で手術もしましたが、包茎手術の方が何倍も痛かったです。

さらに、お恥ずかしながら肛門ポリープの切除手術も経験し、これも手術後に痛みが続きましたが、包茎手術と比べると大した事ありませんでした。 (この複雑骨折と肛門ポリープについても、いつか記事にしたいと思っています。)

まさに人生最大の痛みだったと確信しています。

20年以上経った今でも、寝苦しい夜は悪夢で手術台のライトが出てくる程に、トラウマとして脳に刻まれています。

しかし、安心してください。

今の医療技術では途中で麻酔が切れるような事はあり得ないそうです。

数年前、先ほど触れた肛門ポリープの手術を受ける時、過去に手術中に麻酔が切れた経験を担当医に話したところ、口を大きく開けて「信じられない…」というリアクションでした。

今の時代、絶対にそんな事が起きないよう仕組みがしっかり構成されているとの事です。

私の経験談は「20年以上前の医学の話」であり、今では絶対あり得ないと思ってください。

これから治療を受けられる皆様は、麻酔が効いている間に手術が終わるはずですので、ご安心ください。


手術後の試練

手術後、私は入院することなく退院しました。

しかし、そこからが新たな試練の始まりでした。

排尿の際、医師から患部の皮を剥くように指示されたのですが、手術の恐怖が蘇り、どうしてもできません。

案の定、尿はあちこちに飛び散り、下着も汚してしまいました。

その始末を見て、父は厳しく叱責。

情けないやら、痛いやら、本当に最悪な気分でした。

2週間後、抜糸を終え、夏休みは安静に過ごすことになりました。

術後数日間の痛みは想像以上で、特に夜は何度も目が覚めました。

そんな時、心の支えになったのは、手術のご褒美に買ってもらったスーパーファミコンの「マリオRPG」でした。

痛みを忘れ、ゲームの世界に没頭することで、私はなんとか辛い日々を乗り越えることができました。

ゲームに登場する「マロ」というキャラクターが泣き虫なのですが、その姿を見て意味もなく涙が溢れてきたのを覚えています…

夏休みが終わる頃には、痛みもほとんどなくなり、元の生活に戻ることができました。

今振り返れば、あの痛みも、成長するための通過点だったのだと思います。

1ヶ月さえ乗り越えれば、痛みは嘘のように消え、以前と変わらない生活を送ることができる。

痛みが無いといえば嘘になりますが、傷は時間と共に必ず回復します。

だから、包茎手術は決して恐れるものではありません。

ちなみに…

私が痛みを克服する頃にはマリオも仲間達と共に世界の危機を救い、レベルはマックスまで成長していました。

このゲームも私の人生を救ってくれた要素の一つで、本筋には関係ないものの、どうしても今回の記事で書きたかった話です。


思春期の戸惑い

中学3年生の頃、私はふと自分の体の変化に気づきました。

以前は全く剥けなかった皮が、勃起時に剥けるようになっていたのです。

しかし、それは一時的なもので、すぐに元に戻ってしまいました。

そして、ある日、事件が起こりました。

勃起した皮が元に戻らなくなってしまったのです。

私はパニックになり、どうすればいいのか分からず、ただただ戸惑うばかりでした。

しかし、ふと手術のことを思い出しました。

皮を切って、形を整えた…

その瞬間、「これが手術の結果なのだ」と理解しました。

手術の結果、私のペニスは綺麗な形になる事ができたのです。

もし手術前にこの変化を知っていたら、あんなにパニックになることはなかったでしょう。

この経験から、お子様に包茎手術を説明する際は、手術後の変化についてもきちんと伝えてあげてほしいと強く思います。

事前に知っているか知らないかで、心の準備は全く違うからです。


さて、ここまでが手術を受けて、その結果を実感するまでの話ですが、まだ「手術を受けて良かった」とは感じていません。

ただ、幼少期に手術を受け、思春期に体が変化したという認識でした。

この後、大人になってから手術に感謝をするのですが、以降は有料記事にしたいと思います。

匿名とはいえ大勢に知られるのは恥ずかしい、だけど包茎で悩む方には読んで欲しい。

そんな思いが入り混じった結果の有料記事です。

有料なので体験談も赤裸々に書かせて頂きます!

本当にご興味がある方だけ購入して読んでいただければ幸いです。


手術の恩恵

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