ホロ絵企画体験記【12】
このホロ絵が出来上がるまでの過程を綴っています。
前回は、こちら。
🍀
ケルベロスと見つめ合って、微調整。
「ところで、ブーケどんな感じですか?」
そう。ブーケ。
あれからもボチボチ捜索しているが、ポージーホルダーに出会えない。
……ないなら作るまで。
Phantomの雰囲気がだいたい決まったので、なんとかいけそうだ。
ここ数日、ブーケホルダーの製作過程を脳内でイメージしていた。
「週末に時間とれそうなので、そこで作ります」
ホルダーは、手持ちの資材で間に合いそうだから、花だけ買ってくればいいはず。
Phantomの背景について、akkiy⭐︎さんから提案があった。
「割れガラスで、カオスな雰囲気出してもいいかも」
割れガラスを入れたサンプル画像もカッコいい。
「それでお願いします」と、その日は眠りについた。
その日は猛烈に眠くてたまらなかったので、あまり深く考えなかった。
🍀
翌朝。
たっぷり眠った私は、元気になっていた。
ついでに脳内の引き出しも、睡眠中に色々あさったらしい。忘れていた知識が、引っ張り出されていた。
「akkiy⭐︎さん、割れガラスのところ、イトスギにしたい」
手元に画像がないので、ネットで拾った画像を見本に添付。
何故イトスギなのかというと、Phantomが冥王だから。
イトスギは、冥王ハーデスの象徴。
子供の頃から星や神話に興味があった私は、小学生の頃にギリシャ神話にハマった。
その時の記憶が出てきたのだ。
イトスギ入れたい。
ハーデスは、姿を消す帽子だか兜だかを持っていたから、そういうモチーフもありかもしれない。
「イトスギきれいですね。入れたいです。……ところでこの画像、はみんぐばーどさんが撮影したものですか?」
akkiy⭐︎さんにイメージを伝えるためだけの間に合せ画像である。
フリーの画像サイトもあたってみたけれど、気に入ったものがなかったので、探しに行くことにした。
私たちがイメージしているブルーアイスという品種のコニファーずばりはないかもしれないが、その日の午前中は近くの自然公園で、イトスギ探しとなった。
しかし。行ってみたら、さすが自然公園。
カラスたちが、子育て真っ最中であった。
……そういえば、この時期に、この公園を歩いたことがない。屋内施設は、何度か来ているけれど。
まさか、こんなに恐ろしいとは。
公園内で子ガラスが飛ぶ練習をしており、警戒している親がけたたましく鳴きながら、周囲をパトロール飛行している。
気配から察するに、子育て中のカップルは一桁ではないだろう。
恐ろしすぎて、針葉樹林帯まで行けない。
カラスがいないあたりだけで、探すことにした。
ブルーアイスは自生林の中にはないだろうし、いいか。
……イトスギは見つからず、遠縁の仲間たちを撮影して帰った。
イトスギはなかったが、素材として使えそうか、akkiy⭐︎さんに見てもらうと「どれでも大丈夫そう」ということで、最終的に真ん中のニオイヒバを加工して使うことになった。
完成作品には、ニオイヒバと割れガラスの両方が入っている手のこみ具合もご覧いただきたい✨
Phantomの背景は、それ以外の素材も使い、akkiy⭐︎さんがめっちゃ頑張ってくれた力作です☺️
さて、次は、ブーケを作らねば。
続き。
🍀
いちばんさいしょ。
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