「走るという行為」を「生きる意味につなげると「ビジネス」になる
日経新聞(2022.1.28夕刊)に掲載されたプロトレイルランナー鏑木毅さんの記事「走るビジネス広がり無限」。そこから読み取れるのは、〔走るというシンプルな行為〕×〔生きる意味をつくる〕=〔ビジネス〕になる!という図式だ。個人の生きる意味を喪失しかねない時代にあって、生きる意味と結びつけるビジネスが、今求められている。示唆に富んでいて他に応用できそうなので、メモしてみた。
■「走るという行為」×【生きる意味をつくる!】
① 「己の価値観を追求する生き方」含めて応援したい
② 知名度を上げて個人のブランド力を生み出したい
③ モチベーションアップ
④ 自己啓発/個人のユニークな挑戦
⑤ 健康
⑥ 教育
⑦ 地域振興
⑧ 福祉
■「走るという行為」×【生きる意味をつくる!】=【ビジネス化!】
A. 地域のアイコンとしてのランニング文化を広げる/レースに関連した運営業務/大会の紹介・・(生きる意味②⑦をつくるビジネス)
B.クラウドファンディングで支援を募り、目標に挑戦する「共感支援型プロランナー」・・(生きる意味①②③をつくるビジネス)
C. 地元企業の後押し・・(生きる意味①②③⑦をつくるビジネス)
D. 走るノウハウやトップランナーのフォーム解析
・・(生きる意味③⑤⑥⑧をつくるビジネス)
E.コーチングビジネス・・(生きる意味③④⑤⑥⑧をつくるビジネス)
F. 有料制のランニングクラブ/ランニング専用ジム経営
・・(生きる意味③④⑤⑥をつくるビジネス)
メモ2「まちづくり」に応用してみる
■「まちづくり」×【生きる意味をつくる】
⑨自らの経験やスキル(専門性)、ネットワークを地元で活かしたい
⑩知名度を上げて街のブランド力を生み出したい
⑪地域の中に居場所をつくりたい
/多様な人がいられるインクルーシブな街にしたい
⑫資産価値を上げたい
⑬好きなことと社会をつなげたい
/自分の好きな場所、モノ、店を残したい
⑭事業をサスティナブルに継続させたい
■「まちづくり」×【生きる意味をつくる】=【ビジネス化】
G. コミュニティマネジメントのプラットフォームの組成と運営
・・(生きる意味⑨⑩⑪⑬をつくるビジネス)
H. おしゃれにリニューアル→地域ブランディング
・・(生きる意味⑩⑫⑬をつくるビジネス)
I. 空き家をプロデュースして資産活用/地域ブランディング
・・(生きる意味⑫⑬⑭をつくるビジネス)
J. 地元企業のブランディング支援
・・(生きる意味⑨⑩⑭をつくるビジネス)
K. お風呂屋さんなどの業態変革支援
・・(生きる意味⑨⑩⑬⑭をつくるビジネス)
L. 次世代の担い手の地域を超えたプラットフォームの組成と運営
・・(生きる意味⑨⑩⑭をつくるビジネス)
個人の生きる意味がつかめない時代、喪失しかねない時代にあって、それと結びつくことでビジネス化することが、今求められている。