【読書感想文】スマホで書く「スマホ脳」の感想
歩きスマホをしていてスマホを落としてヒビ割れたスクリーンの”割れせんべい”みたいなスマホを持っている若者を電車の中でよく見かけて不注意だなぁって思いましたが、僕も最近SNSを見ていて手からスマホが落として慌ててしまいましたw
そんな事があってスマホが何で僕たちをこんなに夢中にさせるのか疑問に思い調べてみたらこの『スマホ脳』を見つけたので早速Amazonで購入。
筆者のアンデシュ・ハンセンはスウェーデンの精神科医です。脳科学の観点からスマホに警鐘鳴らしているのです。
第3章では「スマホは私たちの最新のドラッグである」と書かれています。
脳内の伝達物質ドーパミンはよく報酬物質と言われるけどそれだではなくもっとも重要な役割は何かに集中させる事である。ドーパミンはあなたにささやく「さあこれに集中しろ」と。ドーパミンが、満足感を与える行動を促すのなら、満足感はどこから来るのだろうか。 それには「体内のモルヒネ」であるエンドルフィンが大きな役割を果たしているようだ。ストレスのシステムと同様に、何100万年もかけて発達してきた報酬システムは人間が生き延びて遺伝子を残せるように人間を突き動かしてきた。
つまり食料を得たり、他人との付き合いのような人間のように群で暮らす動物にとって大切なことでドーパミン量が増えるのは不思議ではないが、スマホもドーパミン量を増やすのだ。 それはチャットの通知が届くとスマホを見たい衝動にかられる理由だ。スマホは、報酬システムの基礎的なメカニズムの数々をダイレクトにハッキングしているのだ。
怖いですね!
自分で行動を決めているつもりがいつの間にかスマホに行動が決められていると思うとゾッとします。更に作者は「かもしれない」が大好きな脳と続けて書いています。
1930年代の研究でレバーを押すと餌が出てくるようにした実験で、ネズミたちは時々しか餌が出てこないようにしたほうがレバーを押す回数が多かった。一番熱心にレバーを押したのは、餌が出てくる確率が3割〜7割の時だった。
人間でも同じような実験をしたら同様の結果が得られたそうです。
まさにギャンブルにハマっていく人間の心理ってそんな感じですね。
「当たるかもしれない」そういった人間に組み込まれた不確かな結果への偏愛がパチンコやスロットの椅子から離れられなくしいます。ギャンブルは長い目でみれば損するのがわかっているのに。
「もう少しこの台で打っていれば確変に入るのに」って若い頃はいつもパチンコ代でタバコをふかしながら思っていました。
このメカニズムをうまく利用しているのは、ギャンブルだけではない。チャットやメールの着信音が鳴るとスマホを手に取りたくなるのもそのせいで、「何か大事かもしれない」ことに強い欲求を感じ、実際メールやチャットを読んでいる時よりもドーパミンの量が増える。しかも「ちょっと見るだけ」とスマホを手に取るのを起きている間ずっとやっている。10分おきに。
完全にギャンブルやニコチン依存症と症状が変わりませんね。学生時代にはどっちも経験しました。パチンコは社会人になってすぐやめたけど、タバコは中年に差し掛かりやっと止めることができました。かれこれ15年ぐらいはタバコを吸っていた事になります。
この「スマホ脳」の読書感想文の大部分をスマホを使って書きました。
今では僕もスマホが片時も手放せません。ギャンブルやニコチンの依存症は克服できたと思いますが、このスマホ依存症はいつ克服できるんでしょうか?日常的に使うものだから完全にスマホを完全に日常生活から排除する事は難しいけど、程よい距離感で付き合っていけるかもしれないと思いました。
少なくとも、僕のスマホのスクリーンも”割れせんべい”にならないように歩きスマホはやめる事を誓いました。
皆さんの生活にも密接に関わるスマホについて書かれた本です。どちらかというとスマホに対して否定的な意見の本ですが、スマホは僕たちの生活に深く浸透していて切っても切れないものとなっています。皆さんも良かったら本書を読んでスマホと自分の生活習慣を見つめ直してみては如何でしょうか?
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