読書

2022.9.21

時期によって変動はあるものの、基本的には本を読むことが好きだ。小説、音楽書、キリスト教関連の書籍などを読んできた。
媒体は完全に紙派で、それ故に我が家には本がそれなりに多い。マンガ、楽譜、詩集などを合わせて一部屋が完全につぶれている状況で、2人目が生まれた今、その部屋をどうしていくのかが、目下の悩みどころである。
小説の中で特に好きなのが、小川洋子。「博士の愛した数式」が有名だが、あの作品は小川洋子にしては珍しく、欠けた部分が埋まる。しかし、小川作品の殆どは、独特な喪失感とそれが埋まらないままに終わり、それ故に、読後はしばらく呆けてしまう。何ともいえないアンニュイな雰囲気があり、「薬指の標本」がフランスで映画化されたのはまさにピッタリであったと思う。
好きな作家にもう一人、梨木香歩がいる。昔ながら、自然と共に、ゆっくりと丁寧な生き方、を感じる作風。中でも代表作「西の魔女が死んだ」は小説、映画共にボロ泣きした覚えがある。
最近は移動時間をラジコに費やしているため、ほとんど読めていないが、またじっくりと活字と向き合う時間を作りたい。


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